CV:玄田哲章
※物語初期から登場する親友キャラであり、四駆郎とは好対照となるキャラクターとして設定されている事からか、アニメ版ではそれを強調するため、タンクローのあだ名はそのままに本名の文字表記が「戸田弾駆郎」として変更されている。
概要
日ノ丸四駆郎が地元レース会場で出会ったミニ四レーサー。坊主頭に恰幅がよい身体を持つ少年。家業は自動車整備工場。通称はタンクローで、作内でもおおよそそのように表記されることが多い。
よく家族から『玩具で遊んでないで、家の仕事を手伝いやがれ!』と言われるが
その度に『うるへー! ミニ四駆は玩具じゃあねぇぇ!!』と返している。※その様子は、ある少年が目撃していた。
ミニ四駆レースによく参加しており、レースの中でも色んなミニ四レーサーと楽しく遊べる【町角レース】が大好き。
ユニット式のギアボックスやマシンを後ろ向きに走ることができるように改造するという高い改造技術力を持っている。
所有しているマシンはパワータイプのものが多く、最初はワイルドミニ四駆の「モンスタービートルJr.」を愛機としていた。
熱い性格を持っていて、時には四駆郎以上の熱血漢になり無謀な行動に出ることもあるのが欠点である。
初登場時ではとある出来事から四駆郎と勝負することになり、その勝負に負けて以降は四駆郎と友だちになった。
ダッシュ!タンクロー
全国大会の事前試合にて木尾桃太郎が所有するクリムゾン・グローリーの性能とその秘密を分析・目の当りに『このままでは、ダッシュ軍団は勝てない!』と決断を下した。クリムゾン・グローリーに対抗するためにマシンのメンテをしている途中で、進駆郎からスパイの疑いをかけられてしまう。レースに勝利して身の潔白を証明したものの、『僕はまだ、お前がスパイじゃないって・・・信用したわけじゃないからな!』と強く否定されてしまう。
四駆郎達が就寝している中『今、俺はここにいるわけには・・・いかないみたいだ。』と自らの荷物を手にし合宿を抜けだした。
明くる日、チーム桃太郎侍の合宿に参加している姿を源太に目撃される。源太から『俺とレースをしてくれ! 俺が勝利したら一緒にダッシュ軍団に帰ってくれよ!』と勝負を受けることになった。※マシンは、桃太郎から借りて挑んでいる。
レースに挑んだ際、源太のワイルドザウルスの音を聴いて四駆郎のメッセージを受け取るが(四駆郎、お前が源太に託したメッセージ・・・確かに受け取った!だが今、ダッシュ軍団に戻るわけにはいかないんだ!)と苦悩し、源太にある伝言を頼んだのであった。
チーム桃太郎侍との技術交流を経て相棒のバーニング・サンをFMシャーシ用に改修したネオ・バーニングサンへとホライゾンの血脈から離れた新たな姿に変えた。
結果的にネオ・バーニングサンの捨て身の策により全国大会編でダッシュ軍団は優勝の栄光を掴んだ。
なお、四駆郎が後にダッシュ軍団になるメンバーで最も最初に出会ったメンバーである事や、主人公に負けず劣らずの熱血漢である事、そして何より全国大会編までにエンペラー系以外のダッシュマシンで唯一マシンに後継機が登場している事からももう一人の主人公的な扱いが強い。
※それから20年を経て連載された「ハイパーダッシュ!四駆郎」ではミッドシップ系シャーシを用いたゴッドバーニングサン(漫画ではバーニングゴッドサン)が登場している。
実は歴代の専用マシンで通常(リアミッドシップ)、FM、ミッドシップすべてのシャーシ用の実際に立体化されたモデルを全て持っているキャラクターは彼と『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』での星馬烈・星馬豪兄弟のみである。
(尤も、製品として付属していたわけでは無いが三国藤吉の「スピンコブラ」「スピンバイパー」は設定上FMマシンとなっており、製品ではディスプレイモデルのリアルミニ四駆として発売されたが、FMシャーシにも搭載する想定の設計となっている。但し後年動力付きモデルとして販売された際は共にリヤモーターシャーシを装備しており。MSシャーシ採用車の「スピンアックスMK.Ⅱ」は原作者デザインで商品化はされているものの、現時点で漫画作品には登場していない。)
ハイパーダッシュ!四駆郎では
ハイパーダッシュ軍団のメンバーとして参加。ミニ四レーサーとしての技術力に磨きがかかり、かつてガイドスティックを投擲し軌道を変えるという技は新たなる境地へと達していた。
また、ストリートレーサー時代の経験からなのかラップを嗜んでいる。
所有マシン
- モンスタービートルJr.
- ホットショットJr.
関連タグ
徳田ザウルス:作者。夫人曰く「体型はタンクロー」。
星馬豪…後のミニ四駆漫画、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の主人公。上述通り通常(リアミッドシップ)、FM、ミッドシップすべてのシャーシで専用マシンが立体化されている。
星馬烈…同じく『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の主人公。アニメ版にて、弟の新マグナムに対抗するために あえて敵勢力に潜り込み新型を開発した点で共通する。その時に相棒を新たな姿に進化させた。こちらも通常(リアミッドシップ)、FM、ミッドシップすべてのシャーシで専用マシンが立体化された。
三国菊乃丞:『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の登場人物の一人。同じ声優が演じたキャラであるがミニ四レーサーではなく実業家である。
三国藤吉:『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場するミニ四レーサーの一人。菊乃丞の息子。また上記の通り変則的な形で、ではあるが全てのシャーシ用で専用マシンが立体化している。