デュラン(DQ)
でゅらん
狭間の世界へと渡る唯一の手段である天馬の手綱を恐れたデスタムーアの命により、“勇気”を司る夢の世界を統括しているゼニス王の治める『ゼニスの城』の封印を任されている四魔王最後の1人。
姑息な手段を嫌い、強き者と正々堂々と思う存分に闘う事に喜びを見出す四魔王一の武人でもあり、他の三人の魔王たちとは異なり、ゼニス王を始めとする城の住人たちの魂のみを封印し、城自体はヘルクラウド城へと改造し、己が居城として君臨。
主人公たちによって他の魔王たちが討伐され、更に彼らが伝説の装備を集めているのを知りながらも、世界各地に散らばる伝説の装備を揃えられないのであれば、真に魔族にとって脅威となる存在にはならないし、仮に集める実力を持っているならば、ここに招き入れた自身の手で討てばよいだけという考えの元、敢えて主人公たちを泳がせていた。
伝説の防具を全て揃えてヘルクラウド城を打ち破った主人公たちを“実力ある者”として認めると大事な客人として出迎え、彼らの実力を試すべく自身は以下の魔物やテリーを差し向け、彼らをも打ち破った主人公たちの実力を求め対決。なお、『星のドラゴンクエスト』などのシリーズ再現イベントなどでは最初にHPを全快してくれる事がある。
スーパーファミコン版では配下の魔物にしろテリーにしろ1戦でも負けると伝説の装備を全て奪われてしまうという恐ろしいペナルティが存在する。しかもそのうち1戦目で戦う魔物2体のうち1体はあのキラーマジンガである。奪われた装備はデュランを倒すことで取り戻すことができる。
ニンテンドーDS版以降のリメイク版ではそのようなことはなくなった他、1戦目を突破していた場合1戦目のみ再戦することもなくなった。
激戦の末に見事自身を打ち破った主人公たちの実力を認めると、主であるデスタムーアの存在を伝えると「今度わたしが生まれ変わった時も、おぬしと戦いたいものだな……」と言い残し絶命した。
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
本編中最後の旅の扉である「かがみのとびら」の主。
悪魔系最強クラスのモンスターだが、「ずしおうまる」と「ゴールデンゴーレム」の配合でしか生まれない厄介さがあり、肝心の強さも踊り封じ、息封じ、ギガスラッシュ、仲間呼びが無耐性と悲惨。因みに『テリーのワンダーランド』のVジャンプルールにおけるモンスターレートが系統中最高のモンスターで、無耐性が付いているモンスター自体デュランが唯一。
ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり
ゼビオン王が本性を現した後にクレティア女王によるクレティア奪還作戦の際に登場。その強さも健在でクレティアの親衛隊の隊長すら歯牙にかけなかった。ラゼル達とも刃を交え、今殺すには惜しいと撤退する。
その後、ラストダンジョンである闇の浮遊城の「魔獣×魔人×魔帝×魔竜」にて再戦することになる。ミュシャドやデスカイザー、ギガデーモンと並び魔王ザラームへの扉を守護する者としてそれぞれ立ちはだかるが、その強さは別格。特にある程度体力を減らすと攻撃力が上がり一瞬でパーティが崩壊しかねない。
原典の『ドラゴンクエストⅥ』で配下にしていたテリーは、「こいつは他の魔物とは違う」と警戒していた。