「かしこまりました…!!」
プロフィール
※1:本編開始(恋太郎の入学式)時の年齢。
※2:185話にて「今年で19歳」と明かされ、本格登場した時点で(30話)既に誕生日を迎えていることが確定した。同じ19歳でも芽衣は大学1年相当で、大学2年のエイラよりも年下である。
※3:133話にて判明。由来はメイド(メイ=5、ド=10)の語呂合わせと思われる。
5月10日は上記の語呂から『メイドの日』とされることもある。
概要
本編の主人公である恋太郎に告白した8番目の運命の人。
名前の通りメイドであり、花園家に仕えている。主人である羽々里のお付きとして以前からちょいちょいモブとして出てきていた。
容姿
シニヨンに束ねた黒い長髪に糸目、白いメイド服姿の女性。この糸目は漫画的表現ではなく本当に閉じている。
私服時は髪を下ろしていることが多い。
人物
唐音「よく 息潜めてたな 今まで」
普段から微笑みを絶やさない優しげな雰囲気の人で、そのほほえみの為に日常的に目を閉じて生活しているため、恋太郎と目が合うことがなかった。
普段が普段なために滅多に見られないが、虹色の瞳を持つ。字面だけで見ると綺麗だが、いざカラーになって見ると結構コワイ。
メイドらしく控えめで一歩引いた奥ゆかしい性格の女性だが、裏返すと命令されない限り自分で行動を起こせない受け身体質の人でもある。この点は恋太郎やファミリー仲間との付き合いを経て徐々に変化しており、元気いっぱいで行動的な須藤育とは相性がいいのかよくつるんでいる。
行動も容姿端麗な姿も目を引くが、彼女の何よりの特徴はその忠義心。強すぎて自己犠牲を厭わなすぎるために、作中でも狂気の域と言われるほど。
忠義の為であれば瞼を溶かす薬をかぶり、内臓を売ることも厭わなければ、青酸カリを飲むことさえも躊躇しないと真顔で豪語している。主人である羽々里もこの点は危なっかしいと心配しており、時々忠誠心が暴走すると体を張って止めにかかるほどである。
作中でもロボットっぽいと言われる栄逢凪乃をして「まるでアンドロイド」と表現せしめるほど。
それどころか、彼女の忠義心は肉体にまで影響を与えており、メイドとして微笑みを絶やさなかった余りに指で自力で開こうとしても開かないくらいに顔面の筋肉が張り付いて目を開くことができない状態となってしまっている。
結果、図らずも主人のミスを笑ってしまったことでその張り付いた筋肉が動いて目を開いてしまったと言う、作中のキャラの中でも五本の指に入るぶっ飛んだキャラクター。こんなキャラクターゆえ、恋太郎と何度か会っていながらも目を閉じていたが為に視線を合わせる事が出来ず、目を見開くまで運命の人だと分からなかったという変化球めいた恋の落ち方をしている。
劇中でも滅多に目を開けることはないが、自分の理解を超える事態が発生すると仰天して目を見開くこともあり、恋太郎がサプライズデートに誘った際はサプライズのインパクトが強すぎて素で目を開けてしまっている。
彼女の忠誠心は裏返すと受け身の構ってちゃんであり、大型犬の擬人化の如く恋太郎の目に映ることがある。事実、作中ではしばしば「犬耳を生やして恋太郎のほうを向く芽衣(※閉眼しているので「見ている」わけではない)」の姿が見られる。カワイイ。
育や唐音に匹敵する身体能力を持つ(本気を出せばあの魔球まで投げられる)ほか、掃除や料理といったメイドとしての一通りの任務は勿論、車やヘリコプターの運転も目を閉じながらこなせるハイスペックさも兼ね備えている。
視覚の代わりに音や気配で周囲のことは知覚できているそうだが、デートスポットのパンフレットを確認できる反面、のっぺらぼう(に扮した学生)と遭遇しても相手に顔が無いことに気づかなかったりと、認識範囲には謎が残る。
読書や識字も可能であり、185話ではこの描写について「なんかこう文字の発する雰囲気的ななにかで字を読めるよ。すごいよね~。(原文ママ)」という曖昧にも程がある注釈がついた。なお、項目冒頭にある通り19歳なのでお酒は飲めない。
ファミリーの立ち位置として、その忠実さ故に日常では便利キャラだが、それ故に奇行に対して犯罪か危険行為でなければツッコミより火に油を注ぐボケに回ることも少なくない。むしろ羽々里の暴走を諫めもせずに甲斐甲斐しく手伝っているため(それどころか感涙してすらいる)、劇中で巻き起こる珍騒動を陰で支える縁の下の力持ちでもある。時折感情が暴走しすぎて幽体離脱してしまうことがある羽々里の魂を肉体に戻しているシーンもよく見られる。
主人の娘である羽香里に対しては自分より年下ながらも、花園家のメイドとなって以降遊び相手かつ様々なこと(人形遊び、マカロンなどの美味しいお菓子、角オナ等)を教わって来たことから姉のように感じている。
基本的に相手のことは「様」付けで呼び、後輩にあたる妹のみ呼び捨てにしている。エイラにも他のメンバー同様に様付けしていたが、本人の要望もあり、185話以降ちゃん付けで呼ぶようになった。
衝撃の過去
4巻おまけで発覚した彼女の過去は、闇金漬けのDV両親に捨てられ路頭に迷っていた時に偶然出会った羽々里に助けられたというもの。あまりに重すぎるという理由で本編では没にされており、羽香里と初対面の頃は遊びという概念すら理解していなかったほどである。
彼女にとって羽々里とは命の恩人であり、自分に生きる希望と居場所を与えてくれた第二の母親なのである。ちなみに、羽々里は最初のころ芽衣を養子に迎えようと提案しており、そこまで甘えるのは申し訳ないということで、芽衣は花園家のメイドになったのである。
芽衣の忠誠心の源はここから来ており、両親から得られなかった無償の愛を授けてくれた羽々里への恩返しが原動力なのである。
ちなみに羽々里が彼女を助けた理由は可愛かったからとのこと。欲望に素直すぎない?
余談
名前の由来は言うまでもなく「メイド」から。
前述の通りファミリー加入前から登場していたが、初登場と思われる場面では顔が描画されず確認できなかった上に、後ろ姿のみの登場、羽々里を奥様と呼ぶなど設定が固まっていなかった為かそのメイドが芽衣かどうか曖昧であった。
アニメ版のシーンにもメイドは登場したが口元しか映らず、奥様呼びも変わらずだった。(クレジット名は「メイド」表記)
この時点ではまだ本当に彼女なのか判然とはしていなかったものの、最終話でしっかり顔が描写される形でセリフつきの登場。
クレジットも「メイド」表記のままだったが、声優も一致していたため彼女本人であることが確定した。
原作では羽々里の不在を伝えた台詞のみの人物が芽衣になっており、出番が少々増えている。
前述の呼称の違いはアニメでも修正されなかった(ただし最終回では『羽々里様』呼び)ため、当時の羽々里のスタンスによるものという事かもしれない。まぁあの人のことだしありえる。
加入前の扱いからか、2期では彼女としては紹介されずキャラクター一覧でも「花園家のメイド」表記であり主と同じくシークレット扱いの模様。ただしキービジュアルには普通に混ざっているため羽々里ほど隠されてもいない。
上記の通り目を閉じているのは長年表情を固定していた結果筋肉が張り付いてしまったためであり、つまり肉体由来。
そのため148話で楠莉の薬で魂が入れ替わり妹の身体になった芽衣は普通に目を開いているが、逆に芽衣の身体になった美々美は目が開かず前が見えない状態になっていた。
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