曖昧さ回避
本項では1.2.の意味を解説する。
概要
形としては存在しないような商品のことを指す。
普段我々が日常で財を消費する際には、形のある商品を得るためだけに財を消費しているわけでは無く、形としては残らないもの、事柄に対し対価を支払うことも少なくない。これらの無形商品のことをサービスと呼ぶ。
サービスは一般的には以下の特性を持つと言われる。
- 同時性……取引後に物は残らず、生産と同時に消費される
- 不可分性……生産と消費は分けることが出来ない概念である
- 変動性……サービスの品質は一定ではない
- 無形性……形を持たないため、取引前に見たり触れたりすることは出来ない
- 消滅性……在庫を作る事は出来ない
但し、全てのサービスが上の全ての特性を同時に持ち合わせるわけではないことに注意したい。
例えばDVDのレンタルを考えると、我々は何日でいくら、という条件でDVDを借りることが出来る。しかしながら、その期日が過ぎ、商品を返却した後には、何も形に残る物は無い。
一方でDVDを購入する場合は、当然ながらそのDVDを入手する事が出来るため、形としてDVDが残ることになる。
よって、前者のレンタルというのはサービスの一種であるとみなす事が出来る。