「ゴキー!」
CV:桜井敏治
登場話数:第5話「この先激走合体」-第48話「いつまでも交通安全」
概要
宇宙暴走族ボーゾックの構成員の一人で、本作の準レギュラーに当たる。
元々はバリバリアンに生息していたただの宇宙ゴキブリが、発明家グラッチに芋長の芋羊羹を食べさせられたことで、人間サイズにまで巨大化した存在である。本人曰く「養殖のゴキブリ」らしく、背中には「養殖」マークがあり、暑さには弱い。またゴキブリながら綺麗好きで、雑巾がけをしたり触角を直したりすることもある。
巨大化してからはボーゾックのマスコット的存在として落ち着いたようで、兵士ワンパーと共に暴走車の修理もしたり、雑用に勤しむといった日々を送っている・・・のだが、何故か運が非常に悪い面もあり、第7話では誰が低カロリーで痩せるスプレーの実験台になるか揉めているところに、うっかり顔を出したがために白羽の矢を立てられてしまい、オマケに実際に出てきたそれが「高カロリーで太るスプレー」だったために、吹き付けられて顔が肥大化した末に爆発してしまうという憂き目に遭っている。
所謂「ボーゾックの荒くれ者」として戦闘に参加したこともあり、第15話ではグラッチの発明品「パワフルダンサー製造機」によって脚力が超超超超パワーアップした「GGゴキちゃん」、第41話ではこれまたグラッチ特製の「エネルギー吸い取り唇」を口に装備し、相手のエネルギーを吸収する能力を得た「IIゴキちゃん」になったこともある。
もっとも、そのいずれも(副次的なものはともかく)カーレンジャー相手には目立った戦果を挙げられずに撤退に及んでおり、総長ガイナモからも「こんな奴を信用した俺がバカだった・・・」と散々な評価を受けてしまっていたりもする。
前述した不運ぶりはここでも発揮されており、パワフルダンサー製造機の実験台になったのもまた、触角を直そうとしたのを副長ゼルモダに「挙手した」と勘違いされたことによるものであった。
ボーゾックの解散後は、宇宙ゴロツキが結成した劇団に所属した。
備考
デザインは阿部統が担当。顔が星になっているところが宇宙ゴキブリたる所以と語っているように、2つに割れた顎や目などが星型を描くように配置されているが、もうちょっと目立たせた方が良かったかもと後に振り返ってもいる。
その点以外は、当時の上司に当たる雨宮慶太からの「ゴキブリは意外と顎が長いんだぞ」とのアドバイスを受けつつ、また図鑑を読み込みつつ素直にゴキブリを怪人に落とし込んだものとされている。
関連タグ
テラフォーマー:『テラフォーマーズ』の登場キャラクターの一種。こちらも地球外出身の、ゴキブリが人型へと変化した種族である