「激走戦隊カーレンジャーも、もうすぐ破裂して終わりネレンコ!」
概要
第7話「青(ブルー)は進入禁止?!」に登場。「~ネレンコ」が口癖である。
ボーゾック一の落書き名人であり、初登場時は赤いスプレーで自身の似顔絵を描き、黒いスプレーで「NN」のサインを書いた。
必殺技は顔面から発射する赤色の破壊光線「ネレンコビーム」であり、吹き掛けた物を太らせて破裂(爆発)させてしまう高カロリーで太るスプレーを交えてカーレンジャーと戦った。
体の中央に大きな口、両肩には何かしらのメーター、そして金色と黒色で分かれた顔にとんがり帽子と奇天烈な外見であり、モチーフはピエロであるが、その外見や太るスプレーの効果から、太陽の塔ないし岡本太郎もモチーフの一つであると考察されている。
活躍
ある日、吹き掛けた物は何でもスマートな体型になれる「低カロリーで痩せるスプレー」を発明家グラッチが発明したが、ゴキちゃんへの試用によって「高カロリーで太るスプレー」を誤って発明したことが判明。
そしてスプレーの効能を知った総長ガイナモは、このスプレーでチーキュを破裂させて花火にするという作戦を思いつき、NNネレンコを召集、派遣する事を決める。
地球に着いた際、同行したグラッチに高カロリーで太るスプレーを渡されると同時に芋長の芋羊羹を買ってくるまで待機するよう釘を刺されるも、近くの高架下の落書きに刺激されて行動を開始。ポストや三角コーン等の町中の物にスプレーを吹き掛け、太らせて爆破していく。
その最中にブルーを除いて駆けつけたカーレンジャーと交戦し、誤って手下のワンパーの一人をスプレーで破裂させてしまうも、ブルーが駆けつけた際に隙を見計らい逃走。
そしてブルーを置いて追いかけてきた4人をネレンコビームで攻撃し、怯んだ隙にスプレーを浴びせる事に成功。変身を解除されみるみると太っていく面々を前に勝利を確信する(冒頭のセリフはこの時に放ったもの)。
だが、仲間たちから救援の要請を受けて駆け付けたブルーがたまたまその場に落ちていた松の枝をスプレーを上手く利用して太らせ、それを手に洗車をヒントに編み出した新技「激走カーウォッシャー」で4人の体に付着したスプレーを洗い落としたことで形勢が逆転。5人の連携攻撃には手も足も出ず、カーレンジャーの必殺技であるフォーミュラーノヴァをスプレーで相殺しようとするも、そのまま押し切られて···というか逆に火力を肥大化させてしまい敗北した。何やってんだ。
直後にグラッチの買ってきた芋羊羹を食べて巨大化し、ネレンコビームを交えてRVロボと戦うが、最期はRVソード・激走斬りを受けて爆散した。
太った状態だったとはいえ変身を解除させた事で何気にボーゾックで初めてカーレンジャーの正体を知る事となったが、グラッチはその場を外しておりネレンコ本人も結局誰にも言えないまま死亡したので、ボーゾックにカーレンジャーの正体が知られる事は無かった。
ネレンコ及び太るスプレーによる被害一覧
宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん
スプレーを当初はゾンネットか真っ先に使うつもりだったが副長ゼルモダの提案で先に実験することになり、運悪くそこにやって来てしまったためにゾンネットによって顔に吹きかけられる。
その結果、顔がパンパンに膨らんだ挙句に爆発してしまった。
もっとも顔面が黒焦げになっただけで命に支障はなかったようで、彼がいなかったらゾンネットが太って爆死してしまうところだったのでGJである。(そうなると実際に太らされて醜い姿を晒してしまったヒロイン二名はどうなるんだとなるが…)
町中の建造物
グラッチが芋長の芋ようかんを買ってくる間待つように言われたが肝心の芋ようかんは売り切れでかつ追加分は作ってる最中でまだ並んでおらず、NNネレンコ自身は偶然スプレーによる落書きを見てしまったために欲求が押さえられなくなり、町に繰り出して様々な物に自身のイニシャルであるN・Nの文字を太るスプレーで落書きし始めてしまう。
その結果、郵便ポスト・企業の看板・コンクリートの柱×2・カラーコーン×2・トイレの男用と女用のピクトグラムが肥満化し、その後爆発。
非生物であるためか太ってから爆発するまで暫く時間があり、一部はその見た目から人々の注目を集めていたことが仇となり目の前で爆発し、町中が大混乱となる。
兵士ワンパー
レッドレーサーを狙って噴射されたスプレーが、身代わりとなる形で戦闘中の青ワンパーの1人に直撃して太ってしまう。
こちらはゴキちゃんと違って膨らみきったあと、距離をとったレッドレーサーを含めたカーレンジャー達を吹き飛ばしてダメージを負わせるほど盛大に爆発、命を落としてしまった。
激走戦隊カーレンジャー(土門直樹/ブルーレーサーを除く)
ネレンコのネレンコビームを喰らい、橋から落ちて怯んだところをスプレーの餌食になってしまう。
変身を解除され服のボタン等を弾き飛ばしながらゆっくり腹が膨らんでいき、最終的に顔や胸もパンパンに膨らんでしまう。
スーツによって効果がある程度軽減されていたのか一瞬の爆死は回避されていたが、そのせいで爆死までのタイムリミットがすぐそこまで迫っているなか脂肪の急激な増加によって体が無理やり引き延ばされる激痛にただ苦悶の表情を見せながらのたうち回るしかなくなるというまた違った意味で恐ろしい自体になってしまった。
そのまま兵士ワンパーのように破裂する瞬間を待つばかりだったが、ブルーレーサーにスプレーを洗い流され辛うじて助かっている。
陣内恭介/レッドレーサー
お腹に加え顔もパンパンに膨らんでしまったが、会話に支障はなかったようで、アクセルブレスでブルーレーサーに助けを求めていた。
時間が経つにつれて苦痛と共にじわじわお腹が膨らみ続けていたが、実に追いつく程にはならなかった。
上杉実/グリーンレーサー
恭介同様、お腹・顔共に大きく膨らんでしまう。他のメンバーと違い一度は立ち上がろうとしたが、それも叶わず激しくもがき苦しんでいた。
上下に広範囲に膨らんでおり、上は喉のすぐ下あたりまで、下はジーパンの前チャックが全開になってしまっていた。
なおアップでお腹が映るシーンではワイシャツのボタンが弾けて肌着を晒すほどの危険なサイズと化していたが、それ以降のシーンでは何故かボタンは弾けておらずお腹のサイズもボタンが弾ける直前くらいに戻って映像的にそれ以上は膨らまず、最終的には洋子に追い抜かれた。
志乃原菜摘/イエローレーサー
元々スレンダーかつ1番奥にいて浴びた時間も一瞬だったためか、他3人に比べると太り具合はまだ控えめで顔もそこまで膨らんでいない。
ただし、ツナギの前のファスナーが今にも壊れそうな音を上げて勝手に下がっていく程の圧力で腹が膨らんでいたためか肉体的な苦痛が大きかったようで、胸ぐらを掴んだり腹を強く摩るなど、他メンバー以上に激しく苦しみまわっていた。
八神洋子/ピンクレーサー
普段から体重や体型を気にする乙女なのだが、スプレーを噴射された時はよりにもよって1番手前におり真っ先にスプレーが直撃し尚且つ浴びていた時間も最も長かった結果、1人だけ顔のアップシーンで腹が膨らみ始めて腹アップのシーンではこれまた1人だけパンパンに膨れた顔が映ってる状態でボテ腹と胸を左右に揺らしながら上着の最後のボタンを今にも引き千切ろうとしているという衝撃的な姿を晒してしまった。
その後のシーンではすべてのボタンが弾けて白インナーが露になっているものの腹は一旦恭介や菜摘と同程度にまで縮んだのだが、時間が経つにつれ明らかに恭介よりも速いペースでさらに太っていき起き上がろうとする動作は勿論のたうち回ることすら1人だけまともに出来なくなっていた。
最終的にブルーレーサーにスプレーを洗い落とされる際には破壊された消火栓から噴き出した大量の水で他の3人同様に何とか立ち上がれるまで症状が回復したのだが、洋子に限っては胸は頭よりも大きくなり4人の中で最大の大きさになっていた腹は両手を前に回すことも出来ず常に手で支えていないと姿勢を維持することも出来ないという戦隊ヒロインの歴史で前にも後にも類を見ない程の悲惨な状態となってしまった。
もちろんこの事態に洋子が受けたショックが計り知れないのは言うまでもなく、洗い流されている間は醜く変わり果てた自分の身体に今にも泣きそうな顔で立ち尽くすばかりだった。
木の枝×2
ブルーレーサーに向けて狙ったネレンコビームが避けられ後ろにあった木に直撃した際に落ちてきた、葉が大量に付いた枝。
ブルーレーサーは同じく自分が避けたビームで破損した消火栓から雨のように降り注ぐ大量の水と枝の形状から洗車のブラシを思い出し、次に自分に向けて放たれる太るスプレーをギリギリで避けて枝に当てるという賭けに出る。
この賭けに見事成功したことで太った枝は木の部分はもちろん葉も分厚く大きくなっており、ジャンプの勢いと太った枝の弾力でネレンコを吹き飛ばしたブルーレーサーは太るスプレーを洗い落とすための新技「激走カーウォッシャー」を発動。
ブルーレーサーの意図を読み取った仲間達も先ほどから降り注ぐ水で症状が改善したことで何とか自力で起き上がり(それでも洋子はだいぶキツそうではあるが)、それぞれ膨らんだ腹を付き出しながらブルーレーサーに洗われて太るスプレーを除去されたことで命の危機を脱出、再度変身を遂げている。
なおこの木の枝はその後出てこないが、他のカーレンジャーを洗うなかで枝自体も太るスプレーを除去されて元のサイズに戻ったと思われる。
余談
・カーレンジャーの面々の肥満化シーンは、上記の記載の通り妙に生々しく、これらの描写は放送上の時間は1分にも満たないのだが、幼い子供たちにその手の性癖を目覚めさせるには十分だったであろう。
因みに戦隊シリーズの歴史で肥満化の屈辱にあった戦隊ヒロインは洋子と菜摘のみである。
・脚本段階では4人が太らされる場所は広場ではなく廃ビルの中だった。それに伴い「激走カーウォッシャー」に使用した道具なども違っており、放送では破壊された水道管から噴き出る水と機転を利かして太らせた木の枝を利用していたが、脚本では天井のスプリンクラーから噴き出た水とデッキブラシを利用している。
関連書籍では
生身のヒーローが太らさせるという特異なシチュエーション故か、出版されたカーレンジャー関連の書籍では特別な写真が掲載される事がある。
・激走戦隊カーレンジャー超全集
太らされた4人全員の個別ページに肥満化状態の特写が掲載されているという拘りぶり。本編よりは控えめな太り具合だが、顔がパンパンな恭介と実、本編より薄い灰色のシャツで苦痛より困惑気味の菜摘、全身が映された寸胴体型の状態で苦しそうにお腹を押さえる洋子、と個性豊か。
更にエピソード紹介のページではブルーレーサーにスプレーを洗い落とされている洋子の未使用カットが掲載。本編では立ち上がった後正面からしか映されなかった身体が斜めから見えた事で、へそ辺りにまで手を持っていけないほどに太りすぎてしまった様が如実に表れている。
またネレンコ自身も、ボーゾックの巨大化プロセスの紹介のコマでは他の面子を差し置いて彼の放送シーンが使われていたりと、何かと優遇されている。
・激走戦隊カーレンジャー8・カーレンジャー16だいけっせん(小学館のテレビ絵本)
16体のボーゾックの荒くれ者に対してそれぞれ本編では見られない特別なワンカットが記された本であり、ここではNNネレンコと対峙した恭介と実(変身前)の特写が掲載。高カロリーで太るスプレーを突き付けるNNネレンコに対して太らされてお手上げ状態……といった内容になっている。
(テレビ絵本シリーズでは変身無しで怪人と対する場面がしばしば見られるのだが、上記の書籍で変身前のカーレンジャーと対峙したのはNNネレンコだけである)
第32話以降のOPにも登場している。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者 戦隊ヒロイン
戦隊フトイン:NNネレンコ(と洋子)のせいで誕生してしまった戦隊ヒロインの肥満化概念。
バズガス:ギンガマンの男性メンバーを肥満化させたがヒロインは巨大化だった。
風船忍者ゴムビ・ローン:ハリケンジャーをヒロインを含めてを風船化させた。中の人はグラッチと同じ。
フーセンバンキ:ゴーオンジャーのサポートロボットと一般人を風船化させたがヒロイン2名を含めたゴーオンジャーは風船化させなかった。
シェフードン:ジュウオウジャーに登場し一般人は肥満化させたが、ヒロインの肥満化は失敗している。
XXミレーノ:ボーゾックのもう1人の業の深い怪人、2大性癖製造機のもう片方。
ヤミオロロ:シンケンジャー第七幕にてNNネレンコ同様ブルー以外の戦士を無力化させた怪人で、声も同じく梅津氏が担当している。
バキュームバンキ:ゴーオンジャーで洋子と同じく乗り物の戦隊に属する太めなヒロインを肉感的な身体が強調されるピンチに陥れた怪人。
ベルゼブブマイナソー:リュウソウジャーでヒロインの体内に入り込み巨大化して破裂させようとした小さな怪人。
PPラッパー:4話後に登場するボーゾックの荒くれ者。ピンクレーサーを肥満扱いするが、視聴者の間に太るスプレーと洋子に纏わるとある疑念を抱かせることになる。