ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

きみのことがだいだいだいだいだいすきなひゃくにんのかのじょ

『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』、通称「100カノ」とは、日本の純愛ハーレムラブコメ漫画及びそれを原作としたアニメ作品。 主に「ヒャクカノ」「ヒャッカノ」と略される。
目次 [非表示]

「好き」っていいたい!いわれたい!


彼氏1人、運命の彼女100人!?

だけど、誰も脱落しない!させない!!

主人公とヒロインの純愛ハーレムラブコメ


みんなちがって、みんなすき♥


書籍情報

原作中村力斗
作画野澤ゆき子
掲載雑誌週刊ヤングジャンプ
レーベルヤングジャンプコミックス
単行本既刊17巻(2024年3月現在)

概要

2019年12月26日より連載されている。

WEB漫画サイト「となりのヤングジャンプ」「少年ジャンプ+」などにも掲載されている。


ジャンルとしてはラブコメ漫画であるが、作品名の通り一人の主人公と100人の彼女が付き合うという常軌を逸した設定となっているのが特徴。

そのあまりにも無謀が過ぎるテーマから連載前は危険分子扱いされていたものの、蓋を開けてみると色々な意味ではじけたギャグ展開(メタ発言や下ネタにパロディのオンパレード)や濃すぎる登場人物、読んでいて癖になる会話劇、なんだかんだで既存のラブコメ作品のテンプレもしっかり取り込んだ内容から好評を呼び、次にくるマンガ大賞2020」でコミックス部門第二位を獲得した。



ヒロインを誰一人モブにもゲストにも使い捨てにもせず、レギュラーキャラ&メインヒロインとして扱う・追加していくその設定から、

「原作の中村は影が薄いキャラを作ることなく100人達成できるのか?」

「作画の野澤は100人達成まで完璧に全員をページに収め続けられるのか?」

という一種の挑戦企画的な楽しみ方もされている。

169話現在、彼女の人数は28人に到達しているが、未だに破綻も妥協も見受けられず、フキダシの量もコマあたりの登場人数も増加する一方である。ただし仮に100人もの彼女を全員登場させようと思った場合、現状のペースだと単純計算で単行本の巻数に直せば、

 (既巻17巻+未収録約2巻分)÷28人の彼女たち=彼女一人あたりの登場に掛かる巻数✕全員(100人)登場=約67巻

かかり、アニメのクール数に直せば、

 約67巻÷1クールあたり約3巻=約22クール(つまり約22期、放送期間で言えば丸五年半

掛かることになる。


あらすじ

今の今まで100人の女性にフラれ続けてきた愛城恋太郎は、中学卒業の日に縁結びの神様から高校時代に100人の運命の人が現れると告げられる。

だが運命の人と巡り合うことで一生分の運気を使い果たしてしまった女の子は、もしもその相手を逃せば一生分の不幸を身に受けて死んでしまう

100人の女の子の命を守るため、恋太郎は100人の女の子との交際を決断する。


こうして、愛城恋太郎のDEAD・OR・LOVEなトンデモ学園新生活が始まるのであった。


登場人物

※最新話までのネタバレ注意

愛城恋太郎

主人公。

100人の女性と結ばれる運命の下に生まれた、愛に生きる、あるいは怪物(モンスター)。


恋太郎ファミリー

恋太郎の彼女となる女性たち。総勢で100人いるとされており、第169話時点で28人が登場済み。アニメに登場し、声優も決定しているキャラクターは太字で記載。

詳細は上記リンクおよび個別記事を参照。

数字は加入の順番だが、羽香里と唐音だけは恋太郎と同時に出会って加入している(便宜上、告白した順で羽香里を1、唐音を2としている)。


ファミリーの親族

  • 羽香里の父

CV:石田彰

羽々里のかつての恋人であり、中性的で儚げな容貌の少年。そして、厳密的には遺伝子的な羽香里の父である。羽香里が生まれる直前に中学生という若さで亡くなるが、恋太郎の前に幽霊として登場した。羽々里だけでなく、娘の羽香里のことも愛しており、恋太郎に二人を奪ったことに文句を言い覚悟を確かめようとした。しかし、恋太郎に羽香里と羽々里を託して、(恋太郎の良い子がすぎる性格に安心しすぎて後悔が消し飛び)凄まじい勢いで成仏した。

そのミステリアスで儚げな雰囲気から、アニメ化前から石田彰のキャラっぽいと言われていたが本当にCV石田彰になってしまった


知与の父で恋太郎の叔父。妻を本編開始前に亡くしており、男手一つで娘の知与を育てていた影響もあってか彼女を溺愛している。恋太郎からは叔父さんと呼ばれつつもお義父さんと呼ぶ事を促す、娘のデートの為に恋太郎の人形を片手に女装して遊園地を下見するなど、ある意味では娘以上にキャラが濃い。


  • 楠莉の両親

娘と同じく不老不死の薬の影響で8歳の身体をしており、見た目もほぼ同じ。

前例がある為、母親との対面時に恋太郎はビビーンを警戒していた(母親とはビビーンこそしなかったが祖母がビビーンする結果となった)。

その見た目の同一度合いから恋太郎は「楠莉バニアファミリー」と評した。


  • 静の母

CV:米澤円

静の父、つまり夫は海外出張で家を空けがち。

静の初登場回で回想に登場。しっかり話せず、本を使って会話する娘に手をあげ、喋ることを強要しながら静の事を「変な子」と呼んでいた。

この話だけを見ると娘に寄り添わない毒親に見えるが、後々の話で事情と真相が判明し、彼女なりの苦悩があったことが明かされた。詳は静の個別項目を確認されたし。

ちなみにこちらも恋太郎はビビーン(運命の人)を警戒していた(流石に「ノービビーン」で終わった)。


  • 院田一家

唐音の家族。両親、祖父母、姉、弟、甥、姪がいるが、全員の名前は唐音と同じく「唐」から始まる上にやはり揃ってツンデレ気質(生後8ヶ月くらいの子供もツンデレなので恐らくは遺伝的なもの、母は祖父母と夫に影響されたものであると思われる)。単行本17巻のおまけではペットのハムスターまでツンデレなことが明かされた。

唐音同様一周回って素直であり、家族仲自体はとても良好。

恋太郎からは「大乱闘ツンデレファミリーズ」と評されている。


学校関係者

  • 馬場杏(ばば あん)

CV:くじら

高校の教頭先生。元・陸上選手(全種目)であり、ブーケトスの際には元・砲丸投げ日本代表の実力を見せつけた。学校では校則を破った生徒を追いかけ回し、挙げ句の果てにはディープキスで制裁するやべーやつでもう妖怪扱い。楠莉に皮膚がただれる薬を顔面にかけられた際には、3時間かけて塗った土壁のように分厚いファンデーションのお陰で助かった。いっぱい稼いで出張ホストの若い男とディープキスしたいがために教頭を続けている。

アニメではやたらとヌルヌルの作画で描かれており、恐怖を感じられるような演出も追加され、くじら氏の怪演も相まってより妖怪感が増しており、一部では「1人だけ『ダークギャザリング』(ジャンプSQで連載されている悪霊との戦いを描くホラー漫画)の世界観にいる」や「この人を彷彿とさせる」という声も上がった。さらには第2話から登場した金髪の男子生徒を気に入っているようで、アニメ1期最終回のエンディングでは廊下を走っていないにもかかわらずディープキスを連発したりしている


  • 司書

CV:大西亜玖璃

原作では恋太郎が静に勧められた本を借りようとした際に図書館の利用の注意を行っただけの登場。

アニメでは、恋太郎との出会いで楽しそうな静に仲良さげに話しかけるシーンが追加された。彼女は恋太郎にアプリを貰う前の静が元々行っていた、本での会話に嫌な顔をせずに対応していた為、恋太郎と出会う前の静の事を理解してくれる数少ない人物であったことが判明した。


  • 雉根田兎留々(きじねた とるる)

高校の新聞部部長。父もマスコミ関係者。名前を「とろろ」や「ととろ」などかなりの回数で間違えられている。

謎に包まれた美女という事で愛々をしつこく追い回しており、今までは撮る前にミスディレクションされていたが、「全集中・記者の呼吸」というどこかで聞いたことのある技を使用し、全身像を写すことに成功し記事にされてしまった上、「次は素顔を暴いて見せ…」と兎留々は単なる記者としての好奇心から行っているが、愛々の事情を知っている恋太郎ファミリーにとっては許せない行為であった。

そのため、彼女モンスターの恋太郎は新聞の全回収をした上で新聞部に火を持って交渉をしに行こうとしていたが、理事長の羽々里が代わりに交渉する事で止められた。

しかし、その羽々里の交渉も(娘を含めた)恋太郎とのお付き合いをネタに脅されたことで止めることが出来なかった。

その後、愛々は美々美との特訓で新たなミスディレクションを取得し、再び写真に写らないことに成功し、彼女は代わりに写った美々美を記事にしたらしい。


何気に今まで触れられていなかった「第三者から見た多人数と付き合っている恋太郎」について言及した数少ないキャラであり、今後ファミリーの敵となりうる存在かもしれない。また彼女は恋太郎とは直接顔を合わせていない為、逆にファミリー入りする可能性も無きにしも非ず。


その他

  • 浅川さん

CV:天野聡美(神様の回想に出てくるラピュタのシーンのバルスの声と兼任)

恋太郎が中学校の卒業式で告白し、累計100回目に振られた人。明るく気さくで優しい恋太郎のことは人としては好きだが、恋愛対象として見ると反吐が出るとキツすぎる一言を宣った。


  • 友人A

CV:山田美鈴

第1話にだけ登場する恋太郎の友人の男性(?)

卒業式の日にフラれた恋太郎をフォローになってんだかなってないんだか分かんない言い方で励ましてくれた。その後も恋太郎の身の上を読者に説明してくれたり、恋太郎の異常性をイジリ倒すなど、やたらと濃いキャラクターをしていた。

こんなキャラ性な上、1話限りのキャラにしてはやたらとキャラデザも凝っていたこと、アニメ版ではキャストが女性であったことから、読者の中では「本当は女で、彼女の1人として再登場するのでは?」と考察されていたりと、再登場を熱望されている。


CV:千葉繁

恋太郎が中学の卒業式の帰り道に行った神社の本尊。そして本作における全ての元凶


  • 呉莉羅連合(ごりられんごう)

21世紀初頭に結成された暴走族(ナノペディアより)。

女総長(CV:斉藤貴美子)とその彼氏のユウ君(CV:榊原優希)の撮影権を獲得するため、総員でブーケトスイベントに参加する。みなゴリラに似た顔つき、体つきだがメンバーのサブゴリラ(CV:紡木吏佐黒木響)も女性声優が当てているためレディースなのかもしれない。

使い捨てキャラかと思いきや、その後も何度か登場している。総長が筋の通った女傑であり唐音と(ある意味)友人になったこともあって、根は爽やかな連中である。単行本2巻のカバー下では総長とユウ君が運命の人カップルであることが明らかになった。

アニメオープニングにも登場。


  • 寺野サウル子(てらの さうるこ)

恋太郎ファミリーと女子野球の練習試合をした寿裸漆区(じゅらしっく)高校の3年生。ストレートしか投げられない代わりにパワー全振りのピッチャーで、バットさえも弾く威力をもつストレート「暴君竜の大砲ティラノ・キャノン)」なる技をもつ。

名前の由来はティラノサウルス


  • 辺路木ラプ子(べろき らぷこ)

同じくキャッチャーの3年生。「キシシ」と独特な薄ら笑いを浮かべている。サウル子とのバッテリーは「必狩双竜デステニーハントバッテリー)」という異名(自称)をもつ。

名前の由来はヴェロキラプトル


  • 責任感の申し子

まだ舌足らずで幼いが、自分が悪かった際にはしっかり謝ることができる…どころか「死にまちゅ」と命を賭そうとする責任感を持つ少女。

初登場した47話では転んだ拍子に芽衣が恋太郎と選んだ羽々里へのプレゼントにする予定だったハンカチにソフトクリームをぶつけてしまうが「まだ羽々里へプレゼントする前だった(=プレゼント後だったら死なせてた)」ので許された。


その回だけのゲストかと思いきや121話で母親を連れて再登場。ニルヴァーナファミリーの試遊で操作を誤って凛の人形に車をぶつけてしまうが、バイオレンスを好む凛だったので許された。


  • 九織ティーナ(くおり -)

62~63話にて春の学園祭で呼ぶはずだったアイドルが来れなくなったため、当時のファミリーメンバー13人が代わりに出ることになった際のレッスンのコーチ。

元トップアイドルで、どんな無名グループも必ず成功させると有名らしい。かつて高いクオリティを武器にアイドル会をのし上がってきた過去からクオリティにこだわる。というかやたらクォリクォリ言う。

ステージ成功のためにクオリティの高いメンバーだけで本番に出ることを提案したがファミリーに拒否された結果コーチを辞退。本番当日に無理に本来来るはずだったアイドルたちを学園に(こちらのコーチもしていたらしくその縁で)呼び、ファミリーを潰そうとするが彼女たちのひたむきなステージ姿に初心を思い返す。


その回だけのゲストかと思いきや、ファミリーが26人となった後、152話でまさかのアイドルネタが2度目となり再登場。前回ステージに立った13人が用事で出られないことから新メンバー13人をコーチする。


  • やるやる三姉妹

野球の練習試合で恋太郎ファミリーの助っ人を頼まれた三姉妹。


  • やるやるパパ

やるやる三姉妹の父親。地区運動会で恋太郎と一緒に騎馬戦で戦ってくれた剛の者。


  • 野澤ゆき子(野澤先生)

この漫画の作画担当。原作ネームでの作画負担への配慮を無視してでも全員をコマ内に収め続けるなど、恋太郎が知る限り世界で「最もキツい仕事をしている人」で愛の化身。過労により全身がアトムのようにガチガチに凝り固まっている。

プライバシー保護のため本人や仕事場などにはモザイクが施されて登場。自分が描いた登場人物が自分を訪ねてくるという異常事態に夢・幻覚を疑い、なんだかんだで恋太郎にこの漫画のアシスタントをしてもらった。

ちなみに上記の神がラピュタを見ながら酒も飲んでいた場合、ヒロインの一人になってしまう可能性があった様子。

のちに本作アニメ化の際に行われた、同誌で連載していたラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい』の原作者である赤坂アカと本作の原作者である中村力斗の対談では、この回を意識してなのか中村がモザイク状態で登場していた。


百八との顔合わせ回で初めて登場。

恋太郎ファミリーがみんなで飲み会をしようとした際、前日の全員の夢の中に現れ「ダメでーす」とお酒やお酒に近しいものを飲むのを禁止。恋太郎がドラえもん前例があると反論しようとしたが、「その頃とは時代が違う」と逆に言い返されてしまった(楠莉曰く、酔ったみたいになる薬もダメだったらしい)。

もちろん、恋太郎や一部のファミリーメンバーはそれも叩き潰して飲み会を決行しようとしたが、そもそも倒すことが無理と告げられ、恋太郎達は仕方なくお酒を飲まない強引な方法で酔っているような状況を作った(裏を返せば、その気になれば恋太郎は大いなる存在には一応勝てはするという事が分かる。しかし、その倒す事自体がなかった事にされるという事も示されている)。

育の一人ケツバットはスルーされ、紅葉からは揉み心地も悪いと酷評されている。149話では美々美と入れ替わった百八が飲酒しようとした事で一瞬だけ姿を現しており、コンプライアンスに触れそうになると現実世界でも干渉できる模様。

好きな人の為ならばどんな障害も乗り越える恋太郎が数少ない敗北を喫した存在であり、唯一恋太郎ファミリーが恐れる存在である。


130話で登場した上記の大いなる存在からの派生(?)

後述のアニメ化について同様の口調で語りかけるが、こちらは恋太郎が強引にねじ伏せて勝利。しかしその結果、この漫画の世界からは「常識」が失われてしまったらしい(読者からすれば「元々あったっけ……」という感じだが)。


  • 無限神社の神

恋太郎たちがお祭りで訪れた神社「無限神社」に祀られている神。

うっかり者だが悪人ではない縁結びまくり神社の神様とは違い、こちらは「この時がずっと続けばいいのに」という祭李の願いを「無限に引き込む」という歪んだ形で叶え、後に違和感で願いを解除して欲しいというのを「終わりがあったら無限じゃないだろ?」と邪悪な笑みを浮かべながら突っぱねるなど、悪意バリバリの意地悪な性格をしている。

最後は祭李を悲しませたことを察知し、本来なら正気を保てないほどの激痛を味わいながらも神の力を捩じ伏せながら祭李のもとへ駆けつけた恋太郎の異様さに困惑しながらも、さらに十倍の神通力でもう一度無限に引き込んだものの、彼女モンスターの恋太郎をその程度で御する事はできず、首をありえないレベルで回転させながらなおも抗ってくる殺意剥き出しの恋太郎に恐怖の悲鳴をあげることに。その後「神社を燃やすぞ」と脅されたので、それだけはやめてほしいと震えて土下座しながら無限を解除した。

彼の行動は神様界でもアウトだったようで、あまりの悪辣ぶりに、神様新聞で事実を知った縁結びまくり神社の神様からは「ろくでもない神もいたもんじゃ」と呆れられていた。……いや神様、あんたが言うな


作中の用語

  • 運命の人

人が生まれた時に決められる最高の恋愛パートナー。

両者の目と目が合った瞬間に「ビビーン!!」という衝撃が全身に走り、女性はその場ですぐに、男性は時間を置いて徐々に相手に惚れる。俗にいう一目惚れ。

本来、運命の人は1人の人間に対し1人のみだが、主人公である恋太郎は神様の手違いにより、高校生になってから100人の運命の人と出会えることになっている。その為、逆に運命の人以外とは恋愛関係にはなれなくなっているそうで100回の失恋もそれが原因。

全ての人間に定められているわけではなく、運命の人がいること自体が大変幸運なことであり、そのことに一生分の運気を費やすことになるため、もしも愛し合って幸せになれなかった場合、相手は近いうちになんやかんや不幸な目にあった後死んでしまう。(このシステムの関係上、結婚せずに生涯を終える人間も作品世界に存在する。明言されてはいないが、運命の人ではない相手と結ばれて幸せに一生を過ごす人間もいると思われる)

発動条件が「両者の目が合うこと」である以上、どれだけ近くにいても発動しないケースもあり、例えば何かしらの理由で目が見えない、或いは目が塞がっている、意図的に目を見ないようにしている等である。

(なお、「不幸な目にあった後死ぬ」条件については原作中でも厳密に定義されておらず、「運命の人と出会った人間は、その運命の人と愛し合って幸せになる事が出来なければ(中略)死ぬ」、とされているのみである。したがって、「運命の人と出会ったが目を合わさず『ビビーン!!』とはならなかった人」の生死については解釈が分かれる。)


作中でこの設定を知っているのは恋太郎と神様だけであり、恋太郎は「『幸せだから付き合う』という恋をして欲しい」という願いからこの事情を彼女達には一切告げていない。


  • 楠莉の発明品

楠莉が作った発明品…というより薬。作中の変な出来事の一部はこれが原因である(本気グループや登場人物の奇行など、薬に関係なく変な出来事が結構起きるあたりがこの漫画のカオスなところ)。


日本有数の大企業。どんな時でも本気でおもてなしすると言う企業理念が行き過ぎた余り、一般的な企業とは少々かけ離れた会社となっている。

トラブル発生要因としてあまりにも便利なためか、諸悪の根源の一つみたいなポジションに収まり、主人公たちの前に立ちはだかるライバル組織のような扱いをされている。


物語の舞台

  • お花の蜜大学附属高等学校

恋太郎たちが通う高校。同じ敷地内に幼稚園、小学校、中学校、高校、大学まで存在する超エスカレーター式の規模の大きな学校で、歩いて互いの学食に行き来できるあたり生徒であればある程度はどこの施設も自由に出入り出来る模様。

高校以下には制服が存在するようだが、生徒たちの服装はあまり統一されていない。160話で祭李が紹介された際の描写から、私服はNGだが改造や自作はOKで、制服であると認められれば着用可能らしい。なお、大学からは私服が許可される様子。

連載当初は「○○高等学校」であったが、寿裸漆区高校との野球試合の回にて名前が判明。尚、アニメ化の際は1話の入学式の時点で名前が記されており、その際原作で名前が判明した際の「※恋太郎達の学校名だよ(ビックリするね)」というフキダシがそのまま出た。

恋太郎ファミリーは主に高校の屋上を集合場所としている。


  • 梳杉町

「すきすぎちょう」。恋太郎たちが住む町の名前。四町対抗市民運動会などの描写を見る限り、少なくとも98話当時までの恋太郎ファミリーのメンバーは電車などによる長距離通学などはなく、全員この町内に住んでいる様子。隣町である木雷杉町(きらいすぎちょう)の町長は例年市民運動会で梳杉町に勝てないことからライバル視している。


テレビアニメ

2023年にテレビアニメ化が決定。ファン達からは祝福の声が上がると同時に

「声優さん大丈夫なの!? 人数的に」(⇒一応、前例はある。『銀河英雄伝説』もとい『銀河声優伝説』である。ただし、銀河英雄伝説が男性声優と女性声優を合わせての数であったのに対し、こちらは女性比率過多となるため、ベテラン声優が声を当てる可能性はある)


「1クール=13話でキリよく終われるように羽々里が恋人になった所で『第一部(第一期)完』とかになるんじゃないの?」


「アニメ化できない描写がわんさかあるけど大丈夫なの?」


等と心配する声も上がっているとかいないとか。


発表直後の原作本編ではこのことを早速茶化している。


常識「ムリでーす。100カノアニメ化、ムリでーす。メインキャラが多すぎて声優のギャラもコストも高すぎるし、公共の電波にのせていい内容じゃないのでムリでーす」


恋太郎「うるせー常識(そんなもん)に俺達の愛が負けるか!!!!」


そして、2023年6月30日の特番にてメインビジュアルや追加キャスト、放送時期が判明。

2023年秋アニメとしてTOKYO MXサンテレビBS11KBS京都とちぎテレビAT-Xにて放送された。


メインビジュアルには恋太郎とキャストが判明した5人の彼女だけでなく、それ以降の胡桃から百八までの当時単行本に載っている彼女達も後ろ姿ではあるが描かれている(ぱっと見は約1名いないが、恋太郎の後ろをよく見ると不自然な手が…?)。

またアニメ第1話における彼女の100人のシルエットでは、オンエア当時の単行本の範囲でカウボーイハットを被っているスナフキン的な格好をしているフードを被っている何かを掴もうと手を前に突き出している、などそれぞれ判別できるレベルで登場、それ以外は他のシルエットを反転、拡大、縮小などの加工をして数を稼いでいる(ちなみにここでもあの人物は確認出来ない。やはり1期のラスボスになるからだろうか?)。

それ以外にも劇中ではモブとしてアニメビジュアル未発表の彼女も登場している。


ナレーションはうえだゆうじ。テンションは完全にギャグマンガ日和の人だったりセクシーコマンドー伝承者の人だったり何かとあの監督お目付きのお方である。


そして最終回終了後、第2期の制作が決定した。それに合わせてか、終盤のシーンでは第2期に登場すると思われる胡桃芽衣美々美愛々のアニメビジュアルも先行公開された(芽衣に関しては前話から名前や顔を隠して登場している上、声優も公開されている他、愛々は実は1話でモブとして登場している)。


スタッフ


主題歌

OP「大大大大大好きな君へ♡

作詞:安藤紗々

作曲:田淵智也、睦月周平、滝澤俊輔(TRYTONELABO)、eba

歌:花園羽香里(本渡楓)、院田唐音(富田美憂)、好本静(長縄まりあ)、栄逢凪乃(瀬戸麻沙美)、薬膳楠莉(朝井彩加


ED「スイートサイン

作詞:喜介

作曲:YAMATS

編曲:きなみうみ

歌:岬なこ


第11話特殊ED「今日のエンディングは私が買い取ったから好きにしていいわよね♡

作詞:安藤紗々

作曲:田淵智也、睦月周平、滝澤俊輔(TRYTONELABO)、eba

歌:花園羽々里(上坂すみれ


ボイスドラマ

テレビアニメ化前にヤングジャンプ公式サイトおよび公式YouTubeチャンネルで配信された。

羽香里から楠莉までの彼女5人が2人ずつ登場(楠莉のみ、子ども状態と大人状態で2役)し、耳元でささやかれているように聴こえる。


アニメ版とはキャストが異なる(順に上田麗奈白石晴香石見舞菜香陶山恵実里金元寿子)ためか、現在は非公開となっている。しかし何せ100人もの彼女が登場予定のため、上記5名の声優も別役でリバイバルする可能性はある。


余談

  • 「この漫画」と発言するなど、登場人物たちは自身が漫画のキャラクターであり世界が漫画で描かれているものだと理解している設定。コマの外に吹き出しを捨てたり、オノマトペが見えていたり、話が途中で無理矢理終わりそうになった際に話を続ける為にコマに割り込んだりするのは序の口。作中の問題行動の証拠として単行本が持ち込まれる単行本の外まで逃げる、先述の通り作画担当の元を訪ねたりするあたり結構な頻度で第4の壁壊してもいる
    • アニメでも、神が尺の都合を気にして恋太郎に次の展開を促す原作のセリフをカットするとそれに対して突っ込む第1話の「コマーシャルのあと」のセリフで本当にコマーシャルに移行する、などアニメならではのメタ描写が追加されている。

  • 「季節は巡るのに進級しない」という学園ものによくあるループではなく、いまだに季節が春であるという別の意味で時間の流れがおかしいことが作中でもネタにされている。なお、一応6話で中間テストが実施され(一学期ではなく月ごとなのだろうか?)、133話の彼女が24人目となっても8月3日以前(24人彼女を作るまで4ヶ月経っていない)ということが判明している。遂には157話で母の日(5月8~14日)が描かれ、ここまでの話が4月上旬~5月中旬までの約1ヶ月程の出来事であることが判明。当然、登場キャラの1人は「もう入学式から何ヶ月も経ってるはずなのに」というメタ発言をしている。42~43話で太陽の活動低下が原因とか大丈夫になったとか語られたり、「恋人が百人なら26人目から流石に季節は夏になるのでは」といった予想が読者から上がったりもしたが、結局春が続いている。




関連項目


関連・類似作品


外部リンク

関連記事

親記事

週刊ヤングジャンプ しゅうかんやんぐじゃんぷ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 15510814

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました