概要
1950年代に人類学者レイモンド・ダートによって提唱された、人間の進化に関する説。
人類の先祖である類人猿のもっていた争い・殺戮の本能が進化の原動力になったという説である。
さらにこの説は現代の人間もまた先祖から受け継いだ攻撃性を持っており、他の動物と異なり同族同士で殺し合う生物である(攻撃性が人間の精神の基盤である)という主張を含んでいるが、現在では明確に否定されている。
一方でこの考え方を支持する者もおり、映画監督のスタンリー・キューブリックなどは2001年宇宙の旅でキラーエイプ仮説に基づき猿が暴れているシーンを入れたりしている。