概要
『ドラゴンクエストⅣ』や『ドラゴンクエストⅤ』に登場しているモンスター。
4本の腕と4本の脚を持つ黄色系のライオンの魔物である。
意外にもドラゴンクエストモンスターズシリーズには最近まで出演していなかったが、『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』にてやっとお呼びがかかった。因みに魔獣系のCランク(一応『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』のような外伝系にも出演はしている)。
仲間としての性能
『ドラゴンクエストⅤ』では仲間にすることができる。名称は1匹目から順に「アムール」「シンバ」「ノボル」「ライアン」。シンバに関してはライオンキングから取ったと思いきや、ライオンキングよりもこちらの方が先出である。シンバの元ネタはスワヒリ語で、ライオンの意味。
初期Lvは3。最大Lv30まで育成可能で、「マヌーサ」「ちからため」「ルカナン」「かえんのいき」を習得する。賢さが非常に低く命令を聞いてくれず、賢さの種などで上げないと、なんとレベル15になるまで命令を聞いてくれないというアホさ加減。しかも早々にマヌーサを覚えるせいで、「マヌーサを唱えた!MPが足りない!」を連発してくれる。
ステータス・習得技能・装備可能な武具のすべてが中途半端で何故か百獣の王であるライオンというビジュアルに反して爪や牙を装備できないなど、強い思い入れが無いと前線で活躍させるのは厳しく、縛りプレイか趣味の領域だろう。ビジュアルはなかなかにカッコいいだけに残念である。敵だった時は2回行動してくるのだが、味方になるとその特性も消滅してしまう。
しかも生息域がデモンズタワー上層部のみで加入確率も1/32と低く、仲間になること自体気付かずにスルーしてしまったプレイヤーも多いといわれている。
バトルえんぴつ
バトルえんぴつにおいては最強候補として挙げられることもある。理由はミスも多い(3/6)ものの、攻撃しながらもう一度攻撃できる「もう一回ふる」が記載されている目が多い(3/6)ため。
出た目によれば「ずっと俺のターン」が可能なため、理論上どんな敵が相手でもワンターンキルできる可能性があるからである。ただし、攻撃できる可能性は●や★相手には各2/6、▲相手には1/6しかないので、ワンターンキルするためには相当な運か狙った出目を必ず出す技術を要する。
ドラゴンクエスト 天空物語
『ドラゴンクエストⅤ』のスピンオフである本作では序盤のデモンズタワー編に登場。紫の蜂一味の兄貴蜂達によって落とされたテン達に襲い掛かり、テンとソラ以外の仲間達を全滅寸前まで追い込み、最後はソラを傷つけられたことに怒ったテンが無自覚に放った「ライデイン」によって倒された。
ちょい役のやられ役に過ぎなかったゲーム版と異なり、その時点でのテン達にとっては絶望的な実力を持つ強敵・中ボスとして描かれた。
同系統のモンスター
通常モンスター
2回攻撃してくることがある上位種。『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅩ』に登場する。
- 大魔獣イーギュア
『ドラゴンクエストⅩ』と『ドラゴンクエスト どこでもモンスターパレード』に登場する青い色をしたモンスター。
Xのモノはいわゆる「場違い強豪モンスター」、ナドラガンドの氷の領界と闇の領界を繋ぐゲートの付近を彷徨いているが、下手にエンカウントすると3体で現れ、圧倒的に魔力から放たれる魔法とその筋力による物理攻撃双方でぶちのめされる事となる。
ボスモンスター
『ドラゴンクエストⅣ』に登場するボスモンスター。詳細はリンク先を参照。
『ドラゴンクエストⅩ』Ver.2のストーリークエストに登場したボスモンスター。
- ミュシャド
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』に登場する魔王ザラーム四天王の一角。「魔獣」の名を持つ。
デュランのようにフィールドには登場しないため、やんちゃモンスターや討伐数の報酬などはない。
- シーザーオライオン
アニメ『ドラゴンクエスト(勇者アベル伝説)』に登場するモンスター。