「見ろや!宇宙の邪悪なエネルギーが集まって来たってもんよ!ワッショイショイ!!」
「逃がしはしませんワッショイショイ!良~くもボーゾック祭りをぶち壊してくれたな!やれィ!!」
概要
第28話「さらば信号野郎!!」に登場するボーゾックの荒くれ者の1人であり、肩書は「ボーゾック一のお祭り野郎」。
まるで歌舞伎役者のような赤い隈取をした顔に神輿の屋根の様な物を被った頭部が特徴で、紺色の法被姿をしている。口調も江戸っ子そのもので、口癖もそのまんま「~ワッショイショイ!」。
「お祭り野郎」の肩書に違わず、ボーゾック関係の祭りの司会進行役を例年務めており、劇中では前回、ゼルモダが拉致した市太郎を神輿に乗せ、年に1度のボーゾック祭りを決行した。
この祭りは『暴辞苑』曰く、「年に一度心と身体の疲れを癒すため宇宙の邪悪なエネルギーを特製の御輿に集め、瞬間発酵させ強力な栄養ドリンクにしてボーゾック一同で飲むお祭り」とされており、和気藹々としつつも実に恐ろしいイベントである。リッチハイカー教授がこの説明文を読んだ後、神輿に拘束された市太郎の中に宿ったエネルギーをボーゾック達がストローで吸い出すと同時に、市太郎がミイラ化すると言うおぞましい様子がイメージ映像として流れたが、和やかに見えて悪の組織らしい残酷さが見え隠れした、文字通りの「邪悪な祭り」と言える。
ワッショイショイ自身も戦闘力は低く無く、等身大でもシグナルマン相手にパンチや頭突きで互角の格闘戦を繰り広げ、巨大戦ではRVロボをわたあめで拘束して見せた他、水風船ビーム等の祭りに因んだ技を使う。
活躍
前回のラストでゼルモダが拉致して来た市太郎を神輿に乗せると、進行役として他のボーゾック達を取り仕切りながら、今年は「太陽系を巡り、シメはチーキュ」と言う内容で祭りを執り行う。
やがて地球に到着し、「皆の衆、祭りも遂にハイライト!」とテンションを上げるワッショイショイと、幹部達を含めたボーゾック達。それと同時に宇宙の邪悪なエネルギーが市太郎を捕えた神輿に集まって来るが、そこへ市太郎救出の為にカーレンジャーが現れた為に応戦。
5人が陽動役を買って出ている間、市太郎を神輿から解放しようとするシグナルマンをリッチハイカーが妨害に掛かるも、誤って宇宙の邪悪なエネルギーを彼が1人で一身に浴びるトラブルが発生してしまう。その間に市太郎もシグナルマンに救出された為、上記の台詞と共にワンパーと格闘戦を展開するが、シグナイザーのポリスバトンモードによる猛撃に敗北する。
負けじと芋長の芋羊羹を食べて巨大化すると、現れたRVロボをわたあめで拘束。「わたあめごと食べてワッショイショイ!」と叫んで食べてしまおうとするも、駆け付けたサイレンダーに妨害され、止めのサイレンバルカンを喰らって爆散した。
しかし宇宙の邪悪なエネルギーを1人で浴びてしまい、瀕死の重傷を負ったリッチハイカー教授はこれが切っ掛けでリッチリッチハイカー教授へとパワーアップ。悪知恵により磨きがかかった彼はカーレンジャーを倒すための新たな作戦を思いつくのだった…
余談
声を演じた峰氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演だが、2002年2月に亡くなった為、今作が最初で最後の戦隊出演となった。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
ヤタイバンキ、ワタアメロイド:後のシリーズに登場するお祭り繋がりの後輩怪人達。
前者は自動車がモチーフの戦隊でもある。