だんがいのつるぎ
だんがいのつるぎ
初出 | 第6世代(ORAS) |
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威力 | 120 |
命中 | 85 |
PP | 10 |
タイプ | じめん |
分類 | 物理 |
範囲 | 敵全体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 無し |
英語名 | Precipice Blades |
第6世代(ORAS)から存在する技。
マグマの柱を生み出し、相手にぶつける大技。
習得できるポケモンはグラードンのみであり、3世代跨いでようやく手に入れた専用技である。
威力はじめんタイプ最高威力となる120。
ようやくじしんを越える威力を誇る技の登場と相成った。
この威力でありながら命中率も85と決して低くはなく、使い勝手は悪くは無い。
加えてこの威力でありながらPP10と、弾切れも比較的怖くないのも利点。
反面、追加効果は一切存在しない。
単体攻撃として使うならばパワーウィップやメガホーンに似た使い勝手になる。
グラードン(ゲンシグラードン)の脅威の攻撃力と合わされば、生半可な耐久のポケモンは一瞬で消し炭と化す。
全体攻撃としては、じしんと違って対象が相手全体である点がミソ。
味方を巻き込まないので、相方を選ばなくなるのは十分なメリットである。が、命中率が100ではないので肝心なところで外すリスクはある。
それでもじゅうりょくと合わせれば、相手のふゆうやひこうタイプを無視するのはもちろん、命中率1.6倍の補正も付き、相手全体に当たるわざとしては恐ろしい性能になる。
また、じしんと異なりグラスフィールドでも威力が低下しないのも強みである。
ポケモンGOでは2023年2月に開催された「GOツアーホウエン」のゲンシレイドボスとして登場したグラードンが特別技として覚えている。既存の個体にもすごいわざマシンスペシャルを使うことで覚えられる。
ジム・レイドでは威力130のフルゲージ、PvPでは威力同等・必要量60となっている。本作では命中率の概念がないため躊躇せずに撃つことが可能。
元々グラードンが覚えていた「じしん」と比べると硬直が短い/必要チャージが少ないため元以上の火力を出すことができ、DPSに関しては双方でじしんの完全上位互換である。
PvPでは「マッドショット」7発で貯められることにより、あの「シャドークロー」+「シャドーボール」のオリジンギラティナに確実に同発先制を仕掛けることが可能になり、グラードンの評価は飛躍的に上昇した。
一見すると技名の「だんがい」が何を意味しているかわかりづらい。
しかしこの技の英語名は「Precipice Blades」、直訳すると絶壁の刃である。
このことから、切り立った崖・岩壁を意味する「断崖」であると考えられる。
ただし、罪ある者を追い詰め責任を取らせる「弾劾」と引っかけたダブルミーニングである可能性もある。
つまり「弾劾の剣」、罪人を裁く剣の一撃というわけである。
技のエフェクトからするとこちらの方がしっくりくる気がしないでもない。