グレース・マリア・フリード
ぐれーすまりあふりーど
「いいわよ、『甲児さん』って言っても。私のこと『マリア』って言ってくれるなら。ねぇ、『マリア』って言ってみて!」
宇門大介(デューク・フリード)の生き別れの妹で、フリード星の王女である。
当初はグレンダイザーを奪われたとの誤解と、兄であるデューク・フリードの生存を知らなかったがために彼に襲いかかったが、兜甲児の介入により和解することができた。
お姫様でありながらお転婆で活発な性格の持ち主で、バイクの腕前は甲児とも互角に競える程でありまた一種の超能力の使い手。
ちなみに演者の吉田里保子氏は、マリアと自身の代表作である『魔女っ子メグちゃん』のメグちゃんがそっくりな外見なのに驚いたらしい。
誕生経緯
番組中盤から登場するスペイザーチームのメンバーとして、最初は準レギュラーの荒野番太が候補として挙げられていた。しかしゲッターチームのイメージに近くなるという懸念があり、急遽荒木伸吾によりデザインされて誕生した(つまり、デュークに妹がいた事自体が急遽できた後付け設定である)。
基本的にはフルネームは「グレース・マリア・フリード」なのだが
第49話「赤い夕陽に兄を見た!」や第73話「この美しい地球のために」ではグレース・マリア・フリードとされているが、第50話「暗殺!!兜甲児を消せ」ではマリア・グレース・フリードとなっている
本作では登場は当初から確定していたものの、元々後付けで突然登場した生き別れの妹という原作の設定を再現してか、第4話までの間デュークは両親の死やルビーナの事は口にしているが、マリアの話題は一切口にしない(デュークの回想シーンでもマリアの姿は一切描かれていない)。第4話の特殊EDにてフリード星にいた頃のマリアの姿が描かれる形で先行登場し、第5話から本格的に登場する予定。
そして第5話で登場。最初フリード星の修道院学校に通っていた。性格は原典に比べ活発で元々持っていた予知能力を知り彼女を捕まえに来たベガ兵に立体映像を使い欺き偵察型円盤獣マリマリを奪い取りミニフォーを蹴散らし地球に向かったという行動力を見せた。
到着後兄と会うが、甲児を若干見下すような態度をとり怒った甲児と様々な対決を行う。
対決は乗馬、けん玉、たたいて・かぶって・ジャンケンポン、囲碁、ベーゴマとすべてマリアが勝利しさやかとヒカルを加えた料理対決では修道院時代は当番制だった腕でチャーハンを仕上げるほど料理もうまい(ちなみに島出身のヒカルは鯛を裁いたお造り、さやかはレンチンしてマヨネーズをかけた冷凍たこ焼き)。
コマンダー・シュラの攻撃から甲児が身を挺して自分を守ったことから好印象を抱くようになり、未開人と見下していたことを謝罪。以降は軽口を叩きあい、時に無茶振りするといった悪友のような関係となっている。
以降は甲児の特訓として付き合ったり、第7話では原典同様ドリルスペイザーのパイロットを務め初陣では新兵器キングバニバニを討ち取る活躍を見せた。
スパロボでは『第3次』『MX』など一部を除いて基本的には最初から味方として出てくる。ボスやさやか同様、多くの作品でマジンガー系機体(作品によってはグレンダイザーに)との乗り換えが可能。また宇宙人ゆえに宇宙適性が甲児や鉄也より上というケースも多く(事実EXでは鉄也が負傷した為初期搭乗機としてグレートマジンガーに搭乗)さらに原典における超能力者設定としてMXやIMPACTで使える固有能力予知((回避修正)や第3次での2回講堂の早期習得やエースボーナス感応(指定者に必中付与)のSP減少など
あとさやかとの三角関係も見物の一つ(笑)。
『マジンガーエンジェル』ではミネルバXのパイロットを務めている。
『真マジンガーZERO対暗黒大将軍』では甲児と結婚している世界線の存在が明かされ、その世界では2人でTFOを開発していた。