概要
本編
主人公が初めて訪れる大都市で、近隣有数の都市国家でもあるセントシュタイン王国の王女として登場する。心優しく清純な気質をしており、城の皆に愛される姫君である。そんな彼女は、黒騎士レオコーンにつけ狙われており、依頼を受けた主人公がレオコーン征伐に乗り出す…と言う王道的なストーリーのヒロインだった。
だが、救われるのを待つだけのローラ姫と違って自ら行動し、調査の結果自分が狙われたのはレオコーンのフィアンセであるメリア姫に似ていたのが理由だったのを知ると、魔物が徘徊するルディアノ城の跡地にまでやって来てレオコーンとダンスを踊ってあげることで彼を成仏させた。
その後、主人公はじめ王宮の学者や軍人達とも協力してレオコーン出現の原因になったルディアノの歴史を調べる事となる。
配信クエストにて
クリア後に配信される追加クエストには彼女がらみのイベントが多い。特に大がかりなのが、ルディアノ関係のイベントである。自分がルディアノの末裔でもある事を知ったフィオーネ姫は、町民達が開催した「ルディアノに帰ろう団」への協力を申し出る。
それらのクエストをこなした上で姫が発見したセントシュタインとルディアノの隠された真実に迫った時の物語は、追加クエストの珠玉とも言える名場面を呈する事となる。
フィオーネ姫にまつわる人々
- 王様
フィオーネ姫の父君で現セントシュタイン国王。主人公がレオコーンを倒さなかった時に理不尽な叱責をするなど、当初は嫌な印象を与えるが、ストーリーが進むにつれて味のあるキャラになる。堂々たる体躯とふさふさしたヒゲのたくましい風貌に似合った好人物で名君(最終的にはレオコーンにも同情していた)。宿屋グランプリの主宰者でもある。
- お后様
フィオーネ姫の母君。過保護なまでに娘を心配しており、フィオーネの無鉄砲な行動を諫める。感激屋でしょっちゅう泣いている。
- イロホン
いかがわしい本ではなさそうだ。王宮に仕える老人で、歴史書を調べている。フィオーネ姫にかかわるクエストのキーマン。でも、言動が何だかいやらしい。
- マリッサ
どこかで聞いたような名前の女魔法使い。帰ろう団のリーダー的存在。怒ると仲間を攻撃呪文で黒こげにするらしく、恐れられている。
- リューマ
某幕末の志士みたいな名前だが、日本人ではなく中国風の衣装を着た武闘家。地味な存在だが、人を見る目と求道心は本物。メイドさんに気がある。
- メイドさん
お城に仕えるメイド。リューマの依頼で登場し、ある武器を条件に加入。「自分より強い人が好き」と言うだけあって前職は女戦士だったらしく、リューマは彼女に告白できるように強くならねばと言っている。