概要
任天堂から発売されたニンテンドー3DSから3D機能を廃した携帯ゲーム機である(所謂「廉価版」)。
あくまで3D機能を廃しただけなので、それ以外の一通りの3DS用コンソールは使える。
任天堂では3Dにすると発育に影響を及ぼすため、2DSは幼児~小学校中学年向けとしている。
2013年10月を皮切りに海外でのみ展開開始された。
任天堂の主力商品であるポケモンXYの発売日と同じ2013年10月12日に英語圏を中心に専用ポーチと同時発売された。12月には韓国でも発売されている。基本的に色はブラック×レッド、ブラック×ブルーの二種。
ちなみに同時期には日本では青しか発売されなかったポケモンXY仕様の3DSXL(3DSLL)の赤バージョンも発売されている。
海外限定となった理由には3Dの特許侵害で裁判を起こされた事例や日本と違って本体(3DS)を買えるだけの財力を持っていない貧困層が多い事が挙げられる。
次世代ゲーム機の例にもれずリージョンロックがかかっているので日本版の3DSソフトをプレイすることは出来ないが、DSのソフトならプレイすることが出来る。
コストを最重視したため、3DSより重量が重く本体を折りたたむことが出来ない。
また、構造上十字キーやスライドパッド、各ボタンが高い位置にあり下半分を持ってプレイする3DSとは異なり、機器の側面を持ってプレイするのが主流。
なお、これが発売されている国では店頭に3DSが置かれていないことが多く(2DS発売後はほぼネット通販のみでの販売)、ほぼ3DSXL(3DSLL)を買わされる事となる。北米ではNewニンテンドー3DSにいたっては発売すらされていない。
ちなみに海外で2DS発売が決定した際は、海外サイトで2DSを使ったクソコラが大量に作られた事も話題になった。クソコラグランプリは1DSの嘘サイトが作られるほど盛り上がったが、当然任天堂から苦情が入りサイトは削除されている。
日本でもデザイン発表時は外人が作ったコラ画像だと見間違えた人が多く、それが原因で虚構新聞(嘘のニュースを取り扱ったブラックジョーク的サイト)にアクセスが殺到したという事態まで発生した。
2016年2月27日、ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウのバーチャルコンソール化を記念して、同ソフトをダウンロード済みかつオリジナルカラーの特別仕様でついにニンテンドー2DSが国内でも発売が決定した(その他の同梱内容も有り)。
それから約半年遅れた9月15日、ついに国内でも一般販売される事となった。
余談
2017年7月13日、本機と同じく3D機能を廃止した現行機種の廉価版「Newニンテンドー2DSLL」が登場している。