曖昧さ回避
概要
「暮らしの中に修行あり、激獣拳とは日々よく生きることと見つけたり!フェリス拳、シャーフー!」
CV:永井一郎
激獣フェリス拳の使い手にして七拳聖のリーダー的存在であり、ゲキレンジャーの直接の師匠。
激獣拳使いたちが経営するスポーツ科学の最先端を担う企業「スクラッチ」本社の重鎮でもあり、美希と共に若き拳士たちを見守り指導する。
「心・技・体」の理想の三角形としてトライアングルを腰に下げている。
年老いた猫(カラカル)のような姿をしており、言動は穏やかな年寄りじみて且つ哲学者然としている一方で木で爪を研いだり猫じゃらしにじゃれつくなど、猫のような仕草や挙動も時折見せる。
普段は目を細めているが、真剣な場面では目を開くこともある。
上記の台詞の通り日常の些細な出来事の中に修行を見出す「暮らしの中に修行あり」をモットーとしている。
誓いにより直接戦いに関わってはならないのだが、ジャン達を助ける為にそれを破るような行動を取ることもあり、後で「あんなの戦いには入らん」と言い訳をすることもある。
あまり声を荒らげることはないが、操獣刀をバカンスの資金にするために売り払った久津ケンには流石に激怒し、「バカモン!!」と叱りつけている。
アニバーサリー作品『海賊戦隊ゴーカイジャー』第7話「ニキニキ! 拳法修行」に、漢堂ジャンとともに登場した。
関連人物
- ゲキレンジャーの面々
現在の自分の弟子達で、他の拳聖達と共にその成長を見守っている。
嘗ての弟子だったが、力を与えてくれなかったとして袂を分かった。
リーダー格のマクとは師であったブルーサ・イーの後継者の座を争う程のライバルで、ラゲクからはダーリンと呼ばれる程の熱愛を抱かれていた。
カタとの関係はハッキリしないが、理央との死闘の中で「奴の様な甘い教えでは強くはなれん」とその考えをバッサリ切り捨てていた所から、「甘い」と思われていたのは確かである。
パワーレンジャー・ジャングル・フューリー
『パワーレンジャー・ジャングル・フューリー』でのマスター・シャーフーのポジションはマスター・マオとして登場。
原典とは異なり、人間の姿のまま登場していた(終盤で原典と同じ姿になるが)。
これは「同作の撮影時には原典も撮影中であり獣人時の着ぐるみが使えず、かといって同作のために新調するのも困難だった」という理由で、苦肉の策として「彼らが獣人時に着ていた衣装に近いもの」を用意した上で撮影に臨んでいたためである。
パイ・シュア最高指導者。復活したダイ・シの攻撃により命を落とすが、その魂は幽体となってケイシーたちを導く。
名前の由来は中国語で「猫」= mao1から。
ゲキワザ
- 倍倍分身拳
巨大な自分の分身を作り出す。
巨大化したマキリカに苦戦するゲキレンジャーを助けるべく使用。
個人で心技体をバランス良く修めたシャーフーはシャーフー自身の分身を作れる一方で、ゲキレンジャーはそうではない為、獣拳合体という形で習得した。
- 勇勇復活拳
『ゴーオンジャーvsゲキレンジャー』で使用。
須塔大翔・須塔美羽と三角陣を組み、激気を込めて死者を復活させる。
日没を過ぎると復活した死者は永遠に地獄を彷徨うことになる。
- 激激砲
作中ではゲキレンジャーがゲキバズーカから発射するゲキワザとして登場したが、シャーフーの現役時代は竹筒で行っていたという。
余談
- 永井一郎氏は、ジャッカー電撃隊のデビルバッター役以来実に30年ぶりのスーパー戦隊出演である。
- 2014年1月27日に死去したため、本作への出演が最後となった。
- 他の七拳聖は実在のアクション俳優の名前をもじった名前になっているが、シャーフーだけは特定の俳優を元ネタにしていない。
- 名前の由来は恐らく、猫の唸り声「シャー」と「フー」と師父。
- また、『カンフーパンダ』シリーズには主人公たちの師匠としてマスター・シーフーが登場するが、カンフーの厳しくも有能な師匠である獣人であるなどの類似性も少なくない。
関連タグ
ブロブの膜イン:3年後のスーパー戦隊に登場する怪人。磯野波平を演じた声優が声を担当している点で共通している(ただしシャーフーの中の人は『初代波平』、膜インの中の人は『二代目波平』なのでシャーフーと膜インの中の人は同一でない点に注意)。
カリン様:モチーフ&声優繋がり。