概要
名前通り本のモンスター。外見は本に目玉がついているという実にシンプルなものである。
本棚を調べると出てくるトラップモンスター。ひとくいばこ・ミミックやあくまのツボ、いどまじんらと同じくトラップモンスターの一種である。
『ドラゴンクエストⅦ』では通常攻撃の他、「イオ」、「ザキ」、「マホトラ」といった呪文を使う。
外伝作品での登場
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは、『テリーのワンダーランド3D』に登場。
物質系ランクDに属する。ステータスや特性は目立って優秀でも弱いわけでもない。入手方法が非情に特殊でモンスターの配合の際にスキルポイントを20以上ふったスキルを残して配合することで生まれたモンスターとは別に誕生する。ちなみにステータスは生まれたモンスターと同じでスキルは生まれたモンスターが引き継がなかった分を付けられる。
- 例:攻撃アップ、守備アップ、素早さアップをつけたおおがらすとHP回復、MP回復、異常回復をつけたやたがらす(スキルはそれぞれ20以上振っているものとする)を配合し守備アップ、素早さアップ、HP回復をつけたデスフラッターを産み出す→デスフラッターとは別に素早さアップ、MP回復、異常回復をつけた悪魔の書が産まれてくる。
…といった具合である。モンスターを1匹余分につくれてラッキーといったところなのだが、それを応用した使い道は多く例を挙げると…
- 特定のスキルを量産する
例えば闘神レオソードのスキルを量産したい場合。
闘神レオソードに適当なモンスターを配合。(闘神レオソードには20ポイント以上不利なおかつ産まれてくるレオソードには引き継がせない)→産まれてくる悪魔の書にレオソードスキルを引き継がせる→産まれたレオソードをまた適当なモンスターと配合しレオソードスキルを覚えさせる…を繰り返すことでスキルの所持モンスターと転生の杖(産まれる子供が装備したモンスターとおなじになる)があるだけでどんな貴重なスキルも好きなだけ増やせる。
- +値の高いモンスターを量産
悪魔の書の+値は生み出したモンスターとおなじになること利用したテク。
今作の新要素である究極配合を行うには+値99以上の同種モンスターを2体用意する必要があるが、+99にしたいモンスターと+99の悪魔の書を配合→悪魔の書を産み出す→+99にしたいモンスターと…の繰り返しで、究極配合の条件を簡単に満たすことができる。
- 特定のスキルの組み合わせで作れるスキルの量産
例えば、攻撃アップSPは攻撃アップ3と戦士をマスターして配合することで作れるのだが、ここで悪魔の書を使うと、攻撃アップ3と戦士をマスターしたモンスターを配合→産まれたモンスターに攻撃アップSP、悪魔の書に攻撃アップ3と戦士を引き継がせる。これで悪魔の書は攻撃アップSPを生産マシーンとして使うことが可能になる。
- 4体配合で産まれるモンスターを2体作る
例えばバベルボブルを4体配合で作る場合に、バルとベルをあくまの書が産まれてくるように配合して、同じようにボルとブルをあくまの書が産まれる条件で配合する。すると、普通に産まれたバベルボブルとは別に、産まれた2体のあくまの書同士を配合するとバベルボブルがもう1匹産まれる。これは、4体配合の『家系図の祖父母の部分が特定のモンスターである』という条件をあくまの書が満たしているからである。産まれてくるあくまの書にも♂の杖や♀の杖が影響するので、やろうと思えばわりと簡単にできる。
なお、同作ではメガボディの「だいあくまの書」、ギガボディの「魔王の書」がおり、次作の『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では「あくまの黙示録」「だいあくまの黙示録」「魔王の黙示録」がいる。
同系統のモンスター
- エビルバイブル
上位種に当たるモンスター。
- あんこくきょうてん
ニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストⅦ』に登場するエビルバイブルの上位種。
関連タグ
キラーブック…似たような敵キャラクター。