調月リオ
つかつきりお
「理解されなくても、この世が私を悪と規定しても構わない―私は、私が正しいと信じる道を進むだけよ。」
学園 | ミレニアムサイエンススクール |
---|---|
部活 | セミナー(生徒会長) |
学年 | 3年生 |
年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
趣味 | 不明 |
CV | 未実装 |
デザイン | Mx2j(※) |
イラスト | Mx2j(※) |
※『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス 2』より。
ミレニアムサイエンススクールの生徒会にあたるセミナーの生徒会長。
黒を基調とした衣服と長い黒髪、それらと対照的な白のタートルネックを着用した色白の肌を持つ生徒。髪にはミレニアムの校章を模したヘアピンをつけている。
ミレニアムの政治トップとして極めて合理的な性格であり、ミレニアムやキヴォトス全体の利益・安全を考えて冷徹な判断も厭わない人物。
人情の機微や感情論を軽視する傾向にあり、そのため過去にも多くの人間から反発されてきたらしく、同じセミナーのメンバーにすら秘密で大規模な計画を進める、裏切りを想定しながら部下を運用するなど、秘密主義的、猜疑的な行動が多く見られる。
全ては万が一の事態に備えて、彼女なりの合理性に基づいての行動なのだが、自身の中だけで結論を出す上にその結論に至った経緯の説明もしないため、その行動の真意に気づいてくれるものは少なく、誰にも理解されないことを思い悩む一面もある。それでも冷徹に自分の考えを貫く強さを併せ持ってもいる。
また、目的のためには一切手段を選ばず、将来キヴォトスに訪れる危機に備えて「要塞都市エリドゥ」を秘密裏に建造、セミナーの予算を密かに横領してその建造資金に充てていた。
彼女を端的に表現するなら、合理主義を極めた人物。
自らがそうすべきと判断したことについては徹底的に実行し、ある程度の強硬手段も辞さない、まさに独裁者。そのため、”ミレニアムのビッグシスター”の異名で呼ばれている。
存在や名前そのものはかなり以前より示されていたが、本格的な登場はメインストーリーVol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」第2章。
ある生徒を危険視しており、特異現象捜査部部長のヒマリと協力して彼女の調査を行っていた。
そのヒマリとは極めて仲が悪いと周囲からも評判で、実際にヒマリからは「下水道を流れる水」「浄化槽に浮かぶ腐った水」などと揶揄されており、リオの方もシナリオ内では意見が合わないと分かると即座にヒマリの排除に掛かるほど。
しかしながら、そのヒマリにセミナー直属組織の特異現象捜査部の部長になるよう要請したのは他ならぬリオ自身であったり、同じ目的のためには休戦・協力したりと彼女の実力は認めており、一概に険悪な仲の一言では言い切れない、複雑な関係であることが察せられる。
内心ではヒマリの聡明さに一目置いており、自身の理解者となってくれることを期待していた旨を吐露したことがある。
専属ボディガードであるC&Cのトキとは、主従関係にあり、極秘の計画を共有したり、数々の任務に投入している。
エリドゥの兵力もトキ以外は全てドローンであった事、トキ(とアバンギャルド君)が敗北した時点で切れるカードが無くなったと零した事からその信頼がうかがえる。
独特な美的センスの持ち主で、「アバンギャルド君」という奇妙な見た目の戦闘用ドローンを配備していた他、エリドゥの管制室にそのアバンギャルド君に似た謎のオブジェクトをわざわざ飾っているなど気に入っている模様。
なお、アバンギャルド君のデザインについてモモイとミドリから酷評された際には「……見た目は関係ないわ。」と目を逸らしながら反論した。
あるいは、合理性を追求したが故のあのデザインなのかもしれない…。
メインストーリーVol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
第2章にて初登場。アリスをキヴォトスに破滅をもたらすとして危険視して、抹殺を企てており、ある事件をきっかけに、アリスが暴走してヴェリタスの部室を破壊したことを大義名分に、ゲーム開発部の必死の抗議に耳を貸すこともなく、その場の全員を武力で行動不能にした上で強制的にアリスをエリドゥへと連れ去った。
そのような強硬な姿勢にゲーム開発部のみならず、C&Cやヴェリタス、エンジニア部の反発をも招き、一同がアリス奪還に動くことも想定して対策を練っていたが、想定を超える一同の奮戦とイレギュラーな救援によって主戦力であったトキとアバンギャルド君を撃破され、ついに本拠地のタワーに到達されてしまう。そこでようやく自身の負けを認めるが、アリスの身体は謎の存在であるKeyがなおも掌握しており、エリドゥを危うく乗っ取られかける。
危機に直面してなおアリス抹殺の決断を主張するも、ヒマリが深層意識に追いやられたアリスの意識を呼び起こすことを提案。ゲーム開発部と先生の説得によってアリスはKeyから人格の主導権を奪い返し、ゲーム開発部の元へ戻った。
エピローグでは、一連の事件の自責の念から辞表を提出して姿を消し、ミレニアムトップの突然の失踪によってセミナーを混乱させた。専属エージェントであったトキにも実質解雇を言い渡し、以後連絡を取っていなかった。
メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点編」
彼女の危惧していたキヴォトス存続の危機が(彼女の予想とは異なる形で)現実になってしまう。
そんな中、異形の軍勢の侵攻からミレニアムを防衛する生徒達の援軍として、かつてリオの指揮下にあったロボット軍団「AMAS」が登場する。どこの誰がこのAMASを制御しているのか明言こそされていないながらも、無言で事情を察したヒマリとウタハはこの援軍と協力し、ミレニアムの防衛に成功した。
その後、色彩の本拠地であるアトラ・ハシースの箱舟突入に使用するウトナピシュティムの本船で準備にかかるヒマリの元へドローンを派遣。当初は、完全自立AIと言い張っていたが、その嘘はすぐにヒマリに看破され、ドローンを介してリオがサポートを申し出る。ヒマリやユウカと会話した際には、トキへの態度や失踪の件について彼女達から辛辣な言葉を受けたが、リオ自身も過去の行動には思う所があり、反論をせずに受け入れた。
他の面々からも厳しい態度を取られていたが、かつての事件の当事者であるアリス本人から、自身はリオを恨んではいない事が明かされ、むしろ既にリオを仲間として受け入れていると告げた事で皆の態度は軟化。
最終的にドローンを介して敵本陣に乗り込む際の手助けを果たし、さらには決戦後に仲間達の地上への脱出手段を講じるなど、一同の支援に大いに尽力した。
また、彼女が作った要塞都市エリドゥのシェルターはミレニアム市民の避難場所として活用されたほか、アバンギャルド君もエンジニア部による改造を経て、アバンギャルド君Mk3となり、廃墟化した遊園地での戦いにおいてユズの操作のもと活躍するなど、彼女が残したものは大いに役に立った。
最終的に皆から認められた彼女だが、Final.エピローグの時点でもミレニアムに帰還しておらず、失踪状態が続いていた。
メインストーリーEX.「デカグラマトン編」
第2章「炎の剣」にて再登場。デカグラマトンの調査の中で特異現象捜査部とトキがゲブラの襲撃で危機に陥った時、遠隔でAMAS部隊を派遣して一行の危機を救った。
ヒマリから今まで何をしていたのかと問われた際には、キヴォトスの危機を未然に防ぐため、「名もなき神」の力が残した痕跡を調査しており、その過程で氷河で活動する予言者に辿り着いたと明かす。デカグラマトンのエンジニア達の計画を調査するため、遠隔で特異現象捜査部をナビゲーションし、コクマーの攻略にも貢献した。
かつての腹心であるトキとも久しぶりに再会を果たしたが、彼女の変貌ぶりにはさすがのリオも終始困惑していた。
行動の賛否についての補足
メインストーリーにて初登場した際は、アリスを排除しようとしたその極端な行動や自論から、一部ユーザーからは多数の賛否の声が挙がった。なお、韓国における制作者インタビューによると、元々リオは純粋な悪役としてデザインされたキャラクターだったらしく、今のような形で人気が爆発するとはあまり想定していなかったとのこと。
最初から悪役として登場する予定だったことを鑑みれば、初期のリオが冷徹な存在としてユーザーから非難の声が挙がる事態はある意味仕方のない流れであった。
ただし「悪役としてデザインされたキャラでした」という発言自体はイラスト担当であるMx2J氏のコメントであり、イラストデザインに関するものであった点には留意が必要。
その他アートディレクター、シナリオライター各氏の発言に関しても「初期案は敵対者としての位置づけだったが、制作の過程で大きく変化した」という趣旨の内容であり、「悪役としてリリースしたキャラクターの人気が爆発した」と解釈するのは明確に誤りである。
例えば、インタビューではリオのキャラクター創りに関して「アバンギャルド君」の存在にも触れ(リオというキャラクターを肉付けする上で)まさに「神の一手」だったと語られている。
登録タグ数
ファンアートの方はまだ実装すらされてないのに好調に増え続けている。
CVなし、未実装というハンデがありながら、ストーリー内におけるライバルキャラであるヒマリには、登録タグ数においてすでに数倍以上の大差をつけ、ライバルを完膚なきまでに抑え込んでリオ会長が圧勝しており、キサキ、セイアらに次ぐ実装待ちポジションとなりつつある(キサキは2024年9月末に実装されたため、実装待ちレースから抜けてしまったが)。
2024年11月から始まったメインストーリーEx.にて再登場し、主要人物の一人となっているため、近日中の実装の可能性が高まっている。
やはり大きいことはいいことだ。
コメント
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