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ドラゴンクエストⅨ

どらごんくえすとないん

スクウェア・エニックスより発売されたドラゴンクエストシリーズの第9作目。正式タイトルは『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』。
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そして、僕たちは天使と呼ばれていた


概要編集

前作までのシリーズ作品はハードだったが、今回はナンバリングタイトル初の携帯ゲーム機での新規作品となる。前作での広大なフィールドや等身大のキャラはそのままだったものの、画面が狭くなったためや容量の関係で、頭身が縮みにフィールドが狭く感じてしまいこぢんまりとした印象になってしまった。ただし、プレイしていくとその違和感は無くなってくる。


ゲームシステムは『ドラゴンクエストⅢ』以来となる、仲間キャラの作成が復活している。発売前は戦闘システムが大幅に変更との発表もあったが、従来通りのコマンド選択式バトルとなっている。

また、特定のレベルアップ時にスキルポイントを獲得し、スキルを習得できるのは前作『ドラゴンクエストⅧ』と同じ。相変わらずスキルの振り直しは出来ないが、転職を使えばスキルポイントを稼ぎやすいので前作の様にスキル配分のミスで半ば詰みかねない状況が産まれる可能性は限りなく無くなった。


ストーリーと並行して、特定のキャラから「クエスト」と称する依頼を受けることがあり、成功すると各種アイテム、新しい職業を得られる。

また「宝の地図」というアイテムを入手することでランダムに作られるダンジョンに挑むことができ、新規のボスはもちろん、歴代作品のラスボス・裏ボスキャラと対戦できる地図も存在する。


ラスボスを倒すとエンディングとなるのはこれまで通りだが、今作ではエンディング後の世界で冒険することができ(今まではエンディング後に隠しボスが追加されても時系列的にはラスボスを倒す前に戻されていた)、むしろ「エンディング後が本番」とばかりにやりこみ要素が満載の作品となった。


回数にして3回、年数にして2年弱の発売延期という、ドラゴンクエストシリーズの歴史に残る延期騒動となった。特に先行予約開始後の延期というのは前代未聞である。


ゲーム情報編集

機種ニンテンドーDS
ジャンルRPG
発売日2009年7月11日
価格5,696円→(廉価版)2,800円
開発レベルファイブ
販売元 スクウェア・エニックス
イメージ無題
CEROA(全年齢対象)

ドラゴンクエストシリーズの中でリメイクと移植をされていない作品の一つ。

現在では前8作が有料買い切りアプリとしてスマートフォンに対応、後続の『ドラゴンクエストⅩ』『ドラゴンクエストⅪ』が現行機種全てに対応しており、後述のWi-Fiサービス終了により現在では最も満足にプレイするのが困難な作品となっており、何かしらのアクションが求められている。


一方で物語の時系列上は様々な関連作品が出ており、

ナンバリングタイトルの『ドラゴンクエストⅩ』、外伝作品の『ドラゴンクエストウォーク』はこの作品の時系列の未来を描いた作品になっており、これらはファン間の通称で「箱舟シリーズ」と呼ばれている。


通信機能編集

携帯ゲーム機での発売となり、Wi-Fiすれちがい通信を用いた他プレーヤーとの連携がこれまでのリメイク版以上に強化され、複数のプレーヤーによるマルチプレイが導入されている。


特にすれちがい通信は社会現象となり、発売から2010年3月4日までに「ワイヤレス通信を通じて、延べ117,577,073人がすれちがったゲームソフト」としてギネス世界記録に認定されている。そのおかげか、シリーズでは最も売上が多く、サードパーティーの売上本数最高記録も2011年2月頃まで持っていた(現在は『モンスターハンターポータブル 3rd』が通常版単独で約450万本、廉価版合算で約478万本と上)。発売当時の『ファンロード』誌上では、コミケ会場ではほぼ入れ食い状態だったことが報告されている。


またWi-Fiで公式サイトから追加シナリオをダウンロードできた。2014年5月中旬にニンテンドーDS・Wii用の通信サービス「Wi-Fiコネクション」がサービスを終了してしまったため、以後はマルチプレイを除いた通信要素はほぼ全て利用不可能となっている。


配信クエストのみ、既に配信クエストを解放済みの人とマルチプレイを行えば受注は可能であり、『アニメディア』の読者ページでは、すでにサービス終了してしまってからこのゲームを始めたために、中古でクリアデータ入りのソフトをいくつも買いあさったプレイヤーの体験談が掲載された。


現在では有志がSNSなどで配信クエスト配布会などと称してオフ会を開催し、配信クエストを配布しながら、配布会に導かれし者たちとすれ違い通信を楽しんでいる事があるので、今から『ドラゴンクエストⅨ』を1から満足にプレイするにはその様な有志の集いに参加するか、配信データ入りのソフトを見つけ、自前でDSとソフトを複数台用意するセルフすれ違いをしない限り満足にプレイするのは不可能となっている。


あらすじ編集

主人公は「天使」。天使達は人間の影から見守り、手助けをして暮らしている。彼らの目的は神様に会う事。人間達からの感謝の気持ちである「星のオーラ」が十分に溜まると「世界樹の木」に「女神の果実」が実り、神の国へと行けるのだという。


ついに星のオーラが溜まり、女神の果実がなったが、ある事件が発生したことにより、果実は全世界へと散らばり、主人公も地上へと落ちてしまう。


登場人物編集

CVは基本的に『ドラゴンクエストライバルズ』・『ドラゴンクエストライバルズエース』のもの。

主人公編集


主要キャラ編集

ドラゴンクエストヒーローズシリーズでも担当。


天使界・神の国編集


サブキャラ編集

  • 長老オムイ
  • パル
  • ポギー
  • ティル
  • ミロ
  • キャプテン・メダル
  • ニード
  • セントシュタイン王
  • メリア姫
  • ソナばあさん
  • クロエばあさん
  • ルーフィン
  • エリザ
  • ダーマ神官
  • ラボオ
  • ユリシス女王
  • ジーラ
  • ラボルチュ
  • モザイオ
  • ドン・ヤドロク
  • クロース


敵サイド編集

初登場のモンスター編集


ボスキャラ・モンスター編集


宝の地図のボス編集


配信クエストのボス編集




職業編集

基本職編集

ルイーダの酒場で登録する際に選べる職業。守護天使だった主人公は必ず「旅芸人」でスタートする。


上級職編集

指定されたクエストをクリアすると転職できるようになる。


余談編集

この作品のモンスターの設定は従来のイメージを打ち破るものが多い。特にだいまじんの「デビルアーマーは左から話しかけるとギャル語で答えてくれるという噂を流布している」というのはその典型。


関連イラスト編集

星空の守り人913

DQ9~女神の果実と守り人

楽屋裏ドラクエ9、10周年おめでとうございます


関連タグ編集


外部リンク編集

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