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愛城恋太郎

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あいじょうれんたろう

『愛城恋太郎』とは漫画作品『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の主人公のことである。

「俺にはどうしても… 決められなかったんだ…! 二人とも大好きすぎてっ どちらか片方なんて選べなかったんだっ!!!」

プロフィール

氏名愛城恋太郎
性別男性
年齢15歳→16歳
所属お花の蜜大学附属高等学校(1−4)
誕生日5月1日
星座牡牛座
一人称
CV加藤渉(0歳時:天海由梨奈

※ 133話にて判明。由来は恋(こ=5、い=1)の語呂合わせと思われる。

概要

君のことが大大大大大好きな100人の彼女の主人公。

顔も頭も悪くなく、スポーツもできて男女問わず人望があるのに何故か中学時代までは100人に振られ続けてきた。(しかも内容は「いい人なのは分かってるし、友達としてはいいんだけど恋人として見ようとするのは何故か生理的に無理」というあまりに酷いモノ)

中学卒業と共に人生で100回目の失恋を経験し、縁結びの神様に神頼みしたところ、神様から運命の人の設定ミスその揺り戻しで高校に上がると100人の運命の人が現れるお前と結ばれなかった女性は死ぬというふざけたことを告げられ、高校入学と同時に花園羽香里院田唐音に一目惚れされたことから、100人の彼女を幸せにするために奔走するようになる。

容姿

長くも短くもない黒髪で中肉中背の青年で、太めかつバーコード風の眉毛が特徴的。

中学校時代は詰襟学ラン服であった。

没個性な外見ではあるが、言い方を変えれば普通にイケメンである。

性格

誠実真面目な性格で、男女問わずに人望の厚い人格者。また、鈍感ではなくむしろ人の気持ちによく気づく方である。(しかし、羽香里と唐音の百合百合しい感じを友情と取り違えるなど、女性同士の関係にはそこそこ鈍感である)

まだ16歳なので人生経験に乏しく不器用なところもあるが、賢しい小細工を良しとせず真っ正面から人と向き合える気持ちのいい性分をしている。

多数の彼女がいることから一見すると単なる女好きのようにも見えるが、彼女たち1人1人への愛は本物で、彼女たちの愛の為ならば全力で体を張り、危機が迫れば命を懸け、人生を賭けてでも彼女を助けることに躊躇いが無い真の漢

そもそも周囲の女の子たちからの好意に気づいていない・基本的に本命しか見ていないといった、他作品の一級フラグ建築士にたびたび見られる鈍感なキャラではないのである。

全員平等に愛せなければ腹を切って死ぬという誓いを立てており、運命の人のためならピンクの四つ葉のクローバーを夜を徹して探し、徹夜で1冊の本を音声読み上げアプリに打ち込む気概を見せる。彼女達のために粉骨砕身尽くすことが己の人生と化している無私の超人である。

その為、彼女たちも多数の彼女がいるという事に最初こそショックを受けるものの、彼の真摯な態度から恋太郎の彼女の一人に加わることを受け入れ、彼女たち同士でもお互いに助け合い、恋太郎の行動に共感して手助けする。

彼女の事を大事にする余り、貞操観念は異常な程にしっかりしている為、彼女達とは結婚か少なくとも両者が成人を迎えるまでは手を出さないと決めている。その為、今現在の恋人としての営みはキスで留めている。しかし、性欲が全くないわけではなく健全な精神鋼のような理性で抑え込んでいる。その事から鋼の健全術師と称された。しかし流石に限界もあるようで、一度だけ羽香里に本気で迫られた際にはちゃんとテントが張っていた。

基本的には唐音や胡桃と並んでこの作品のツッコミ担当だが、彼女たちへの愛が爆発する時にはボケに回ることが多い(その際には彼女たちの方も恋太郎の愛に感動してリアクションを取るため、突っ込んでくれるお方が存在しなくなる)。

なんせ肝心の彼女達が

という面子であり、そんな彼女達1人1人を本気で愛しきれている時点で彼の脅威の精神力が窺える。

念のため言うが、100人中31人の時点でこの濃さである。

「2股したらクズだが100股するのはする方もされる方も狂人」とはよく言ったもので、量が量な上、全員ベクトルの違う狂人であるため、読者からは「それぞれ単体であればともかくなっても嬉しくないし、羨ましくも思えないハーレム」と評されている。

なんせ常人なら命に関わりかねない危険な趣味や、本人の性質から望まずとも恋太郎を命の危機に晒してしまう彼女が多数存在する。実際、ギャグで誤魔化されることが多いが、日常的に全身を骨折したり、彼女の趣味に合わせて自分の体を限界ギリギリまで壊したりしている上に、何人かのヒロインがピクニックに出かけた際には向かった山中に潜む変質者たちを相手に戦い排除したりもしていた。

ファミリー入りする前の紅葉が彼をマッサージした際は、日頃の激務により鉄腕アトムのようにこわばった筋肉になっていることが発覚し、どこかの地下施設で強制労働させられているのでは?と疑われたほど。

彼女がまだ8人だった頃を描いた小説版においても、全員とデートするため徹夜で24時間営業彼氏になっていた。正直、よく過労死しないなと思う。

恋愛の神様によって恋太郎と結ばれる運命にある100人の女性たち。

恋太郎と運命の人が目を合わせると、両者の間にビビーン!!と電撃が走ったような衝撃が訪れる。簡単に言えば一目惚れ。

しかし、作中で明示されているわけではないが、どうやらこの一目惚れにはいくつか条件があるようで、恋太郎と女性との間に面識があったり、目の前に運命の人がいたとしても気づかないこともある。

それ故に、余りにもぶっ飛んだ形で恋に落ちる人もいる

ちなみに、恋太郎は自分の恋人にならなければ相手が死ぬことを担保にする様な事は一度もしておらず、コミュ力オンリーでオトしている、というか全員その事を未だに知らない。

曰く「好きな人には"死にたくないから付き合う"んじゃなく、"好きだから付き合う"、そんな恋をしてほしい」「付き合うまでも、付き合ってからもそう。"心から望んでもいない恋をしなきゃ生きていけない"なんて、そんなのは運命に殺され幸せを奪われるのと何も変わらない」

彼女達の幸せを守るためなら全てを犠牲に出来る、そういう男なのである。

能力

彼女が絡むと明らかに人類の限界を超えるスペックを示す。

デートスポットを探して徒歩で日本一周し(自転車ではパンクし、電車では交通費が嵩むため)、橋が怖いと言えば彼女を乗せてウミガメの如く遠泳し、凶暴な野生動物と決闘し、空中に飛散した液体を一滴も残らず吸い上げるなどなどなど。

感覚の鋭さも超人的であり、缶バッジが誰のイラストのものか触った時のドキドキ感だけで正確に判別したり、よそってくれた彼女によって白米の味に違いを感じたりと、彼女が絡むと非常に正確に第六感を働かせる。

肉体も頑強……というか回復力が凄まじく、どつかれて全身粉砕骨折したり新薬の実験台になったりしても早々に回復している。

ただし174話ではこれまでの無理が祟った&楠莉の「〜しないと死ぬ」薬を3話連続で誤飲した(そして彼女達が対応に追われた)結果風邪を引いて1週間ダウンした。彼も人の子という訳である。

アニメOPでは忘れ物を取りに帰る道すがら、目にも止まらぬ早業で黒焦げの楠莉の身だしなみを整え凪乃をお姫様抱っこしながらバスと並走し彼女が口にねじ込んできた大量の食品、薬品、果ては缶に入ったままのお茶やお弁当箱を丸ごと嚥下するなど、その超人ぶりを遺憾なく発揮して視聴者の度肝を抜いた。

ちなみに現在では恋人たちとのキスなど連続は当たり前、唐音に殴られてもすぐに復活しているが、最初期(2話あたり)ではキスに不慣れ、唐音に殴られてボロボロになるなど、まだまだ恋愛に不慣れな常人の範疇ではあった。話が進み、彼女が増えるにつれ超人(化け物?)度が上がっていっている。

作中での活躍

通算100回目の失恋から縁結びの神社に神頼みに行き、そこで賽銭箱の中から現れた縁結びの神様によって高校になって突然100人の運命の人ができることになることを告げられ、高校に入学した直後花園羽香里院田唐音という2人の美少女に告白される。

余りの幸運に喜ぶものの、どちらか1人に絞れなかった恋太郎は再び縁結びの神様の元に訪れ、そこで、運命の人がいるだけでも人生で一生分の幸運を使っている為、運命の人と結ばれない人間は近いうちに不幸な目に遭った挙句に死ぬことになると言う衝撃的な事実を告げられる。

最初は、どちらか1人と付き合い、その裏でもう1人の方とも付き合うという事を考えたものの、告白する事の勇気を踏みにじる行いを良しとはできなかったため、自分の前に訪れる100人の運命の人をすべて受け入れ、全員平等に愛し幸せにすると決めた。

しかし、上記の通り彼女になる女性たちは全員が全員、普通の恋愛系作品であれば1作品丸々使って関係を深めていき、最後の最後に結ばれてゴールレベルのバックグラウンド持ちな上、キャラ立ちしているとかそういう次元ではないくらいにキャラが濃く彼自身の愛の深さも割と危ないレベルで深い

それ故に作中では愛しか知らない化け物愛の狂戦士とまで呼ばれており、読者の好感度が高いながらもこの漫画の狂人の1人として認識されている。

彼女たちの為に身心や命を張るという事実には嘘偽りはなく、彼女たちを楽しませるためにはどんな些細なことでも心を配り、誰か1人に少しでも危険が迫る気配があるのなら奇行も辞さないなど、我が身を顧みなさすぎる行為も目立つ。

その一方で、恋人の応援があれば、疲労や不調も無縁の体力(実際は応援されている間だけ不感症になるだけなので事後に倒れる)を見せたり、極度の恥ずかしがり屋の愛々が注目されないために、校内新聞の回収などを涼しい顔でやり遂げるなど怖いところも見せている。

また、自分・他人問わず大切な人を蔑ろにしたり傷つけたりするような人物には割とエグいレベルで容赦がない。特に彼女を馬鹿にされた際には普段の温厚な彼からは想像出来ないほどの激昂っぷりを見せ、場合によっては放火や殺人も厭わなくなる。本人曰く「目には目をテロにはテロだ」。

特に37話では、見開きを使って当時9人いた彼女たち全員分の愛を読者が読むのを諦めるレベルで囁くと言うぶっ飛んだ展開から、読者の腹筋を破壊すると同時にそこはかとない恐怖を与えた。

他、164話では無限の神の力に抗い、仮にも神を震えるほどに恐怖させた挙句に土下座させている。

ちなみに主人公ではあるが、ファミリーのメンバーが増えてきたことでメンバー同士の交流を中心とした話も増えてきており、ショートストーリーを集めた「恋太郎ファミリーの日常」シリーズや、155、161話のようなコンビのエピソードなどでは極端に出番が少なくなる。場合によっては回想だけだったり全く登場しないこともある。

呼称

彼女の名前呼ばれ方呼び方
花園羽香里恋太郎君羽香里
院田唐音恋太郎唐音
好本静恋太郎君静ちゃん
栄逢凪乃愛城恋太郎凪乃
薬膳楠莉恋太郎楠莉先輩
花園羽々里恋太郎ちゃん羽々里さん
原賀胡桃恋太郎先輩胡桃
銘戸芽衣恋太郎様芽衣さん
須藤育恋太郎
美杉美々美恋太郎君美々美先輩
華暮愛々恋太郎君愛々ちゃん
伊院知与恋太郎さん知与ちゃん
ナディー恋太郎ボーイナディー先生
優敷山女恋太郎サン山女ちゃん
茂見紅葉恋太郎さん紅葉ちゃん
薬膳ヤク恋太郎ヤクさん
土呂瀞騎士華恋太郎/パパ騎士華先輩
毛樽井亜愛子衣恋太郎っちあー子
中二詩人恋太郎詩人
女井戸妹恋太郎さん
盆能寺百八恋太郎百八先生
灰尾凛恋太郎先輩凛ちゃん
一二三数恋太郎
火保エイラ恋太郎君エイラさん
猫成珠恋太郎タマ
才奇姫歌恋太郎姫歌
出井祭李恋太郎祭李ちゃん
宇佐美椎菜恋太郎君うさちゃん先輩
雪房田夢留恋太郎君夢留さん
輩先恋太郎後輩先先輩
根向井寧夢恋太郎先輩寧夢ちゃん

余談

名前の由来は「愛情」「恋」。彼女達への愛情が限界突破し、恋に全力で生きている彼に相応しい名前である。

両親は教師をしており、普通の人で普通の家とのこと。

しかし現状未登場のため断言できないが、いとこの伊院知与父親の奇行や、そもそも本作のモブや1話限りのゲストキャラ含めた登場人物らの濃さを考えると、恋太郎を始めとした作中人物らの認識と比較した『読者の価値観』で考える「普通」なのかは不明。(現状判明しているエピソードは、父親がお土産として持って来た日本酒ボンボンを恋太郎がただのチョコだと思い誤飲してしまったという危機管理能力が足りないもののみとなっている)

関連動画

キャラクターPV

関連タグ

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

ハーレム主人公

スパダリチートキャラデウス・エクス・マキナ:いすれも愛する恋人たちの為なら日ごろから最善を尽くして努力を怠らず、常人では不可能なこと(物理的なものも含む)もやってのけ、時には神による神通力すらも突破して土下座させるという普通の人間では絶対にできないことを作中で成し遂げる恋太郎に当てはまる語句。

知られざる内面(ネタバレ注意!)

頑張って頑張って頑張って それでも恋は叶わなくて 誰からも愛してもらえず 必要としてもらえず

「お前はいらない」「お前じゃない」と それはまるで自分という存在そのものが否定されているようで

ああ こんな事なら 人を好きになる気持ちなんて 愛されたいと願う心なんて 俺には無ければよかったのに…………

単行本第1巻書き下ろしにて、恋太郎ファミリーと出会うまでの彼の内面が描かれている。

生後8ヶ月で告白し振られてからというもの、彼は様々な方法で自分を磨き想いを寄せた女性1人1人に真摯に向き合い続けた。

しかしそれでも誰1人として彼の事を愛してくれず、その度に恋太郎は本気かつ全力で愛を向けることができるという美徳気質が逆に災いし、何度も深く傷ついてきた。(しかも上述の通りフラれるときの台詞は決まって「恋人としては絶対にあり得ない」と断じられるモノで、運命の反りが合わないのが理由であるため、恋太郎本人に一切の落ち度がない)

そしていつしか彼の心には自己嫌悪と劣等感が積み重なっていったようで、もし彼女達と出会えていなければ彼の精神はいずれ限界を迎えていただろうという事が示唆されている。

物語中では「愛しか知らない化け物」と称される恋太郎だが、運命の道筋によっては愛さえ知らずに育ったモンスターとなっていた可能性も十分にあり得るのである

この事を考えると、先述した彼の言動も意味合いが変わってくるだろう。

劇中では恋太郎と出会えた事で明るい人生を歩み始めることができた彼女達も多いが、恋太郎も彼女達と出会えた事で救われたのかもしれない

恋太郎「ーーー皆ありがとう……っ………大好きっ!」

羽香里&唐音&静「「「そんなの……私達のセリフーーーー」」」

「です!」「よっ!」『であった』

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