概要
『ポケモン』を開発している会社として有名。
元は田尻智が主催したゲーム系同人誌サークルで、杉森建や増田順一はその頃からの古参メンバー。自主制作したゲーム『クインティ』の発売を機にゲーム制作会社となった。
特筆すべきなのは「同人誌サークルが自作の開発環境で制作したソフトを正規メーカーを経由して商業ソフトとして出した」事である。これは日本の家庭用ゲーム界隈では数少ない一例である。
『ポケモン』の開発・成功により一本立ちする以前は、任天堂の下請けとして『ヨッシーのたまご』、『マリオとワリオ』などを開発していた。
また、当時は任天堂ハード以外にも、セガのメガドライブ用に『まじかる☆タルるートくん』や『パルスマン』を開発していた。
1999年発売の『クリックメディック』(PS1)以降長らく任天堂ハードにのみソフトを供給していたが、2010年代以降に再びマルチプラットフォームで『リトルタウンヒーロー』(Switch / PS4 / XB1 / Win)や『GIGA WRECKER』(Switch / PS4 / XB1 / Win)などをリリースしている。『リトルタウンヒーロー』のパッケージ版はレイニーフロッグという別のメーカーが販売している(パッケージにはゲームフリークのロゴが大きめに表記されている)。
本社は設立の1989年から長らく東京都世田谷区・下北沢の小田急線沿い付近にあったが、2007年に世田谷区・三軒茶屋のキャロットタワー22Fに本拠地を移す。
2020年7月には遂に世田谷の地を離れ、任天堂東京支社や関連会社、HAL研究所本社が入居している東京都千代田区神田錦町の複合施設「KANDA SQUARE」に本社機構を移転している。
2024年10月10日に、サイバー攻撃を受け、過去に勤務していた者も含めた従業員の個人情報2606件が流出したことを明らかにした(→ゲームフリーク不正アクセス事件)。
開発タイトル
- クインティ(販売:ナムコ)
- ヨッシーのたまご(販売:任天堂)
- ジェリーボーイ(販売:EPICソニー)
- まじかるタルるートくん(MD版)(販売:セガ・エンタープライゼス)
- パルスマン(販売:セガ・エンタープライゼス)
- ポケットモンスターシリーズ(販売:任天堂 / ポケモン)
- バザールでござーるのゲームでござーる(販売:NECホームエレクトロニクス)
- BUSHI青龍伝~二人の勇者~(販売:ティーアンドイーソフト)
- クリックメディック(販売:ソニー・ミュージック・エンタテインメント)
- スクリューブレイカー轟振どりるれろ(販売:任天堂)
- リズムハンターハーモナイト(販売:任天堂)
- ソリティ馬
- TEMBO THE BADASS ELEPHANT(販売:SEGA OF AMERICA)
- GIGA WRECKER
- リトルタウンヒーロー
- パンドランド
関連タグ
関連人物
田尻智(代表取締役社長)
杉森建(キャラクターデザイン・原案)
増田順一(元社員・作曲・ポケモンシリーズディレクター)
森本茂樹(ポケモン対戦環境に深く関わる)
一之瀬剛(作曲担当)
大森滋(現在のポケモンシリーズディレクター)
佐藤大(元社員・脚本家)