『行こう、キャノンボール! コースを一回りして、仲間達のところへ!!!』
概要
CV:津久井教生
名前の読みが「こうじ」と「ぺいじ」の2つあるが、「ぺいじ」読みは最近になって使用された。元ネタはもちろん、レッドツェッペリンのギタリストのジミー・ペイジ。
通称:パンクロー。
南進駆郎の相棒でもある中学生。普段はよくある気弱で軟弱なガリ勉風なのだがメイクをすると性格が変わり強気なロックギタリストのような気質になる。(このメイクにより、地元の暴走族にも顔が利いていて 暴走族で構成されたロックバンドの名ギタリストとしても名を広めている。)
マシンの早組みを得意技としていて、初登場時に行った【早組み対決】でスーパードラゴンJr.を組み上げた。
ダッシュ軍団所属時では、加速力に優れたダッシュ4号・弾丸をメインに活躍する。
四駆郎との出会い
進駆郎をダッシュ軍団入りさせるために勝負を挑んできた日ノ丸四駆郎たちに対し、進駆郎に呼び出されて参加。戸田弾九郎とのミニ四駆早組み対決では1分20秒でスーパードラゴンJr.を組み立てて圧勝した。
後のダッシュ軍団専用オフロードコースで進駆郎とのペアマッチで四駆郎とタンクローとのレースを展開し、進駆郎の改造ファルコンJr.の救助係を務めることになった。前日に不良中学生4人にスーパードラゴンを奪われ、代わりに進駆郎スペアカーであるファルコンJr.を組み立て始めるも不良グループにミニ四駆を奪われたショックから得意の組み立てが出来ずにいたが事情を知る四駆郎が弱さも含めて受け入れてくれたことで自身と向き合い始め、ファルコンは完成。
レース中、不良グループがパンクローから奪った地図を頼りにやってくるとレースを妨害し、四駆郎たちを痛めつけていくがそれでもレースを続ける四駆郎たちの姿を見て、パンクローは自分たちの世界を守るために気合でメイク状態となり、不良グループのリーダーをパンチ一発で黙らせ、退散させるのだった。レースは引き分けに終わったものの進駆郎と共にパンクローはダッシュ軍団に加入することにした。
アニメ版では進駆郎とは幼なじみであり、共にミニ四駆を始めたという設定。ダッシュ軍団入りの理由も原作と異なり、進駆郎がパンクローも一緒にという条件で加入したことが第11話で語られた。
不良グループとのいざこざもアニメ版ではヘルス・キッズとのレース後に描かれ、不良グループはスカリオンに変更。ケンカに関しても1人で全員を叩きのめすという無双を描いた。
ちなみに原作不良グループは第4話回想において、メガネ不良以外の3人が登場し、野良犬だった頃のワンクローをいじめようとしていたがワンクローを守らんとする進駆郎とそれに加勢した四駆郎とのケンカの末に退散していった。
全国大会決勝戦
ダッシュ軍団はミニ四駆選手権全国大会決勝戦に進出し、博の寺で合宿を開始。そんな中、タンクローが決勝戦の相手であるチーム桃太郎侍の木尾桃太郎に命を救ってもらったこともあって、敬愛する姿にパンクローは進駆郎同様にタンクローに苛立ち、進駆郎に至ってはタンクローは桃太郎侍に寝返ったスパイという疑心に駆られてしまう。さすがにまずいものを感じたパンクローはタンクローの潔白を証明するためのレースで審判を務めた際、タンクローが勝ったことに安堵するも進駆郎の気は晴れず、タンクローはダッシュ軍団を離れ、桃太郎侍の合宿に参加してしまう。
決勝戦の最中、前半戦で傷ついた進駆郎に代わって、帰ってきたタンクローが対桃太郎侍用に用意したダッシュ02 ネオ・バーニングサンと共に後半戦に参加。バベルの塔の崩れ行く階段コースでパンクローはキャノンボールが限界に達したことから、キャノンボール用のコンデンサー回路をタンクローに託し、リタイアしてしまうがコンデンサー回路は勝利への礎となった。
その後のパンクロー
全国大会終了後、ダッシュ軍団は解散。パンクローはバンド活動に専念するようになるが地獄キャラバンに駆けつけるのだった。
エピローグにおいては大人になったパンクローが登場し、サングラスも着用。
ダッシュ!パンクロー
全国大会に向けて特訓に打ち込んでいたある日、路上ライブをしていたバンドグループを見かける。 一人のバンドメンバーが、「ギターを弾いてみるかい?」とサインを出した事がきっかけでギターを弾くとバンドグループのテンションが盛り上がっていきライブも盛況を向かえていた。
これを始めにパンクローは特訓が終わるとバンドグループの下へ駆けつけロックミュージシャンとしての活動も行っていくが、ライブ会場に乱入してきたキャノンボールを発見。
『パンクロー! お前が、音楽の道に進むのは止めない! だが、その前に俺とレースで勝負して勝利してからにしな!』と四駆郎に勝負を挑まれる。
パンクロー自身は、レーサーを退く事も現在のところ考えてもいなかったため、四駆郎からの挑戦状に戸惑う事になった。
しかし、バンドメンバーの一人が『よく出来たオモチャだな! 走らせるなら、余所で走らせな!』と乱暴にキャノンボールを投げ捨ててしまい、会場にやってきた客の中に消えてしまう。 回収しようと動くパンクローも身動きが取れなくなってしまい捜索を始めたのは、ライブが終了してからだった。
雨が降りしきる中、愛車を捜すのだが『あんなオモチャ、俺達の曲が売れたら二台でも三台でも買えるんだぜ?』という質問に対し 『アイツが無いと・・・・俺は仲間達の処へ帰れない!』と涙ながらに答えた。 パンクローにとっての仲間は、現在の音楽メンバーではなくレースチームであることを間接的に答えを出し再び仲間達の処に戻ったのであった。
余談だが、この話のサブタイトルが「パンクローストーリー」で、確認できた限りでは通常サブタイトルにつく「…の巻」がついていない。
ダッシュ軍団、パンクロー
音楽を愛するため聴覚にも優れており、全国大会での忍者ウォリアーズとの試合では その聴覚を活かし、分身走行をするマシンを音で見破った。
所有マシン
- スーパードラゴンjr
- タンクローと出会った時に早組み対決時に製作した車両
- ファルコンjr
- スペアカー。スーパードラゴンjrを奪取された際に、進駆郎が当日に用意していたもの。
- キャノンボール
- 皇快男児製小型レーシングマシン。加速力に優れる頼もしい相棒。
- キャノンDボール
- ハイパーダッシュマシンの4号車。初代から継承された加速力は、更に強化されている。