概要
単に「ゲーム」と言えばコンピュータゲームを指すことも多い。主に映像受像装置(ビデオディスプレイ)を使うことからビデオゲームとも呼ぶ。
- 一般消費者向けに販売されているゲーム機で遊ぶゲームについては、「家庭用ゲーム」を参照。
- パソコン上で遊ぶゲームについては、「PCゲーム」を参照。
- インターネットの回線を利用して遊ぶことができるゲームについては、「オンラインゲーム」を参照。
- インターネットのブラウザで遊ぶことができるゲームについては、「ブラウザゲーム」を参照。
- インターネットのSNSで遊ぶことができるゲームについては、「ソーシャルゲーム」を参照。
- スマートフォンで遊べるゲームについては「アプリゲーム」を参照。
- ゲームセンターなどの施設に備え付けられたゲームについては、「アーケードゲーム」を参照。
コンピュータゲームのちょっとした歴史
機械を利用したゲームの構想は意外と古く、遡る事1840年代にはチェスを元にした機械式ゲームの試みがあったが構想のみで実現せず、1912年にはスペインで機械式チェスが考案されている。このころはコンピューターがなく、後世の言葉を借りるならばエレメカの類であり、その始祖とも言える。
1949年に初の(プログラム内蔵式)デジタルコンピューターであるEDSACが開発されると、オシロスコープを表示画面に使うゲームが構想され、三目並べゲーム『OXO』がコンピュータゲームとしては最初のものとなった(1952年)。やがてアナログコンピュータとオシロスコープを利用した対戦テニスゲーム『Tennis for two』なるものが史上初の一般人の遊んだコンピュータゲームとなった(1958年)。ただし、これはコンピュータとの対局ではなくあくまで人対人の対戦専用だった。
1962年の『スペースウォー!』は世界初のシューティングゲームで、専用のコントローラーを備えた初のタイトルであった。同タイトルはデモプログラムとして公開され、多数の派生プログラムが生まれた。このゲームは、当時の多くの若者にコンピューターを使った娯楽産業を築く夢を抱かせ、その一人に「ビデオゲームの父」ことノーラン・ブッシュネルがいた。
1971年、ブッシュネルは『スペースウォー!』を1人で遊べるよう改変を施した『コンピュータースペース』を世に送り出し、これが世界初のアーケードゲームとなったが、ビジネスとしては失敗してしまった。
1972年に世界初のゲーム機「マグナボックス・オデッセイ」が発売された。同年にAtariを創業したブッシュネルもオデッセイの卓球ゲームにヒントを得てアーケードゲーム『PONG』を開発、発売されるやいなや大ヒットし、ゲーム産業が発展していく事となる。
上記のオデッセイのライセンスを受けて任天堂が日本国内で発売したのがテレビゲーム15(1977年)である。
ここまではゲーム機に内蔵されたゲームしか遊べないことが当たり前だったが、1976年に発売された「チャンネルF」でROMカセット交換式が採用され、内蔵されていないゲームが遊べるようになる。
そして1977年に発売された「Atari2600」ではAtariから離脱した開発者が創設した「Activision」がROMカセットだけを販売する事業を開始する。一時はAtariと争うことになるが、ロイヤリティを払うことで商売が認められ、ハードメーカー以外の会社がゲームソフトを作るというサードパーティーが誕生。今日まで続くゲーム業界の基礎となった。
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