概要
KADOKAWAの4コマ漫画雑誌「コミックキューン」にて2015年10月号から2021年3月号にかけて連載された。それ以前にもやはりKADOKAWAの漫画雑誌である「コミックアライブ」にて2014年10月号から2015年9月号まで掲載されていた。これは「コミックキューン」がもともとは「コミックアライブ」綴じ込み付録であった、と言う事情がある。
あらすじ
動物に好かれる一方、コミュ障を患っている桜木ひな子が、それを克服しようと演劇に青春をぶつけようとするが・・・・・・・・・意気揚々と入学した高校の演劇部はつぶれてしまっていた。
そこで一念発起したひな子は、ひととせ荘の(おかしな)仲間とともに(と言うよりはその仲間達に担がれて)、演劇サークルを立ち上げるが・・・・・・・・・・・・。
登場人物
桜木ひな子(さくらぎ ひなこ)
ひどい人見知りなうえコミュ障にして動物からは懐かれる主人公。通っている学校の演劇部がつぶれてしまったことから、自らが住むことになったひととせ荘の仲間とともに、演劇集団「劇団ひととせ」を(仲間の助けを借りまくって)立ち上げた。
かつては人見知りの影響から故郷でかかしをしており、今でもうっかりかかしのポーズを取ってしまうことがある。
家族は両親のみ(いわゆる一人っ子)(アニメ第1話の家族写真から)。
夏川くいな(なつかわ くいな)
食べることと本が大好きな、ひな子のクラスメイト。ただ、本が好きすぎるあまり、それを喰い散らかしてしまうという奇癖あり。
劇団ひととせ「立ち上げ」の際は脚本家(兼女優)に回っている。
柊真雪(ひいらぎ まゆき)
声 - 小倉唯 誕生日:12/24
メイド服ばかり着ている、小柄なひな子の先輩。もちろん小柄であることを侮辱されると怒る。気が強い上、喫茶店でバイトしているくせに恥ずかしがり屋、と言う矛盾した一面を持つため、劇団ひととせでは裏方に回ってしまった。
萩野千秋(はぎの ちあき)
真雪同様ひな子の先輩。父親が舞台役者であり、4歳から舞台に立っていた。ゆえに演劇の世界ではちょっと知られた存在。高校生なのに、ひな子(とくいなと真雪)が暮らす下宿・ひととせ荘の大家。画伯の一面もある。
中島ゆあ(なかじま ゆあ)
声 - 高野麻里佳 誕生日:5/10
ワガママで高飛車なひな子のクラスメイト。千秋に憧れており、それ故に彼女と仲の良いひな子のことを目の敵にするが、根は素直でいい子。
黒柳ルリ子(くろやなぎ るりこ)
声 - 吉田有里 誕生日:8/7
ひな子の進学先である、藤宮女子高校の演劇部の顧問の先生。小学4年生。ただ放浪の旅に出ており、その結果演劇部は事実上廃部になってしまった。
テレビアニメ
2017年春アニメとしてTOKYOMX、サンテレビ、KBS京都、AT-XおよびBS11、さらにはテレビ東京系列局約2局にて放送された。なお、ネット局はバイオレンスアクションアニメの「武装少女マキャヴェリズム」やダークファンタジーアニメ「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」と共通。この2作品とともにKADOKAWA系の作品であるが、これらの2作品とは「ルーツ」が異なる(本作はメディアファクトリー、2作品は角川書店)。
「コミックキューン」発のアニメとして初めての30分作品になる(これまでのアニメ化作品である「パンでPeace!」と「にゃんこデイズ」は5分のショートアニメだった)。
スタッフ
原作 三月「ひなこのーと」(月刊コミックキューン連載/KADOKAWA刊)
総監督 高橋丈夫
監督 喜多幡徹
チーフディレクター 三瓶聖
シリーズ構成 浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督 植田和幸
サブキャラクターデザイン 柳沢まさひで
編集 丹彩子
音楽 橋本由香利
音楽制作 KADOKAWA
音響監督 稲葉順一
音響効果 奥田維城
音響制作 Ai Addiction
アニメーション制作 パッショーネ
プロデュース アニマアンドカンパニー
製作 ひなこのーと製作委員会
主題歌
オープニングテーマ「あ・え・い・う・え・お・あお!!」
作詞: 松浦勇気
作曲: 松浦勇気
編曲: 睦月周平
歌 - 劇団ひととせ[桜木ひな子(M・A・O)、夏川くいな(富田美憂)、柊真雪(小倉唯)、萩野千秋(東城日沙子)、中島ゆあ(高野麻里佳)]
エンディングテーマ「かーてんこーる!!!!!」
作詞: 宮原康平
作曲: 宮原康平
編曲: 久下真音
歌 - 劇団ひととせ
maimaiコラボ
2017年12月14日から稼働した『maimai MILK』においてオープニングテーマ「あ・え・い・う・え・お・あお!!」が収録され、更には期間限定で劇団ひととせのメンバーのでかアイコン等を入手出来るイベントが行われている。
アイコン、プレート、フレームに関しては期間限定のため、入手を考えている方はお早めに。
追記
本作の舞台とされている町はかの吉祥寺であり、件の町は小劇場が点在する演劇の町として知られている。
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