概要
販売促進のため廉価で提供する商品。「普及版」、「低価格版」とも。
付加機能を削る、外装を簡略化するなどしたただけで劣化版というわけではない。オリジナルと同一の仕様の製品を付属物を減らしたりパッケージを簡素化して出している場合もあり、その場合、製品そのものはオリジナルより品質が良くなっている場合すらある。
ゲームハードではニンテンドー3DSの廉価版のニンテンドー2DSなど。ハードカバーと同じ内容の書籍を低価格で再販する文庫本もある意味廉価版である(最初から文庫で販売される書籍もあるが)。
ゲームソフトでは初回特典のグッズやサウンドトラックがない代わりに安い場合が多い。大抵は最終バージョンで発売されるので、バグなどの欠陥はあらかじめ潰されている。オンラインアップデートのなかった時代には廉価版のみ重大なバグが修正されているケースもあった。ただし、任天堂は廉価版を発売することに消極的で(サードパーティーが廉価版を出すことは拒否していない)、ゲームボーイアドバンスやWiiで発売したことがあるくらいである。
PCソフトでも、少し前のバージョンを安価に販売する場合があった(ソースネクストがよく行っていた)。これもある意味廉価版と言える。PhotoshopやPainterのプロ向け機能を削ったPhotoshopElementsやPainterEssentialsも、広い意味では廉価版の括りに入る。