聖書のバベルの塔
神の怒りで破壊され、人々は互いに言葉が通じないようにされたとされる。
バビロン市にあった、マルドゥク神のジッグラト(ジグラット)「エ・テメン・アン・キ」がモデルであるとされる。また、「カ・ディンギル」が名前の由来だともされている。
絵画作品のバベルの塔
ブリューゲル(子)によるものがよく知られている。同じ塔だが建設段階は異なると思われるものを二つ描いており、それぞれキャンバスの大きさから「大バベル」、「小バベル」と称されている。ちなみに小バベルの方が建設段階としては後である。
バベルの塔をモチーフにした作品
バビル2世
おそらくバベルの塔を話の主軸にした最初のマンガ作品。本作でのバベルの塔は主人公:バビル2世の先祖であるバビル1世が作り上げたものである。
バビル1世は異星人の惑星間調査員であり、バベルの塔は地球に不時着したバビルが救難信号を発信するために建設した電波塔であった。しかし、協力した地球人の不注意から塔は倒壊してしまい、帰ることを諦めたバビルは自分の宇宙船の部品でバベルの塔を難攻不落の要塞に作り替え、後継者に託したのである。
バベルの塔は地球最高峰のコンピューターに管理されており、塔のあちこちに強力な罠が張り巡らされている。普段は人工砂嵐によってその姿を世間から隠している。
バベル
atolsのオリジナル楽曲。
天高く虚栄を築いたや壊れる言葉などの原典を想起させる言葉がいくつもある。
バベル
Wikipediaのシステム。
「人々は互いに言葉が通じないようにされた」ことを修復するために、ある言語が喋られる人を探し易くする。
「バベルの塔」が登場する作品
アクトレイザー2
ワールドマップ南部の工業国ハンブルトンにそびえる機械仕掛けの塔。機械文明に溺れ信仰心を失った住民が天へと昇り神に取って代わるべく築き上げた『傲慢』の象徴。
(国民がこんな感じなのでゲーム開始直後は神達もその心を窺い知る事ができず、攻略可能になるのは他の6エリアを解放した後)
電磁トラップが張り巡らされロボット兵器が闊歩する世界観ガン無視な塔内部を進み、再生中ボス軍団を退け、頂上に座す人造神「デストラクター」を破壊すればクリアとなる。
難易度easyだとそのままエンディングだが、normal以上ならサタンの待つデスヘイムが出現する。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX
本作のラスボスネロ・ステラ・ボルゾイが数年前に絵画を見たことがM1レースの決勝ステージを軌道エレベーター化したボルゾイタワーに決めたきっかけを作っている。
小学生ですでに天才だった孤高の存在だったことから物事の限界を知るために祖父の計画を利用したとも取れ、レース中も「これだけ高ければ神様も怒ってくれるよね」と呟くシーンがある。
なおこのボルゾイタワー、無重力エリアでもディオマース・ネロのコースを壊すほどの重力攻撃を受けてもタワーが倒壊しないなど割と頑丈である。
ジャンピングフラッシュ!2
WORLD3のSTAGE1にバベルの塔が登場する。
御城プロジェクト:RE
超人の神の住む天上界と地上を繋ぐ唯一の道として登場。
ナイトウィザード The ANIMATION
過去の時代において、魔王の一柱エイミーにより七徳の宝玉の一つを用いた生命エネルギー「プラーナ」収集装置として建造が進められている。
中ボスとして三つのしもべをモチーフとした敵ユニットが登場している。
「リバースバベル」編に登場。
バベルの塔そのものはすでに失われたものとして直接は登場しないが、もう一つのバベルの塔である地下に延びるリバースバベルが登場する。
88話においてとあるものを『汚れたバベルの塔』と比喩していた。
余談
時折、ネット上では欧州連合(EU)や軌道エレベーター計画を批判するキーワードとしてバベルの塔が使われることが多い。
前者に至ってはストラスブールにある本会議場のデザインが偶然似てしまっているためか、よく引き合いに出される(関連施設であるベルギーのベルレモンは十字架を模しているため無関係)。
関連タグ
ナムコのレトロゲーム
直角に曲がったブロックを積み出口を目指すパズルゲームで、全64面。16面以降はパスワードコンティニュー方式となっている。エンディング時に表示されるコマンド入力をタイトル画面内で行うと難易度が高くなった面がプレーできるようになる。
ナムコアンソロジーVol.1ではリメイク版が登場し、オリジナル版ではノーヒント故あまりにも困難だった8の倍数の面でのビッグパスワードの出し方のヒントが断片的に書かれた石板が追加され、またクリアした面は何回もプレー可能。リメイク版ではメモリーカードへのセーブ方式となっている。
オリジナル版では残機数制だったが、リメイク版では残機数の概念がなくなっているためオリジナル版よりパズルゲームとしてじっくりと解く要素が高くなっている。