「私、宇宙の悪のコンサルタント、リ~~ッチハイカー教授です」(第16話)
データ
概要
『激走戦隊カーレンジャー』第16話より登場。
失態が続きチーキュを中々花火にできないばかりか、悪事が全く上手くいかない現状を見かねたガイナモが新聞のチラシ広告を見て呼び寄せて雇った犯罪コンサルタント。
伸縮自在の電磁ムチとして使用できる指揮棒を武器としており、チーキュ人に変身できる能力を持つ(第31話)。
インテリ系な性格でプライドが高いが、その本性は短気でサディストなただのエロオヤジで、ボーゾックにやって来て早速提供した最初の作戦を「馬鹿だから」という良く分からない理由でJJジェットンを自分で指名しておきながら、作戦が失敗するや否や「まぁ…今回は、JJジェットンくんが今一つ力不足だったかなぁ…」と自分の失態を棚に上げて人のせいにする等、己の過ちは絶対に認めない主義を持っている。
さらに明らかに下心を持ってゾンネットに温泉旅行を誘おうとするスケベオヤジ気質もある。
なお、自己紹介の際は「リーッチハイカー教授」あるいは「リッチリーッチハイカー教授」と妙なイントネーションで名乗る癖を持つ。ちなみに笑い声は「リーッチッチッチ」。
また、過去にシグナルマンに捕まったことがあるため、それ以来彼を逆恨みしている。
どこで知ったのかボーゾック一味が“芋長の芋羊羹”で巨大化するのを知っていたほか、安い料金で依頼を引き受けることを売り文句としている割には、実際に請求するコンサルタント料は金額はべら棒に高く、実際に初登場回では初回特別特典で割引をつけて金額に0も付けてガイナモに1800万請求していた(通貨の単位は☆のような形である為、少なくとも円……どころか地球の通貨ではないことは確か)。ちなみにさすがにこんなボッタくり価格を払えるはずもなく(そもそも前述の通り事実上の依頼失敗なのでガイナモは払う義務はない)、ガイナモが破った領収書から18,000☆→1,800☆と値切っていくが、ガイナモからは「お願い、タダにして」と言われてしまい、その場にいたボーゾック共々ずっこけている。なお、最終的には1800万☆ではないものの、大きく値切って料金はちゃんと払ってもらえた模様。
なお、“犯罪コンサルタント”を生業としているだけあってボーゾックにない高い技術力を誇り、(一応)それなりに悪知恵も働くが、彼の考える作戦のほとんどが彼等とあまり変わらない作戦ばかりで、さらに折角ちゃんと(ボーゾックとしては)高いお金を払って雇っているのに全く結果が出ない事を指摘される事もしばしばあり、そんな場合はその場しのぎで考えた出鱈目を付いて荒くれ者を派遣する等、本当に“犯罪コンサルタント”で食っているのか怪しい部分もある(逆に悪知恵がきく故立ち回れているのかもしれない)。
後に“ボーゾック祭り”で全宇宙の悪のエネルギーを手違いで1人浴びてしまいリッチリッチハイカー教授へとパワーアップした。
リッチリッチハイカー教授
HHワッショイショイが取り仕切るボーゾック祭りの最中、リッチハイカー教授が手違いで自分1人が全宇宙の悪のエネルギーを浴び宇宙一の邪悪(?)へとパワーアップした姿。
青かった頭部が(青色の反対の色である黄色を意識して)金色になり、服装も黒い部分と白い部分が反転した容姿へと変化している。
自身の手持ち金と、開発費の不足分を(どこでその情報を掴んだのか)ガイナモがゾンネットとの結婚資金のためにコツコツと溜め込んだ秘密定期預金を勝手に卸して超強力怪獣型ロボ・ブレーキングを開発。
さらにゼルモダとグラッチを金に物を言わせて買収しガイナモとゾンネットをボーゾックから追い出すとボーゾック2代目総長へと就任し、“学習するボーゾック”を目指す。
なお、伊達に「宇宙一の邪悪に生まれ変わった」と豪語している訳ではなく、残酷さにも磨きがかかっており、「学習しない奴はこうです」と言い放って見せしめにワンパーを2人焼き殺している。
一度目のカーレンジャーとの戦いではブレーキングを駆使してRVロボを奪い取り、その勢いに乗ってビルを襲うも、Vファイヤー達の前に敗れ、本拠地バリバリアンまで吹っ飛ばされてしまう。
そこで今度はブレーキング“改造ブレーキング”へと強化改造し、再度カーレンジャー達に戦いを挑み、VRVマスターを人質に取ったうえで、爆弾攻撃を仕掛けるが、ファイヤーファイターたちの活躍で全て跳ね返されてしまい、最後はVRVロボの『ビクトリーツイスター』を受け、「カーレンジャーって、すごく強かったんですねぇぇ!」との断末魔を残し、ブレーキングの爆発に巻き込まれてお亡くなりになった。
なお、彼の死はその日のチーキュのニュース番組で取り上げられ、焼肉屋で食事をしていたガイナモとゾンネットがそれを聞いて衝撃を受けた。
余談
恐らく名前はヒッチハイカーとリッチのかばん語。法外な請求料を請求するという点ではうってつけの名前と言えよう。
ちなみに途中参加の雇われの身とは言え、ボーゾックの幹部では唯一の戦死者だったりする。
声だけでなく人間態も演じた田中氏は昨年の『超力戦隊オーレンジャー』でもナレーションで出演していた。10年後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』ではミスター・ボイスの声を担当している。