ドラクエを超えるのはドラクエだけ
概要
『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』は、1995年12月9日にスーパーファミコン(以降「SFC」)用ソフトと発売された。ドラゴンクエストシリーズとしては、SFCに発売された最後の作品である。
また、同シリーズの他の作品はよくリメイクされてきたが、本作に限っては長くSFC用ソフトのみであった。
そんな状況であったが、ついに2010年1月28日にニンテンドーDS(以降「DS」)用ソフトとして発売された。
『ドラゴンクエストⅢ』以来の新たな転職システムを取り入れ、二つの世界を行き来することでストーリーが進行する。
これは同シリーズの他の作品でもあったことだが(『ドラゴンクエストⅢ』、『ドラゴンクエストⅤ』、『ドラゴンクエストⅦ』)、他の作品とは違う点として序盤から頻繁に行き来するようになされている。
また、前作までのストーリーを沿う形でなく、本作においては中盤から一気に自由度が増し、プレイヤーにある程度進行を委ねる形となった。
本作でステータスに「かっこよさ」が初登場した。
エンディング曲の『時の子守唄』は元々この作品の為に書き下ろされた曲ではなく、1978年公開の劇場版『科学忍者隊ガッチャマン』に使用されていた曲だったが、すぎやまこういちが使われ方に納得がいかず権利を買い戻し再使用の機会を窺っていたところ、この作品のコンセプトを聞いて「これだ!」と閃き、使用される運びとなった。
随所にダイの大冒険のオマージュと思われる設定・展開が描かれているのも特徴。
主な登場キャラクター
プレイヤーキャラ
- 主人公:デフォルトネームは「レック」初期の肩書は「村の少年」。
- ハッサン:初期の肩書は「旅の武闘家」。筋骨逞しい。
- ミレーユ:初期の肩書は「謎の女性」。かなりの美貌を誇る。
- バーバラ:初期の肩書は「家出娘」。元気な女の子だが正体は驚くべきものが。
- チャモロ:初期の肩書は「ゲント族」。メガネ少年。
- テリー:初期の肩書は「さすらいの剣士」。旅の途中あちこちで出会うことになる。
- アモス:初期の肩書は「村の英雄」。意外な能力を持つ。
- ドランゴ:テリーが倒したドラゴン。しかし……
- ルーキー:スライム格闘場のオーナーから譲られるスライム。
その他の主なキャラクター
モンスター
- ぶちスライム
- バトルレックス
- キラーマジンガ
- リップス
- ファーラット
- オクトセントリー
- フェアリードラゴン
- おおイグアナ
- キラーグース
- アイアンタートル
- ストロングアニマル
- アロードッグ
- ヘルボックル
- テールイーター
- ヘルホーネット
- デスファレーナ
- おおうつぼ
- きりさきピエロ
- デビルアーマー
- レッサーデーモン
- ウインドマージ
- ボーンプリズナー
- エビルワンド
- エビルポット
- キラーウェーブ
- キラーマシン2
- シールドこぞう
- ハエまどう
敵勢力
その他
職業一覧
本作の職業は『ドラゴンクエストⅢ』と違いレベルに左右される事はなく、いつ転職してもレベルは変わらない。ただ職業それぞれに職業レベルが存在し、それをいくつか極める事により上級職への転職が可能となる。
また「まものつかい」の手でモンスターを仲間にする事ができるが、もちろんそのモンスターも職に就かせる事ができる。
よって、「モンスターの勇者」が誕生する可能性も十分にある(えらく時間がかかるが)。
基本職
上級職
隠し職
余談
女気の少ない作品なので、『Ⅳ』『Ⅴ』と比べると同人の動きは不活発で、同人作品もエロより陰鬱とした雰囲気のものが目立つ。
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド…本作の登場人物であるテリーやミレーユが登場するスピンオフ作品。
略称・表記ゆれ
DQ6 ドラゴンクエスト6 ドラゴンクエストVI ドラクエ6 ドラクエVI ドラクエⅥ
勇気ある戦い(ドラクエ):同作の通常戦闘BGM。更にはライフコッド襲撃イベントで村人が果敢に応戦している場面でも流れる。
幻の大地(サブタイトルや一部書籍などでこちらのタイトルが使用される)