ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

Doey_the_Doughman

どーいざどーまん

Doey the Doughmanとは、ホラーゲーム『Poppy Playtime』に登場するキャラクターである。
目次 [非表示]

He’s stretchy, he’s gummy, he’s squishy, he’s funny- D-O-E-Y, Doey!

伸びるよ、ゴムみたいに、プニプニさ、その名もーー D・O・E・Y、ドーイ!


He’s silly, he’s gooey, he’s sticky, he’s gluey- D-O-E-Y (Look at all the colors!)

おかしいね、ネバネバさ、のりみたい、くっつくぞーー D・O・E・Y (カラフルだね!)


So many toys in one! Triple kind of friend and triple type of fun!

遊び方いっぱいのおもちゃ! 3倍のお友だち、3倍の楽しさ!


D-O-E-Y, Doey! Fun until the day that you die!

D・O・E・Y、ドーイ! 死ぬまで楽しめる!





「ボクはドーイ。キミがやって来るって聞いてたんだよ。」

「こっちだよ。ボクについて来て…」


概要編集

CV:

  • Michael Kovach(海外版)
  • 梶川翔平(日本語吹き替え版)

Doey the Doughmanとは、ホラーゲーム『Poppy Playtime』のチャプター4「Safe Haven/セーフヘイブン」に登場するキャラクターである。


Playtime社から販売されている、粘土あるいはスライムのようなおもちゃのひとつ。CMでは弾んでいるが、実際に跳ねるのかCM上の演出なのかは不明。他のおもちゃと違い、商品としてはカップに入っているものに過ぎないが、マスコットキャラクターが設定されている。

正確には、カップに入った粘土は「Doey Dough」として発売されており、ドーイ本人の人形(作中序盤のビデオで子どもがクリスマスプレゼントでもらっているもの)も別に発売されている。

マスコットとしての容姿は、丸い頭と体、長い首と手足、そして青い帽子を持つ。体は主に水色だが、一部に赤や橙色、黄色が交ざり、腕と脚の模様を作っている。

ポピプレドーイ詰め


巨大化した個体もマスコット同様の姿をしている。重量は実に900ポンド(約400kg)。やはり粘土とスライムのような体で、その形を自在に変えることができ、壁の隙間や金網まですり抜けることができる。頭だけ固定して体が歩いていくような、カートゥーン的動作も可能。逆に硬くなり、自分の体を橋にして成人男性一人を渡らせる芸当もできる。帽子だけは体が変化してもそのままなので、素材が違うのかもしれない。マップの所々に、ドーイと同じ材質と思われる粘土の断片が散らばっている箇所もある。


柔軟で変幻自在な体は非常に便利だが、冷気にはめっぽう弱く、Harley Sawyer/ハーレー・ソーヤー博士の罠にかかって冷凍ガスを浴びた際には凍り付いて動きを封じられもした。即座に主人公によって解凍された事で事なきを得たが、激痛を訴え、しばらくは呼吸を荒げて行動不能に陥るなど、かなりのダメージを受けている。


一方で、その戦闘能力は作中のおもちゃの中でもかなり強く、作中では半ば不意打ち気味とはいえピアノザウルスを瞬殺し、セーフヘイブンに迫って来ていたプロトタイプすら退けるほど。セーフヘイブンのおもちゃ達もドーイを頼りにしており、セーフヘイブンのリーダー的な存在として振る舞っている。


また、陽気に話している途中に声のトーンがいきなり下がるなど、独特な喋り方をする。


本編での活躍編集

主人公がYarnaby/ヤーナビを振り切った後、腕を伸ばして金網の鍵を開け、主人公の手助けをする。その後もヤーナビの気を引いたり、腕で道を示すなど手だけ出しての文字通りの手助けをしてくれる。

そして、主人公がPianoSaurus/ピアノザウルスの部屋に落ちて襲われかけたところに、4本の腕でピアノザウルスを叩きのめし食べてから全身が登場。その登場シーンはプレイヤーに衝撃を与えた。


Poppy/ポピーやKissy Missy/キシーミシーと同様に理性を保っており、主人公の手助けをしてくれる。

体を自由自在に変形できることを活かし、足場になったり、壁の隙間や金網をくぐったりする様子は必見。そうして監獄エリアからの脱出を手伝い、理性を保ったおもちゃ達の安全なシェルターであるセーフヘイブンへ案内し、ポピーとも合流する。

ドーイはセーフヘイブンの家族(おもちゃ達)を守るため、Prototype/プロトタイプと組んでいるHarley Sawyer/ハーレー・ソーヤー博士が持つ、工場のあらゆる権限を管理できるオムニハンドを手に入れるよう主人公に依頼。

一方で、ポピーが提案する工場爆破計画に対しては、元は子どもだった多数の仲間を巻き込んで殺す形になるという理由から否定的。

また、下水道エリアではポピーとの口論をセリフのみで聞くことができる。

ただ、時折感情的にはなるものの、その度に「あとで時間を置いてゆっくり話そう」と努めて冷静さを保とうとしている。


その後、オムニハンドを手に入れた主人公とセーフヘイブンで再合流。やはりポピーには計画の再考を促すが、そこでOllie/オーリーからプロトタイプが接近しているとの報告を受け、時間を稼ぐべく外へ向かう。


正体編集

落ちているレポート資料やVHSから、ドーイの正体を窺うことができる。彼は実験体1322に割り振られているが、特異な点として3人の子どもを混ぜて作られている。その3人の子どもは、序盤のムービーでタンクの中に落ちた(あるいは落とされた)好奇心旺盛で無邪気な性格のJack/ジャック、思慮深くてリーダーシップのある年長のMatthew/マシュー、運動神経抜群で攻撃的な性格のKevin/ケビンである。


彼の切り替わるような喋り方や、3色の手足の模様は、この事実を示唆している。そもそも形が自由に変わる体は、裏を返せば形が決まっていないということでもあり、人格が混在するキャラクターというコンセプトによく合っていると言える。


  • Jack Ayers/ジャック・エアーズ

冒頭の実写ムービーで登場する少年。年齢は不明だが他の二人よりは幼年。

被験者名1322A。

1992年のクリスマスにプレゼントとしてドーイ・ザ・ドーマン(粘土ではなく人形の方)とプレイタイム社工場見学ツアーのチケットが贈られ、大喜びしている様子が映っている。

1993年1月にプレイタイム工場を訪れたが、ツアーガイドや両親から離れた場所で一人で施設を覗き込み、キャットウォークから撹拌機に転落して死亡した。

チャプター4の予告編として公開された「Icepick ARG」ではこの事件のレポートが登場しており、ツアーガイドが施設の設備(手すり)に不備があったか老朽化していた可能性を指摘し、どうか自分の責任にしないよう嘆願している。

明るく元気で天真爛漫、好奇心旺盛でイタズラ好き。彼がドーイの実験体となったのは他の二人と異なり単なる事故、アクシデントに過ぎないが、今日までドーイが人格を破綻せず行動できていたあたり、他二人の人格との協調という面で彼もしっかりと頑張っていた事がわかる。


  • Kevin Barnes/ケビン・バーンズ

プレイケアに引き取られた孤児の少年。年齢は不明だがジャックよりは年長で、マシューよりは年少。被験者名1322B。

気難しく癇癪を起こしがちで、遊びやケンカの際に攻撃的になることの多い「問題児」。その一方、プレイケア内で行われていたゲーム(子供たちの身体能力を計測して実験体を選抜するための試験)では目を見張るほどの驚異的な運動能力、身体能力、反射神経を発揮し、性格的問題がありながらもドーイの実験体として最適とまで評価された逸材である。

また怒りっぽい性格ではあるもののごく少数の友人とは仲良くしており(つい暴力を振るってしまう事はあったようだが)、致命的なほどに人格が破綻しているわけではない。孤児となったことで周囲に対して過剰に警戒している面が強く、Playtime社の科学者達への嫌悪感もあって、自分が「ウソをつかれた」「裏切られた」と感じると激昂してしまうようだ。

ドーイとしてプロトタイプや他の暴走したオモチャと戦闘を行ったり、「『優しい声』は嘘つきだ」といった発言をしたり、敵対する者に対して感情的になっているのは彼の人格だと思われる。

セーフヘイブンのおもちゃ達がドーイを恐れていない辺り、彼らに対して暴力を振るった事はないらしく、ケビンもケビンなりに自分を抑制していた事が窺える。

またプロトタイプやソーヤー博士がセーフヘイブンに手を出せないのはドーイの戦闘力による部分が大きく、皆を守るという意味で彼の人格は重要な役割を担っている。


  • Matthew Hallard/マシュー・ハラード

家族を事故で失いプレイタイム社プレイケアに引き取られた孤児の少年。年齢は15歳。

被験者名1322C。

知性や身体能力が特筆しているわけではないが、思慮深さ、思いやり、優しさ、高いカリスマ性を兼ね備えており、他の孤児たちの面倒を良く見ることから「理想的な子供」としてプレイタイム社員たちからも絶賛されていた。作中の研究レポートにも、「ここで彼を嫌う者は誰一人としていない」と評されるほどである。

しかし同時に彼は家族を事故で失ったショックと、その事故で家族を救えなかったことによるトラウマを未だ抱えており、こうした振る舞いを通じて自身の不安をどうにか乗り越えようとしていたようだ。ただ年齢が高いことから里親が見つからず、「どうか大切に扱ってあげて欲しい」という職員たちからの要望と共に実験体として研究所に送られた。

ドーイとして冷静に落ち着いて行動しようとしたり、思慮深く考えを巡らせたりしているのは彼の人格だと思われる。

セーフヘイブンのおもちゃ達のみならずジャックとケビンという人格をも含めて皆を纏めるリーダーとして、彼の人格がなければドーイは早々に破綻してしまっていたであろう。マシューがドーイの実験体に選ばれたのも、それを期待されていたあたりが皮肉ではあるが。また、「ここで彼を嫌う者は誰一人としていない」と評されることからおもちゃ達に親しまれる性格は彼から来たと思われる。


余談編集

  • アメリカでは子ども用こむぎ粘土「プレイドー」という人気商品が存在する。キャラクターデザインの由来の一つと思われる。また「dough」とは、パンやケーキなどの生地を意味する言葉であり、日本語版の記録でも彼の体は「生地」と表現されている。確かにその質感は生地に近いものがある。

  • チャプター3で手に入るVHSで少しだけ語られており、被検対象に神経の明らかな異常が見られた為、イレギュラーであるが消灯直前にホーム・スイート・ホームから連れ出した。その後ジョセフという少年に見つかり、連れ出されたのがジョセフの友達「Kevin/ケビン」と判明。ケビンは酷い病気だから治療の為に連れ出したとその場は誤魔化してVHSは終了。VHSのタイトルは#1322「無効」

  • チャプター4で手に入るVHSでその後の事が語られており、ケビンの状態・ドーイの適合について調べる予定だったが、その前にジョセフが来てしまった為出来なかったと語られている。

考察編集

公式Xから投稿されたハロウィンの画像感謝祭の画像に帽子が描かれており、(ハロウィンはキャットナップが被ってる帽子、感謝祭は窓際に帽子の様な影)そして、チャプター4の『The Doctor』のトレーラーに一瞬だけ帽子の形のマークが映っていた事から、帽子を被ったキャラが登場するのでは?と考察されていた。

その後、公式Xが1月21日~24日にかけて、赤い丸・橙の丸・黄色い丸・シルクハットの絵文字のツイートを投稿。そして1月26日のチャプター4最終トレーラーに青い帽子を被ったドーイ・ザ・ドーマンが登場した。


ちなみに、ドーイの赤や橙色や黄色の手の様な身体の模様は公式Xから投稿された暑中見舞いの画像右下の雑誌の表紙に描かれており、9月26日に投稿されたSmiling Crittersが全員集合した画像キッチンチキン(黄)・ドッグデイ(橙)・ボビーベアハグ(赤)が中央に手を伸ばしてる構図はドーイの手の様な身体の模様を表してたのではないかと言われている(3体の色がドーイの身体の手の様な模様の色に対応している)。


関連タグ編集

POPPY_PLAYTIME






以下、チャプター4終盤のネタバレ注意!


























基礎部分に爆弾を仕掛け終わった主人公。そこに現れたドーイは、プロトタイプを見失ったと焦りを見せる。その瞬間、岩盤が爆発。全てはプロトタイプの策略だったことに気付き、急いでセーフヘイブンに戻るドーイだが、そこは既におもちゃ達の死体が転がる地獄と化していた。


この光景を見たドーイは激しく動揺。混乱状態の中で3つの人格が目まぐるしく切り替わり、おもちゃ達の死を嘆き悲しむ(おそらくジャックの)人格、状況を理解して怒りを押さえようとする(おそらくマシューの)人格を振り切り、攻撃的な(おそらくケビンの)人格が暴走。


攻撃的な人格が主導権を握ったドーイは「全部…全部オマエのせいだ。オマエと彼女(ポピー)のせいだ。」「オマエが何もかも台無しにしたんだ!!」「いや、それは違うんだよ。彼らは発電機を動かした。(おそらく冷静さを保とうとするマシューの人格)そして…何もかも破壊した!」と主人公を責め立てる。

そして、真っ赤で尖った牙を口内に生やし(一見するとこのシーンで突然生えたかのように見えるが、初登場時によく見ると生えているのが確認できる)、「オマエを殺してやる!」と怒りに任せて崩れかけた柱を殴り付けるも、それが切っ掛けで崩落に巻き込まれてしまう…(柱を殴り付けたのは、思慮深く冷静になろうとするマシューの人格が、主人公を守る為にわざと柱を破壊したのかもしれない)

しかし、スライム状の身体を持つドーイにはダメージにならず、それどころか怒りによって我を忘れ、体からは何本もでたらめに腕が生え、歪に牙の生え揃う口を広げ、その中からは青黒い3人の子どものような姿が絡まり合うようにして手を伸ばしている、おぞましい姿へと変貌。激情に任せるまま荒れ狂う怪物として主人公を追跡する。


ちなみに、口が大きく広がっていて少し見えにくいが、口の上部には前の形態のときの目がうっすら残って見える。

また、この口の中の子供たちの腕のうち主人公に向けて手を伸ばしているのは2本だけで、残りの4本は開いた口を閉じようと押さえ込んでいる。そして、口内にある3人の子どもの顔も、一つは怒りの形相を露わにしている(おそらくケビン)が、残りの二つは悲しそうな顔をしている。


そのパワーたるや凄まじく、上昇するリフトを一時的に止めるほどの怪力を持つ。

腕の本数を鑑みると、ピアノザウルスをバラバラにして食べたときもこの姿になっていた可能性があり、その力がどれほどのものか察せられるというもの。

また、地面に潜ったり、高所から体の一部を雨のように降らすなどの荒業すらやってのける。

性格に難ありとされながらもその優れた運動神経と身体能力から素体に選ばれたケビンの才能が、遺憾なく発揮されていると言えるだろう。


一方で、激昂しているせいか冷静な判断ができなくなっており、また体が不定形であることもあって、落ちている冷凍タンクを自分の体内に取り込んでしまう。主人公はこれをフレアハンドで撃ってドーイを凍らせ、巨大な電動ノコギリで切断してダメージを与えて倒すことになる。

これがチャプター4最後の戦いであり、ドーイ・ザ・ドーマンはチャプター4正真正銘のラスボスである。


何度もダメージを与えられ形を保てなくなったドーイを後に、奥の扉のロックを解除しようとする主人公だが、ドーイはしぶとく再形成し、背後から掴みかかって主人公に襲いかかる。

しかし、またもや近くにあった冷凍タンクによって動きを完全に封じられ、巨大な圧縮機で何回も圧力をかけられる。


「誰も信用できない!!優しい声は嘘つきだ!!オマエも嘘つきだ!!」

「良い子になろうとした。言われたとおりに」

「でも頭良くないし、良い子にもなれない」

「ボクは――うわあああああああああああ!!!」

「…ごめんなさい、ごめんなさい」


Playtime社による心無い実験に巻き込まれた3人の子どもを混ぜて作られたドーイ。

最後は自身の悔恨の念を呟きながら、体を圧縮機で完全に潰されて死亡した。


大人による非人道的な実験の被害者が、こんなに優しい子どもたちの最期の言葉が「ごめんなさい」であって良いはずがない。マシューとジャックは勿論、事の発端となったケビンでさえも、マシュー達の助けがあったとは言え理性あるおもちゃ相手には決して手を上げず、仲間を守る事にも不平を一切言わなかった。それどころか、この惨事を目の当たりにしてここまで怒り狂うという事自体、彼も他の人格同様仲間をとても大切にしていた事の証拠と言えよう。


ちなみに、ドーイを倒した後に観ることができるVHSでは、ドーイは「自分はみんなに頼られているが、自分はポピーに支えられていたから何とかなっていただけで、ポピーがいなくなって負担が激増し、暴走しないように正気を保つのが限界になりつつある。」という事を告白している。しかしそれでも仲間のために脱出せず工場に残ることを決意する所で、記録は終わっていた。

また、施設内で発見できる実験記録では、人格が入り混じっていたせいか誰だか理解できず、ここでもまたケビンの人格の暴走により、引き合わされたジャックの両親を泣きながら殺害していた(おそらくケビンがPlaytime社の科学者達を恨んでいる事を利用し両親を彼らと誤認させ襲わせる事で口封じをしたと思われる)。


彼にはもはや家族も帰る家もなく、ドーイとしてセーフヘイブンのおもちゃ達と暮らしていくしかなかったのだった。


各チャプターのラスボス

CatNapDoey the Doughman???

関連記事

親記事

POPPY_PLAYTIME ぽぴーぷれいたいむ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 152265

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました