イオ(DQ)
いお
他のイオ→イオ
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。『ドラゴンクエストⅡ』で登場した「イオナズン」の下位呪文として「イオラ」と共に新設された。
大半の作品で「ベギラマ」などの上位呪文取得タイミングに迫るくらいに取得が遅いわりに初級呪文のせいか威力は控えめだが、敵が多数のグループに分かれて出てくるときは重宝し『ドラゴンクエストⅣ』のマーニャ、『ドラゴンクエストⅤ』のヘンリー、『ドラゴンクエストⅥ』のミレーユなどは唱えたくなるシチュエーションも多く、リメイク版の『ドラゴンクエストⅦ』ではマリベルが自力取得かつ早く覚えるようになったので猛威を振るう。
外伝作品トルネコの大冒険シリーズには『イオの巻物』が登場。
自分が今いる部屋(通路では周囲1マス)のモンスターに20前後のダメージを与えるアイテムであり、初期の階層で敵に囲まれた時やモンスターハウスに入ってしまった時などに有用となる手段のひとつ。
イオ系の爆発が何の属性に該当するかは作品によってブレがある(作品ごとの属性は「イオナズン」を参照)。
一般的なRPGで爆発と言えば上級炎魔法の定番であり、ドラゴンクエストシリーズでは「イオ」「イオラ」「イオナズン」の3段階が用意された『ドラゴンクエストⅢ』ではメラ系やギラ系と同じ炎系の扱いであったが、次作の『ドラゴンクエストⅣ』の段階で炎系の敵に効くこともあり、のとうだいタイガー+ほのおのせんし戦などで活躍する(同時期に始まったファイナルファンタジーシリーズの爆発魔法「フレア」は6作目まで無属性のため両方を遊んだことのある者はイオ系が炎系モンスターに通る事に大きい違和感も無かったりする)。
『ドラゴンクエストⅤ』以降は基本威力が『ドラゴンクエストⅣ』までの20前後から25前後に上がりコスパの良い攻撃呪文となっている。
ちなみに特技である「いなずま斬り」「いなずま」はデイン系ではなく、イオ系に分類されるし、『ドラゴンクエストⅨ』ではイオ系は雷属性として扱われている。
『ドラゴンクエストⅪ』ではデイン系が勇者の呪文であるためか分離して光属性となった。多くの敵に安定して有効だが炎のイメージが強い敵や物質系モンスター(特に金で出来た敵)には効きが悪い傾向があるのだが、キラーマシンに関してはシリーズで耐性が大きく違うので非常にややこしい(『ドラゴンクエストⅤ』→無効、『ドラゴンクエストⅧ』や『ドラゴンクエストⅨ』→良く効く、『ドラゴンクエストⅪ』→半減)。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』以降の作品では、???系の弱点にもなっている。