概要
一本の糸のように細く長い目を表す表現。またそのような目をしたキャラクター。同義語として細目がある。
日本のコミックやアニメに於ける独特の表現で記号化の一種である。海外では全くと言っていいほど見られない表現で、初見では「目がない」と誤認される事も多い(眉毛しかないと勘違いされる)。
糸目が表現するものは、単に目の形が細いという身体的特徴以外にも様々にあるが、一般には
- 笑顔、寝顔などの単純表現
- ステレオタイプな関西弁キャラの表現
- 無表情キャラをより無表情らしくするため
- 腹黒キャラが本性を隠すために態と糸目にしている状態。目を開くと凶悪な顔つきに変わる。
- 天然ボケやアホの子に対する脳内お花畑の表現。=常に笑顔。
- 通常の怒りを通り越している、という状態を表現するため。笑顔とは本来攻撃的な(ry
- 狐の擬人化キャラ
などの用例が多い。
あくまで糸目は一時的な表現で普通に開眼する場合もあれば、常に目が横線になっているキャラクターの場合もある。服部平蔵のように片目しか見開かないパターンも存在し、これは眇(すがめ)、斜視の漫画的表現の場合がある。
糸目のキャラクター
他にキャラクターがいましたら追加願います。
(個別記事の存在するキャラクターのみ追加してください)
糸目の実在人物
他に特筆すべき人物がいましたら追加願います。
中尾明慶(俳優)-自身のInstagramに自分の顔写真を投稿し、目が開いているか閉じているかというクイズを出題したことがある。
関連イラスト
縦糸目
派生として、縦線状の目表現もある。コンセント目・棒目とも言われる。
この表現の意味するところは通常の横糸目とは大きく異なることが多く、たいていはボーッとしているキャラ、無口キャラなどに使われる。表現の由来は定かではないが、「黒目は正面から見れば円形だが横から見ると縦線になる」ということが由来ではないかという説がある。
一時的な表現である場合もあれば、常に目が縦線になっているキャラクターの場合もある。
漫画家の大沖氏はほとんどのキャラクターを縦糸目で描くことで知られている。