概要
この言葉は本来は「趣味の何らかのものを発表する集会」という意味で用いられていたが、現代においては「商業作品を意図しない作品を作成する活動及び作成物」という意味で用いられる。
詳細
明治時代からある古い言葉で、元々は短歌や川柳、書道・美術などを発表する集会であり、当時から「同人誌」も存在しているが、現在における同人の意味は文芸などのサークル等も当然存在するが主に「漫画やアニメのサークルやその活動」を指し、漫画や小説、アニメ、ゲームなど様々な二次創作やオリジナル作品、さらにはそれらの研究などの各種作品をつくったりする人の事である。
誤解
現代においては二次創作をしている人を指す言葉だと思われがちであり、オリジナルや研究などを同人に含めるかどうかは、やや意見の分かれるところであるが、上記の定義ではパロディしか含まれないように見えるが、本来の定義からすれば「SF」「ホラー」のような大きいジャンルでの集まりも「同人」であるとみなされ、元の言葉からして単に「仲間」を意味する言葉という事を知っておく必要がある。
自費出版
商業流通に乗せる「自費出版」の場合、活動の結果であり、個人の場合は本来は含まれないため、おおむね「オリジナル系の同人作品」といった表現をされることが多い。
表現
元々の同人が「仲間内で見せ合う」という個でなく集団の意味であり、最近ではインターネットや印刷などの普及で誰にでも見せ合うものになっており、また「同人的表現」という本来の意味とは外れた表現で使われる事も増えたため同人の意味を勘違い、もしくは矮小化( 自虐的に使う )される事も多い。
区別
現代においては、同人とそれ以外の区別があいまいとなっており、さらに業界間の行き来も存在し、区別は難しくなっている。
非商業作品
「同人=商業作品でない」という人も存在するが、商業作品に関わる「プロの集団」が仕事以外の内容で勝負していたり、プロ同人、すなわち「同人活動で主たる収入を得る作家集団」も存在し、さらにはメロンブックスやらしんばんのように流通も存在するため必ずしもそうとは言えなくなってきている。
各種権利
この種の活動の場合著作権等各種権利および法律等の問題や、表現規制などの商業におけるタブーなどの制限の問題が絡むため、この形式で活動する、という事例も存在する場合がある、とも言われている。
関連タグ
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