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コミュ障

こみゅしょう

コミュ障とはネットスラングのひとつ。『コミュニケーション障害』の略だが、医学的な意味での『コミュニケーション障害』とは別物となっている。
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概要編集

医学的な意味での「コミュニケーション障害」と、インターネット上で言われる「コミュ障」は(周囲とうまくコミュニケーションが取れないという結果は同じだが)実際には違うものを指す。本項では「コミュ障」について解説する。


極度の恥ずかしがり屋人見知り対人恐怖症空気を読めない性格等が原因で、他人と上手くコミュニケーションを取れないと感じ、他人とのコミュニケーションを避けること。また、その様な人。


一部では特定の物事に長期間粘着するアンチ荒らしのような「まともなコミュニケーションをとる気がない人」もコミュ障と称することがある。反対にコミュニケーション能力に長け、周りとうまく付き合っている人のことは「コミュ強」という。


コミュ障の中には社交性不安障害回避性パーソナリティ障害に分類される人も多く、「コミュニケーション自体は求めているが、それによって起こる問題が怖いのでそのような場を避けている」ような状態は典型的なコミュ障といえる。また、スキゾイドパーソナリティ障害のように、「そもそも他人とのコミュニケーションに関心が持てないため、周りから孤立し、孤立することに何の問題もないと感じている」タイプのコミュ障も一定数存在する。


境界性人格障害自己愛性人格障害といった、「自分に極端に自信がないため、常に不安を感じ、他者からどう見られるかに依存している」ような人物も少なくない。いわゆるサイコパスは、話し上手で自分を魅力的に見せる技術に長けている者も少なくないため、一見するとコミュニケーション能力が高いように感じられるが、共感性や良心の欠如といった「他者との親密なコミュニケーションを行う上で必要な能力」に問題を抱えていることから、一種のコミュ障に数える人もいる。


詳しくは後述するものの、一見すると明るくてよく喋る、周りとも上手く溶け込めているような人でも、実際には「自分が好きに話しているだけで人の話を聞いていない」「ズレた言動だが、周りが気を遣って合わせているだけ」というタイプのコミュ障もいる。


芸能人を例に挙げると、テレビやラジオなどの番組では、台本や演出で不用意な発言や間がカバーされ、周りのトーク回しが成功することでテンポの良い会話が成り立っていても、個人のSNSにおける対応や各ライブ配信でのフリートークなどの場面では会話がうまく噛み合わない、場を持たせることができないことが露呈してしまうこともある。ただし例えば舞台でのネタは面白く、芸人仲間との交流ではうまくいっていても、いわゆるひな壇でのトークには弱いという人もおり、特定の場面でうまくコミュニケーションを取れない、という場合はまたコミュ障とは異なるといえる。


医学的なコミュニケーション障害の定義編集

精神医学の分野において活用されているDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル」第5版)においては、以下の5つが「コミュニケーション障害/コミュニケーション障害群」として分類される。


  • 言語症/言語障害
  • 語音症/語音障害
  • 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害
  • 社会的(語用論的)コミュニケーション症/社会的(語用論的)コミュニケーション障害
  • 特定不能のコミュニケーション症/特定不能のコミュニケーション障害

言語症は「読み書き、会話の中で、言葉をうまく繋ぎ組み立てることができない」障害、語音症は「会話において言葉をうまく発することができない」障害である。難聴など、器質的な原因で言葉を取得し発するのが難しい場合とは区別される。


小児期発症流暢症はいわゆる「吃音」のことであり、「初めの言葉が出にくい、不自然なところで切ってしまったり同じ音を繰り返してしまったりする」などの特徴がある。小児とつくが、大人になっても症状が残ることもある。


社会的(語用論的)コミュニケーション症は、会話の中の「言葉そのもののやりとり」(言語コミュニケーション)は問題なくできるが、顔の表情や声のトーンから相手の思うことを推測するような非言語コミュニケーションを、状況に応じて使い分けることが難しい障害である。「空気が読めない」「皮肉や比喩などが伝わりにくい」などの特徴がある。


また、これらの特徴を少しずつ持っているが診断基準には当てはまらず、コミュニケーションにおいて障害を抱えている場合は「特定不能」として扱われる。


いずれも「コミュニケーションをとる上で必要な、言語や発話、他者の言動を読み取る能力になんらかの障害がある」状態であり、インターネット上で使われる「コミュ障」とは必ずしも一致しない。もちろん、「コミュ障」を自称する人の中には、医学的な「コミュニケーション障害」に該当する人(診断がついている人)も含まれると考えられるため、一概に全く異なる概念とは言えない。


LITALICOの解説ページ


要因編集

コミュ障の要因となるのはその人が元来持つ性格的なもの(パーソナリティ)のほかに、過去にコミュニケーションに関して起こったトラブルが原因で不安を抱えていたり、対話の機会が極端に少なくコミュニケーションそのものの経験が浅かったり、といったことが挙げられる。


中には先天的な要因(発達障害知的障害)のほか、精神疾患、パーソナリティ障害などが要因となり対人関係を上手く構築出来ない人もいる。特にアスペルガー症候群などの自閉症スペクトラムは、知的には問題ない(言葉の意味を理解し、文章として構成する能力自体はある)が、文脈や相手の話し振りなどから「話し手が何を話そうとしているか」を正確に読み取って会話を行う能力が低いという人も多く、「KY」扱いを受けやすい。


読み書きは問題なくても、発話そのものに困難を抱える吃音症や、多言語が入り混じった環境で育ったことで言語の取得や会話、思考に混乱が生じるセミリンガルダブルリミテッド)なども、「会話を主とするコミュニケーション」に苦手意識を抱えていることが多い。障害とは異なるが、生まれ育った地域の方言について、共通語や現在住む地域の方言とのアクセントや語彙の違いを気にして(また、いじめやからかいの対象になるなどの経験があって)なかなか話せないといった人もいる。


上記の障害を抱えている人の中には、感情を表現したり、他者の感情を読み取ったりといったコミュニケーションに関わる能力が弱いという人も多い。そのため、時に本人はうまくコミュニケーションが取れている(あるいは普通と同じように取ろうとしている)つもりでも、相手や周囲はそうではないといったすれ違いが見られる。また、掲示板やメール、SNSなど文字でのやりとりだと流暢に話すことができても、電話や直接対面した状態だとうまく話せないといったことも度々見られる。


後天的な要因としては、対人関係のトラブルからの人間不信なども挙げられる。特に保護者からの虐待や、ブラック校則ブラック部活のような「容易に逃げられない環境」で一方的な監視・制限を受け続けた結果、本来頼るべき大人や目上の人のことも信用できなくなっているような人もいる。また、保護者からの過干渉が原因で、周囲とのコミュニケーションを制限されているためうまく噛み合わないという人もいる。


コミュ障の分類編集

気弱タイプ編集

内向的な為に人と関わるのが苦手なタイプ。人見知り対人恐怖症なども特徴。異性、外交的なクラスの人気者、初対面の人などを目の前にすると、全く話せなくなってしまうことも少なくない。人と話すこと、社会と関わりを持つことに不安を抱えていることから、周りと馴染めずぼっちになってしまったり、逆にぼっちになるのを恐れてキョロ充になってしまったりすることもある。不登校ニートひきこもり生活の原因ともなりやすい。


容姿性格などの悪口を言われた(いじめハラスメントに遭った)、うっかり毒舌暴言を振るってしまい他人を傷つけてしまった、目立つような場面で大きな恥をかいたなど、コミュニケーションに関するトラウマが原因となっていることも多い。また、(上記のトラウマとも関係して)会話において他人がどう反応するかを気にしすぎてしまい、自分から積極的にコミュニケーションを取れないということも多い。


無口タイプ編集

自分から話すことがほとんどなく、本人はそもそも他人とのコミュニケーションにあまり興味が無いだけと言うタイプ。一方で、自分の興味のあることに関しては凄まじい行動力を見せ、同好の士とは饒舌に語り合ったり、議論の場面でスムーズに立ち回ったりできるという人も少なくない。いわゆるアスペルガー症候群のような(障害により)他人の感情の動きに鈍感なタイプや、スキゾイドパーソナリティ障害のような他人に関心がないように振る舞うタイプはこれに分類される。


話下手タイプ編集

ある意味最も厄介であろうタイプ。上2つは困ったら聞きに徹すればいいし、必要最低限であればそれなりに話すことはできるという場合がほとんどだが、話下手タイプは「聞くのも喋るのも苦手」という困った特性を持っている。人の話を最後まで聞かず話し出してしまったり、自分の感じていることや考えていることを整理して話すのが苦手で曖昧に答えてしまったり、といった特徴がある。


慇懃無礼だったり、逆に目上の人にも呼び捨て(あるいは「君」「あんた」「お前」といった、現代では目上の人には適さない呼称)でタメ口で話しかけたりといった、礼節を表現できないという人もいる。

また、(実際の立場とは別に)自分が尊敬している人物にはやたらと敬意を持って接する一方、逆に気に入らない者には横柄になるといった態度の大きな違いや、自身の関心のある内容は敏感に反応する一方で、興味のない内容や苦手な場面では極端に反応が薄いといった「話にならない」パターンのコミュ障といえる。ネット上にて闘争をコミュニケーションに持ち出してくる者は基本的にこのタイプ。


つまり、会話において相手との距離感を理解・調整できず、言葉や態度としてそれを表現できないといった特性が、「よく話す」「前向き」といった本人の性格傾向と重なることで「聞くのも話すのも苦手」という形で現れているといえる。他人の怒りやトラウマを無自覚に刺激したり、タブーとされている事象に首を突っ込んだりして、周りからKY扱いを受けることも少なくない。


上記の2つは「話すのは苦手」と感じている人が多いが、こちらはむしろ話したりするのは好きで「自分はコミュ障(としてイメージされる気弱タイプなど)ではない」と思い込んでいる、いわゆる「陽キャ」よりのタイプも多い。上記の2つが「内向的」・「オタク的」と言える一方で、ヤンキーDQNと呼ばれる徒党を組んでいる不良や、パリピウェイ系というような社交的な趣味の人の中にも存在する。


例えば初対面の会話でも、うまく話し出せないまま終わってしまったり、もしくは張り切りすぎて失敗してしまったりといったことが起こりうる内気タイプや、無愛想で態度が悪いように見えてしまう無口タイプとは異なり、会話についてあまり物怖じしないため第一印象「は」よいということが多い。


特によく喋るタイプや明るく元気のいい人物の場合、「陽キャのコミュ障」・「アッパー系コミュ障」などと称される場合がある。


コミュ障とされるキャラクター編集

※キャラクター名五十音順



関連タグ編集

コミュニケーション障害 性格 ネットスラング

内気 臆病 消極的 人見知り 口下手 恥ずかしがり屋 引っ込み思案 うつ病 統合失調症

場面緘黙症 あがり症 赤面症 対人恐怖症 人間不信 回避性パーソナリティ障害 双極性障害

発達障害 アスペルガー症候群 ひきこもり インドア オタク 地味子 KY 無自覚な荒らし


外部リンク編集

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