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砲烈道

ほうれつどう

砲烈道とは、特撮テレビドラマ『星獣戦隊ギンガマン』に登場する敵怪人の一体。
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「ギンガの光、食べさせはせん!」


CV:星野充昭

登場話数:第二十一章「トマトの試練」


概要編集

宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、ブドー魔人衆に属する魔人の一人。


同軍団の精鋭中の精鋭であるブドー四将軍の一角を担う実力者で、歌舞伎役者を思わせる派手な出で立ちが特徴。他方で、同様に歌舞伎役者じみた見てくれであった煙ヱ門とは対照的に、その喋りや立ち居振舞いについてはそこまで仰々しいものではない。

得物として、両端に細長いを取り付けたような形状の杵(砲烈棒(※))を携えており、振り回して打撃武器として用いられるのみならず、片側からは連射可能な「魔人炸裂弾」、もう片側からは凄まじい破壊力を秘めた「魔人強烈砲」を発射できるなど、重火器の扱いに長けた砲烈道が扱うに相応しい性能を発揮する。


作中での動向編集

ギンガの光が姿を潜ませるもの」の手がかりも、そして四将軍も残り2つ(2人)に絞られる中、「四将軍などと威勢ばかりで既に二人もギンガマンにやられおって!」とのブクラテスの煽りも意に介さず、ブドーは次なる手がかりである「赤く丸い食べ物」に狙いを定め、四将軍の三番手として砲烈道を差し向け、標的の破壊によってギンガの光をあぶり出そうと目論む。

当初、海水浴場に現れそこにあったスイカやリンゴを手当たり次第に破壊して回った砲烈道であるが、折しもそこにはリョウマ達も訪れており、出くわした彼等と一戦に及んだ砲烈道は、挑みかかったギンガグリーンに魔人強烈砲を見舞い、一撃の下に重傷を負わせてみせた。


その後はトマトに狙いを絞り、選果施設や菜園を襲撃しては片っ端からトマトの破壊に及び、これを追ってきたギンガマンをも圧倒。さらに負傷を押して駆けつけたハヤテを再度窮地に追い込むのだが・・・そのハヤテの傷を癒せるであろう「銀河一美味しいトマト」(※1)の存在を知るや、そこにギンガの光も潜んでいると確信し、砲烈道もまた一足先にこれを取りに向かったゴウキの後を追うこととなる。

その過程で、足止めを試みたギンガマン4人を圧倒した砲烈道であったが、そこに件のトマトを手に入れたゴウキが合流、ハヤテも苦手意識を乗り越えてトマトに齧りつこうとする中、これを阻もうと記事冒頭に示した台詞とともに砲撃を見舞うものの、これをレッド達3人に阻まれている間に、トマトの効果によるハヤテの回復を許す結果となった。

こうして5人揃ったギンガマンに対し、得意の砲撃で立ち向かう砲烈道はしかし、グリーンの空中殺法と嵐のはばたきに怯まされた末に、銀河獣撃弾の直撃を受けて撃破されてしまう。巨大戦でもギンガイオーに一気に止めを刺すべく、魔人炸裂弾を見舞いながらも通用せぬまま、連続パンチと流星弾のコンボの前に敢え無く敗北を喫した(※2)のであった。


(※1 本来、ハヤテも含めた風の戦士の負傷や病気には、ギンガの森に生育している「シラスズの実」が効果があるとされ、これと同じ成分がトマトにも含まれていることが、作中でもモークによって言及されている)

(※2 この少し後に超装光ギンガイオーが登場したことなどもあり、作中においてガルコンボーガンによる攻撃が決まり手となったケースは、この砲烈道との戦闘が最後となる)


備考編集

デザインは野崎明が担当。カニと歌舞伎役者という取り合わせの元、後者と言えばな要素の一つである隈取りメイクを顔に施し、また頭部にはカニのハサミや節足をイメージした意匠が、腕や脛の防具には得物に準じて樽を思わせる木組み的な要素がそれぞれ盛り込まれている。

カニの要素としてはこれ以外にも、胸元の鋲飾りを目玉に見立て、正面からの姿がハサミを振り上げている隠し絵的な味わいを狙っている他、背中に回り込んだ赤い衣装が背面からは甲羅に見えるようになっており、添え書きにあった硬質感についても造形において上手く表現されていると評している。


(※ 『百化繚乱』におけるデザイナーコメントより。作中では正式な名称については特に言及されていない)


関連タグ編集

星獣戦隊ギンガマン

宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)

ブドー魔人衆 ブドー四将軍

歌舞伎 カニ


トマト大王:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する敵怪人の一体。砲烈道と同様に、トマト嫌いな戦隊メンバーがメインを張ったエピソードに登場したという共通項を有する


歌舞伎小僧 HHワッショイショイ:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、歌舞伎役者の要素を含んだ戦隊怪人達

カニネジラー 賭博師ベリト:こちらは前後のシリーズ作品に登場する、カニをモチーフとした戦隊怪人達

ササマタゲ バイタルのアドボルテG:こちらも後年のシリーズ作品に登場する戦隊怪人達で、いずれも砲烈道とはCV担当を同じくし、かつ海棲生物をモチーフとしている。また前者については、和の要素を含んでいるという点でも共通項が見られる

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