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ポケモンXY

ぽけっともんすたーえっくすわい

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの1つ。正式タイトルは『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』。
目次 [非表示]

※スピンオフ作品についてはLEGENDSZ-Aの項目を参照。

ソフト情報編集

正式名称ポケットモンスターXY
機種ニンテンドー3DS
ジャンルRPG
発売日 2013年10月12日(土)
価格4,571円+税
販売元任天堂
発売元(株)ポケモン
開発ゲームフリーク
CEROA(全年齢対象)

概要編集

ポケットモンスター』シリーズの1つ。俗に「第6世代」と位置付けられる。

タイトルの「X」「Y」は略称ではなく、公式にこれら一文字ずつである。数学用語に由来すると考えられている。


2013年1月8日のNintendo DirectPokemon Direct 2013.1.8』にて、任天堂で当時の岩田聡社長から発表された作品。なお、ポケモンの最新作がニンダイで発表されたのは初めて。

本作のディレクターは『ダイヤモンド・パール』、『ブラック・ホワイト』に引き続き増田順一が務めている。


初公開映像にて、新ポケモンとしていわゆる「カロス御三家」にあたる3種類と「パッケージ伝説」にあたる2種類がピックアップされた。初公開と共にこれらのポケモン達のみがピックアップされたのは、後にも先にもXYのみである。


ハードはニンテンドー3DSへと移行し、ゲーム画面はシリーズ初の3Dポリゴンとなり、戦闘シーンなど一部で立体視表示も採用されている。ただしポケモンは「ポケモン全国図鑑Pro」のようなリアルさを追求したような3Dではなく、公式イラストを膨らませたような見た目となり、アニメーションも行われる。

世代で取り入れられたフィールド上での視点アングルの変更も引き継がれているが、逆に全体像がつかみにくくなる事でミアレシティ等で迷い易くなる事もある。

ポケットモンスター1996-2013


『ポケットモンスター X・Y公式ガイドブック 完全ストーリー攻略ガイド』掲載のスペシャルインタビューで本作ディレクター兼ゲームフリーク開発本部長(当時)の増田順一は「最近では、スマートフォンや携帯電話など、ゲームを手軽に遊べる環境があります。幅広い層の人々がゲームを遊んでいる中で、ルールをしっかり構築した面白いゲームを創る。ハイレベルでずっと遊べるような深いゲームを創ろう、という想いがありましたね」と語り、3DSにハードが変わったので通信機能の強化とポケモンの3D化をやりたかったと明かしている。また、作品のキーワードとして「美しさ」「絆」「進化」を挙げている。カロス地方の風景で「美しさ」を、主人公と友達の関係やポケパルレ、メガシンカで「絆」を、3DSの下画面の使い方で「進化」を、それぞれ体現している。世界同時発売は、翻訳体制を見直して7年かけて実現したものでもある。増田はスパトレやOパワー、ローラースケートについて、ゲーム全体のテンポを速くしたものだと回答している。


なお、海外ではこれまで日本よりも遅れて発売されていたが、本シリーズでは初めて世界で同時期に発売された。海外を意識してか、本作の第二報(日本で2013年1月15日に解禁された分)以降は公式の情報解禁が特にアメリカ地域向けの英語版が日本国内向けより早いというケースが少なくなかった。

(pixiv百科事典内の本作に関係する項目の内容は基本的にフラゲで成り立っていたが、こういった事情も一因だったりする)


また、本シリーズの発売に合わせてアニメ映画は新シリーズへと移行し、ポケモン情報番組である『ポケモン☆サンデー』→『ポケモンスマッシュ』も大半のキャストを一新して『ポケモンゲット☆TV』へと移行した。


ゲームの舞台編集

今回の冒険の舞台は「カロス地方」と呼ばれる地方であり、フランスをモデルにしている。


ゲームシステム編集

今作も追加要素が多く含まれていながら、原点回帰している部分もある。


着せ替え編集

今作から主人公の本格的なキャラメイクが可能となった。

性別と肌の色は最初に選んだタイプで固定だが、ブティックやヘアサロン、カラーコンタクトを使用して自分好みのコーディネイトができる。

トレーナーカードやPSSで表示されるアイコンも着替えた姿が反映される。


ブティックごとにアイテムの傾向が異なり、商品のラインナップは曜日ごとに入れ代わる。一部の店舗は条件を満たさないと入店できない。

着替えが行えるのはポケモンセンターに常設されているフィッティングルームかブティックの試着室。

帽子は外せない。(ヘアサロンで髪形を変える際に帽子を取った姿を見ることは可能)

女主人公はプロモの撮影の時のみメイクをすることが可能。

このシステムはグラフィックがドットでなくなった故に採用されたと思われ、本編では初だが厳密にはポケモンバトルレボリューションが先発だったりする。ORASには着替え要素がなく、XYとの通信でバトルデータを読み込む際(通信対戦、バトルビデオの再生など)にXY側の着替えデータとNPCの3Dグラフィックを読み込むだけという限定的な対応だったが、第7世代以降は今のところ完全新作とリメイクの双方に継承されている。


登場ポケモン編集

新ポケモン(いわゆる第6世代)の総数は72種歴代最少(この数にメガシンカポケモンは含まれていない)。歴代最多であった第5世代とは対照的である。

これまで恒例であったモンも存在しない。


ただし、第5世代最初の作品であるBW1と違い、旧作のポケモンも含め多くが登場する。

地方図鑑も「セントラルカロス」「コーストカロス」「マウンテンカロス」の3つのグループに分かれておりそれぞれに150種ほど、合計457種とこちらは歴代最多である。


また、今作から18番目のタイプとなるフェアリータイプが登場し、ラルトスブルーなど一部のポケモンはタイプの追加や変更が行われた。新しいタイプの追加はGSC以来、およそ14年ぶりとなる。


長らく5文字だった名前の上限が6文字になったのは今作から。

関連の情報で最初に公開されたのはファイアロー

わざの名前の上限も7文字⇒8文字に増えている。


なお、XYになって旧作全てのポケモンの鳴き声が変更された。これによりリザードンサイホーンのように「どこが違うんだ?」と指摘されがちだった鳴き声のポケモンも大きく差別化されている。その中でもピカチュウはなんとアニメでお馴染みの大谷育江ボイス

増田順一氏と景太将太氏はこれについてコメントしており、グラフィックがドットから3Dになったことで、今までの電子音よりも生物感のある鳴き声に変更した方がいいという考えで行なったとコメントしている。

また、XYで捕獲したポケモンのステータス画面には「カロスマーク」と呼ばれる青い五角形のマークがつくようになっている(これは次作のORASも同様)。


殿堂入り後に行けるようになるキナンシティのフレンドサファリでは、3DS本体のフレンドコードを交換したユーザーのIDに則したタイプのフレンドサファリが選択できる。

フレンドコードを登録した相手が殿堂入りしているかどうかで出現するポケモンの種類の数に差があり、殿堂入り前や未プレイのユーザーなどは2種、殿堂入り済み且つPSSでログイン確認後では3種+夢特性持ちが出現するようになる。

ホウエン地方とポケモンのやりとりが出来ないならば、普通にプレイしていても出てこないポケモンはここで捕まえるしかない。

ただし、その性質上、自分のフレンドコードでどんなポケモンが出てくるのかは確認が難しく、沢山のコードを登録しても出現するサファリの内容が被ることも多い。望んだサファリやポケモンが出なかったからといって邪険に扱わないこと!


ちなみに、第5世代からのポケモンの転送は『ポケモンバンク』と呼ばれるネットサービスのアプリケーションである『ポケムーバー』を使う必要がある。なお、ポケムーバーは一方通行であり、XYに送ったポケモンをBW1・BW2へ戻すことは出来ないので注意すること。

ポケモンバンクは本作が現役だった時代は年500円のサブスクリプション制になっていたが、ポケムーバーはポケモンバンクのサブスクリプション利用中であれば無料ダウンロードが可能だった。


ポケモングローバルリンクと連動したポケマイルでのアイテム交換やポケモン交換の閲覧は、第7世代移行に伴い、ORAS共々2016年10月でサービス終了した。その前の月の時点でホロキャスターの更新も終了し、いつのまに通信の登録を続ける理由もなくなっている。

GTSでのポケモン交換や対戦は3DSのネットワークサービスなので2024年3月までは継続する。


パートナーポケモン

くさ: ハリマロン

ほのお: フォッコ

みず: ケロマツ

ポケモン新作楽しみー!!


伝説ポケモン

ゼルネアス イベルタル ジガルデ


幻のポケモン

ディアンシー フーパ ボルケニオン


メガシンカしたポケモン

メガシンカポケモンの記事を参照


本作で初登場する第六世代のポケモン一覧

それ以外はポケモン一覧を参照


登場キャラクター編集

※「ポケモンの登場人物一覧」もあわせて参照。

主要キャラクター編集

XY

元サイホーンレーサーである母親・サキと共にカロス地方に引っ越してきた。

サキのセリフなどから父親もいるようだが詳細は不明。

庭先には母のパートナーのサイホーン、家の中にはヤヤコマがいる。

あたらしい冒険へ

今作では主人公の性別を選択した後に、さらに容姿を3つの中から選択できる。


PKMN XY

主人公の友達。このうちカルムとセレナは選んだ主人公の見た目に応じて片方が登場する。

基本的に友達が全員もしくは友達が2名以上いるとカロス5人組のタグが使われる。

従来作でいうライバル枠だが、複数いる関係上全員が御三家を所持しているわけでは無く、連戦もあるなど独特な扱いになっている。


ジムリーダー編集


四天王チャンピオン編集


敵対勢力編集


バトルシャトレーヌ編集

殿堂入り後に挑戦できる施設、バトルハウスにて登場。


その他のキャラクター編集


その他編集

  • 今作からデザイナーとして参加した人物の中に漫画家イラストレーターありがひとしがいる。過去も含めてゲームフリークに在籍していない外部の人間がポケモンのデザインを担当したのは初めてである。



マイナーチェンジ版編集

2016年冬、第7世代であり完全新作の『ポケットモンスターサン・ムーン』の発売が決定。シリーズ初のマイナーチェンジ版なしのポケモンとなってしまった。マイナーチェンジ版になるであろうと思われていた「Z」の発売が期待されていたが実現せず、劇中で解決しなかった謎や伏線は結局何一つ語られぬまま闇に葬られてしまう結果となった。

解析によると『BW2』のような2バージョンのマイナーチェンジ版を開発していたと思われる痕跡があり、お蔵入りになった模様。一応ジガルデのフォルムチェンジといった要素は『サン・ムーン』で補完はされている。


その後、発売から約11年が経過した2024年2月27日のポケモンプレゼンツにおいてPokémon LEGENDS Z-Aが発表された。


関連イラスト編集

パートナーKalos the Star

XYXY

XY『キレイ』


関連動画編集


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン ポケモンシリーズ一覧

XY

LEGENDSZ-A:スピンオフ。


外部リンク編集

公式サイト

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