概要
株式会社ゲームフリークの設立者であり、今や世界的な知名度を誇るゲーム『ポケットモンスター』シリーズの生みの親。
東京都世田谷区出身。東京都町田市で過ごした少年時代は昆虫採集が好きな「虫とり少年」だった。この経験がポケモン制作のヒントとなった。
テレビアニメ『ポケットモンスター』の第7シリーズまでの主人公・サトシの名前は彼が由来。初期アニメのライバルであるシゲルは、任天堂のゲームクリエイターかつ、マリオの生みの親である宮本茂氏から。
取材でも『「シゲル」はいつも「サトシ」の少しだけ前を行っていて、追いつくことは絶対にない』と話しており、宮本氏の事を心から尊敬していることがわかる。
『ポケットモンスター 金・銀』を最後にゲームの開発に関わっていないとされているが、この頃から増田順一がサブディレクターを務めているため、『金・銀』の時点で開発に殆ど関わっていないと見る人も多い。
現在はゲーム開発の第一線を退き、ゲームフリークの代表取締役社長として経営に専念している。その後は、増田順一らにシリーズのゲーム開発の仕事を引き継いだと思われる。
2010年代になると転職用の会社レビューサイトに「すでに田尻智は名誉職状態になっている」という趣旨の報告もされている。
テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズでは「原案」としてクレジットされている。
関連書籍
- 小学館学習まんがスペシャル『ポケモンをつくった男 田尻 智』
- ゲームは動詞でできている