概要
初登場は初代『ドラゴンクエスト』。獣人の姿をしたモンスター。
初登場後はアニメやコミカライズには登場しているものの、本編作品ではめっきり出番がなくなってしまう。また、外伝作品のドラゴンクエストモンスターズシリーズやドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズにも登場したことがなかったため、以降『ドラゴンクエストⅨ』までの十数年間再登場を待つこととなる。
以降は3DSリメイク版の『ドラゴンクエストⅦ』や『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』など、出演の機会が増えている。
名前の語源はライカンスロープ(lycanthrope)こと“狼男”。
初代『ドラゴンクエスト』では高い攻撃力で主人公を圧倒するパワータイプで、呪文のラリホーには弱い。
『ドラゴンクエストⅨ』では初代ほど攻撃力は高くないが、攻撃されるとテンションが上がる「テンションバーン」を使ってくる。
ちなみに『Ⅸ』では久々に登場したためか「飾らない無駄がないスタンダードなカッコよさをイマドキの子に教えたい」として蘇ったとされている。
初代ドラクエのifを描いた作品であるドラゴンクエストビルダーズ、およびその続編であるドラゴンクエストビルダーズ2でも登場する他、どちらの作品でも友好的な個体と会話ができる。
初代ビルダーズの方では原作通りリムルダールに登場する。本来上位者であるはずのリカントマムルとナワバリ争いを繰り広げているらしく、中にはキラーリカントの下で修行をしている個体もいる。
戦闘では基本的に近づいて殴ってくるだけだが、時々姿を消してまた現れるという挙動を行う事がある。
大倉庫作成に必要な毛皮を落とすので、人によってはお世話になったこともあるだろう。
2の方ではムーンブルク編に獣魔兵団の兵士として登場し、脱走兵として兵糧らしきあんサンドを持ち逃げしたリカントも見ることができる。
『ドラゴンクエストⅢ』に登場するグリズリーの上位種「ダースリカント」の子孫という説があるが、真相は不明。
関連モンスター
- リカントマムル
リカントの亜種。
「マホトーン」でこちらの呪文を封じ込めてくる。『ドラゴンクエストⅨ』ではリカント同様「テンションバーン」を使用。
- キラーリカント
リカントの上位種にしてリカント族最強の殺し屋。
呪文を使わず、ストレートに攻撃を仕掛ける。
『ドラゴンクエストⅨ』では爪を振り回したり、スカラを使用。やはりこいつも「テンションバーン」を使用する。
- ドドンガ
アニメ『ドラゴンクエスト 〜勇者アベル伝説〜』に登場する大型モンスター。彼もまたリカント一族である。
- 獣魔将軍リカンタス
漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』に登場する獣王グノン配下四天王のひとり。