解説
自分で決める場合と、なんらかの法則に基づいてコンピューターが自動的に決める場合とがある。
自分で決めるものは、認証を得るため入力する。現代日本の人間ならおそらくどこかで使用したことはあるはずで、例えば銀行などの暗証番号もパスワードの一種である。他にも特定のサイトにログインしたりする際にもユーザIDと共に必要となる。このピクシブ百科事典を編集する為にログインする時にも必要となる
第三者に知られてしまうと、他人に成りすまして利益を得ることが可能になることもあるためしばしば問題となっている。このため、銀行などでは「暗証番号に自分や家族の誕生日などを使用しないように」と注意書きされた紙を渡される事になる。
安全性を求めるなら英語(できれば大文字と小文字を混ぜて)を中心に数字や記号を最低1文字は含めて10桁以上にするのが好ましいが、忘れるといろいろ手間がかかるため紙などにメモをして人の目に付きにくい場所へ保管する事も大事である。
「このサイトに入るためには管理人の決めたパスワードが必要」といったように特定の人間のみ使用できるようにするためのもの。「隠し要素を解禁するためにはパスワードが必要」と裏技や時限解禁のために設定されているものなどがある。自分が決めるものではなく、管理者などの自分以外の第三者が決めるものだが、自分で決めるのと同じとみて良い(サイトによっては、登録時に後者の例のようにコンピューターが自動的に決めるものもある)。
コンピューターが自動的に決めるものとしては以下のものがある。
ゲームにおける使用例
昔のゲームにはバックアップ機能が搭載されていなかったためパスワードによるコンティニューが基本であった(ドラクエの復活の呪文などが有名)。特定の文字の羅列を入力することでその状態を再現し、今まで進めてきた所から再開できる。(文字数の関係などで完全再現とはいかない場合もあるが)。状況により文字列は違ったものとなるが、法則に従って出力されるために予め決まっているもののひとつと言えるだろう。
パスワードコンティニューは入力が面倒なのと、文字を間違えると再開できなのが欠点。パスワードを間違えてしまい再開に失敗した経験のある人は多いであろう。しかし、セーブデータが消失することがない、どのソフトでも再開できるというのは利点ともいえる。
また、裏技的に使われることがあり、最強パスワードなどが公開された作品が多い。一部の作品はパスワード解析により好きな状況から始められるものもある。
現在のゲームには基本的にバックアップ機能が搭載されているためにパスワード不要かというと、そういうわけでもない。非オンラインゲームで対戦を行うために使われたり(例えば、R-TYPE_FINALでAI対戦を行う際に使用)、データ移行などの手段として使用されることがある(例えば、パワプロシリーズのサクセスモードの育てた選手や、世界樹の迷宮2で前作のデータの一部を引き継ぐときなど)。
その後、ドラゴンクエストⅪで復活の呪文が久々に復活。中盤までのゲームの大まかな進行を記録することが出来るほか(文字数の限界もあって、所持アイテムやステータスの詳細までは記録できないため)、過去作品の呪文を使って特別な状態でゲームを始められたり、特別な呪文を入力することで、ソフトの無料ダウンロード権などの特典を得られるといったサービスも展開された。
無線LAN接続において
無線LAN(Wi-Fi)ルーターを設置している場合、認証にKey(パスワード)が必要となる。と、いうか現在のWi-Fiルーターは必ずkeyを入力しないとWi-Fi接続ができないようになっている。
注意しなければならないのが、ルーター設定でわかるのだが大抵Keyが「PASSWORD」が初期設定されている事が多く、ネットにあまり詳しくない人が初めて設置する場合にそのままにしてしまう人が結構多い。確かにルーター管理者には設定の際パスワードが覚えやすい「PASSWORD」の文字だが、逆に言うと初期設定がそれだとわかっている第三者からしてみれば接続がザルすぎて無断ネット接続の格好の餌食になってしまう。その為、パスワードは早い内から変更する事を強くオススメする。