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スーパーロボット大戦

すーぱーろぼっとたいせん

『スーパーロボット大戦』は、バンダイナムコエンターテインメントが販売しているテレビゲームシリーズ。略称・通称は【スパロボ】・【SRW】。
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概要

古今東西の様々なロボットアニメが参戦するシミュレーションRPG。日本におけるクロスオーバーの代名詞として知られ、「スーパー○○大戦」という定型句も本作が発祥である。

発売元は平成19年度までバンプレスト、平成20年4月~平成21年3月まではバンプレストレーベル名義であった。


1991年4月20日に第1作が発売され、2016年に生誕25周年、2021年には生誕30周年を迎えた。


2022年には星雲賞の自由部門にもノミネートされる。過去に様々な参戦作品もエントリーされ、時には受賞もした星雲賞にスパロボそのものがノミネートされるという展開には、衝撃の声があった事には違いない。


第1作『スーパーロボット大戦』

第1作目であるゲームボーイ用ソフト『スーパーロボット大戦』が本シリーズの源流の一つである。

コンパチヒーローシリーズ』の流れを汲み、擬人化されたロボットたちが戦う。そのためパイロットが存在せず、舞台も架空の青い星であるなど、現在知られるものとは趣が大きく異なる。

精神コマンド「特訓」で機体を強化(効果は永続)できたり、敵機体を「説得」して仲間に出来たり

する。撃破された味方機はそのままロストし、基本的にはそのまま二度と復帰する事はない(序盤で撃破された場合には敵として再登場した物を「説得」で再加入させる事は可能)。また、サザビー(説得可能)が複数で登場するなど、色々原作とは異なる点が多い。ちなみに擬人化された機体の人格は、原作のパイロットに準ずる。敵を仲間に出来るため、ザクは勿論、オベリウス等の普段プレイアブル機体にはならないゲッターやマジンガーの敵も自軍に編成できるのが特徴。


構想として、かつて東映まんが祭りにおける「マジンガーZ対デビルマン」といったダイナミックプロ作品間のクロスオーバー劇場作品(劇場版マジンガーシリーズ)をヒントに「ゲームでロボット作品間のクロスオーバー作品」、「「大戦略」のウォー・シミュレーションゲーム」の二つが根底にあったという。

その為、初代では「拠点の占拠・防衛」が存在しており現在でも形を変えて「重要施設の奪還」「施設防衛」として残っている。


GB版では実はバグだが、ラスボスを説得して仲間にできてしまう。が、クリアが不可能になる。


パイロットもちゃんと登場し、積極的な原作再現やクロスオーバーを取り入れ、現在見られるスパロボの基礎を築いたのは2作目の『第2次スーパーロボット大戦』からで、この『第2次』が実質的な第1作目ともいえる。


この第1作は2014年4月24日、PS3PS Vitaの両機種同時で初のリメイク版がダウンロード専売でリリースされた。

原典には無かった追加シナリオの第2部や、オリジナルキャラとしてサイバスターが追加されている。


作風の傾向

参戦作品から登場したロボットやキャラクターにより結成されたプレイヤー部隊が、異星人や敵対組織と戦いながら地球圏に平和を取り戻すストーリーが展開される。


原作のストーリーをベースにしつつも独自の展開も織り交ぜられており、原作では死亡してしまうキャラが生存したり、原作の敵を説得して仲間にすることもできる。また、ストーリー上の主人公をオリジナルキャラが務める場合が多く、彼らは作品が違うキャラの間の橋渡し役も担っている。


お祭りゲーとしての特異性

スパロボで特筆すべきは、登場作品の選定基準が製作会社やレーベルなどではなく「作品のジャンル」であること。ロボットアニメやそれに準ずるもの(これについては後で掘り下げる)であれば良いので、サンライズ英雄譚やGジェネよりも間口が広く、これによりサンライズアニメやガンダムだけでは実現できないクロスオーバーを打ち出せる。


さらに「発足以来、新作を発表し続けていること」も見過ごせない。実はジャンルでまとめられたお祭りゲーは他に前例があるものの、どれもろくにシリーズ化していない。それに比べてスパロボは1991年の第1作から約1、2年のペースで新作を発表しており、現在のシリーズ総数は姉妹作も含めると軽く30に上る。


一方「スーパーロボット大戦」シリーズは最初こそ3部(厳密には4部)作でストーリーの繋がりが存在しており、「α」「Z」シリーズもそれぞれ各作品にストーリーの繋がりが存在しているが、開発期間の長大化やその間のハードの世代交代などの影響もあり、同一シリーズでも初期作発売~最終作発売まで非常に長い年月がかかるようになっていった。これとは別に、単独で完結しシリーズ化されていない「スパロボ」も多数発売されており、開発期間の長大化などから今後はこちらが主軸になっていく事が推察されている。


バンプレストオリジナル」について

前述の通りスーパーロボット大戦シリーズオリジナルのキャラクターやロボットも「第2次」の時点で登場している。これらのキャラやロボはラスボスであったり主人公であったり、世界観に深く関わるキャラクターであったりとその立ち位置は様々であるが、何せシリーズの歴史が長い分、オリジナルのキャラ、ロボの数も相当数に上っている。

スパロボに登場するオリジナルキャラクターやロボット達は他のバンプレスト作品のオリジナルキャラクターと合わせて「バンプレストオリジナル」と呼ばれている。


最初に登場した「サイバスター」と「グランゾン」については、「架空のロボットアニメ作品に登場するロボ」という大前提が「第2次」開発の時点で既に存在しており、他の版権キャラクターと同等に扱われ、後にその「架空のロボットアニメ」の原作に相当するシナリオをゲーム化した「魔装機神」として単独シリーズ化する事になった。

また、「新」から登場した「SRX」も同様に「超機大戦SRX」という架空の作品名が与えられている。


スーパーロボット大戦αの頃になると(設定だけされていたものも含み)バンプレストオリジナルのキャラ・ロボだけで十分な数が揃い、通常その作品内で完結してしまう彼らが一堂に集い、オリジナル作品のキャラとロボだけで構成された「OGシリーズ」も発売され、こちらもスパロボシリーズの1つ(OGサーガ)として展開され人気を博している。


一方、「クロスオーバー作品におけるオリジナルの登場人物(特に主人公)」という存在は、オリジナルの登場人物が原作(スパロボにおいては版権)キャラを差し置いて大活躍するという、作り込みを間違えると原作ファンから反感を買う事になりかねないものである。「特定の版権キャラが活躍しすぎて参戦作品間での扱いに差が出る(これによって原作ファン間の対立が生まれる可能性がある)よりは、オリジナルだけが嫌われる構図になった方がいい」という意見もあるが、一度そのような印象が付くと払拭には大変時間がかかるため、スパロボシリーズにおいてこの点はかなり苦心している節が見受けられる。


また、OGサーガというオリジナルキャラが別に活躍できる土台が用意されたことで「作品内で解決されなかった(オリジナルキャラにまつわる)伏線や謎をOGシリーズで解消するつもりなのではないか」、もっと批判的な意見として「版権作品がOGシリーズの踏み台にされた(のではないか)」という声もスーパーロボット大戦Z以降のシリーズにて散見されるようになった。前述の通り、元々スパロボには「架空のロボットアニメを参戦させる」というコンセプトがあり、更にシリーズ化を前提としている作品群においては次回作で謎を解くという作りになっている場合も多く、オリジナル系の行動など全ての謎が作中で解けることは余りなかったのだが、「Z」は発売~最終作発売までの期間が約7年とメインシリーズ屈指の長期体制になった上に、同作ではオリジナルキャラの設定等について謎や伏線が非常に多かったため、このような声に繋がったと言える。

ちなみに「OG」の方はベースが再構成された「OGS」から数えても12年、元祖OGが発売されてから16年近くが経過した2019年現在でもシリーズとして完結を迎えておらず(前述した「Z」のキャラも一切登場していない)、これに対する不満の声も見受けられる。


なお、「スパロボ」のために版権作品の原作者がデザインしたロボットもいくつか登場している。有名なのは「マジンカイザー」だろう。


参戦作品について

第1作ならびに『第2次』の参戦作品だったマジンガーシリーズガンダムシリーズゲッターロボシリーズ、はスパロボ御三家と呼ばれ、ほとんどの版権スパロボにこの3つのシリーズからはいずれかの作品が参戦している。ただし、それが後述のような弊害を招いてしまっていることもあってか『J』以降は3作品が揃わないことも多くなった。


また、基本的にテレビ放送終了・劇場公開日・OVA完結からある程度の時間を置いて参戦するのだが、古くは機動戦士ガンダムF91の第1作参戦、新しくはヘボット!のスパクロ参戦といったスピード参戦も少なくない。

さらにマジンガーZ/INFINITY公開前に参戦するという異例のスピード(正式参戦は「T」だが、それでも公開から1年を待たずに参戦が発表された)参戦となった。


参戦作品の多様化と版権の壁の克服

黎明期はロボットアニメの中でも特に有名な作品、あるいは旧バンプレストの(版権的に)手が届く作品だけだった。そのせいか、俗に言う「ロボオタク」しか知らなかったり、競合他社(ライバル会社)が一枚噛んでいたり、世界観が最低でもマジンガーとガンダムが出れるような近未来に限定されがちなことから、外宇宙や荒廃系といった遠未来やファンタジーなど異世界が舞台とされる作品が中々出せなかったり、その他問題点が見られるものは、参戦希望がありながらも諦める声が少なくなかった。

実のところ、第4次スーパーロボット大戦の頃はロボット作品の資料が現在よりも乏しく下手をするとビデオソフト化すらされていないケースもあったり、果ては同人誌における研究本といったものまで資料にせざるをえなかったりと物語や登場人物の正確さに欠けていた時代があった。その為ロボット図鑑やキャラクター大事典はおざなりになっている説明や情報の少なさをネタで埋めている有様だった。少なくともスーパーロボット大戦‪α‬あたりの頃になってようやく正確な作品情報を得る機会が増えたとされている。

また、スパロボによって徐々に知名度が出た作品がビデオソフト化・続編や新作として出てくる等、ロボットアニメの復古に少なからずとも影響を与えている。

今でこそ信じられないだろうが、マジンガーシリーズやゲッターロボシリーズは初代のスパロボの時点で時代に埋もれていく古い懐かしロボットアニメ扱いだったのである。さらに言うとスパロボがここまで大成しなかったらこの二つのシリーズの新作はおろか、映像ソフト化されていなかったロボットアニメ作品がDVDやBDで復刻される可能性が無かったとされる。

このため、ガンダムや歴史的にですら全く興味ない、あるいは名前しか知らないといった人も少なくない。また「スパロボで○○を知った」という体験談は絶えない。


ただ、上記の理由から御三家を中心としたメジャー作品にこだわらざるを得なかったことから、参戦作品が似たり寄ったりになりがちで、理不尽な話であるが「参戦」そのものに対する不満・批判(〇〇はもう飽きた、など)も見られるようになっていった。(特に御三家の存在は参戦作品の幅を狭めてしまっている弊害を招いているのは拭いようのない事実であったためその風当たりの強さは尚更であった)

加えてシリーズが進むごとに御三家を筆頭にシリーズ初期から参戦していた作品も古くなっていき、アナザーガンダムの成功を期に常に新規ファンを供給できるようになったガンダムはともかく、マジンガーとゲッターは古いものを新しい切り口で見せるという手法から脱却できずリアルタイムで見ていた高年齢層及びスパロボをプレイしてきたマニア以外の支持があまり得られず、その結果新規ファンの獲得が困難になるという直面したことせいで下記のように平成末期から令和の始めに入ったあたりから主に70年代作品をリアルタイムで視聴していた開発陣やファンにいよいよ還暦を迎える人間が出始めた結果スパロボは高年齢層向けのゲームという印象が付き始めることを始めとした深刻なスタッフ及びプレイヤーの高齢化によるシリーズの活力の衰えという新たな問題が発生してしまうことになる。

また、「Z」では世界観の全く異なる作品同士を参戦させるための平行世界との融合という設定が題材となっているが、「Z」自体が長期化し、「Z」に続くメインシリーズ寄りの「V」も似た設定であったため、「平行世界ネタはもういい」という不満が日常的になっていた。

ただ、そうした批判を受けた反省からか対応策としてこれを逆用して「平行世界であることを登場キャラにすら認識させておきながら、実際には裏に重大な事実が隠されている」という構成の「UX」、「X」といった作品も散見されるので一概に難点とも言い難くなっている。


一方、シリーズが複数体制で展開されるようになってからは、ハードや作品によって「購買層」を決め、その層に直撃する参戦作品の決定、そして彼らが活躍できる世界観設定の構築が行われるようになったようである。

著名なものとしては『真ゲッターロボ 世界最後の日』の退廃的な世界観をベースにした事でこれまでのスパロボとは全く異なる雰囲気となった「D」、90年代のロボットを多く参戦させ世界観も従来とは異なる明るいものになった「NEO」、2000年代という発売時点でかなり直近の作品ばかりで構成された「K」(これは別の意味で有名だが)、発売前多くのプレイヤーが平行世界ものだと思っていたら実は輪廻転生(のようなもの)だった「UX」などが挙げられ、これらの作品では従来の作品にとらわれない版権作品の「参戦」が実現している。

無論これに対し「マイナー寄り」という批判もあるが、参戦作品が従来寄りの「α」、「Z」シリーズとはまた違う流れを生み出すきっかけとなっているため、この批判には疑問を呈する人も少なくない。


さらに

と、次第に版権の壁を超えての参戦が目立っている他(尚、上記の一部はサンライズが制作しているのが、版権を緩和しているとの意見も)。


などといったロボットアニメの枠までも超えた参戦が実現している状況にスパロボファン内外から驚かれつつある。


参戦作品が一際異質なのはスパクロで、本作ではスマホアプリ故の自由度の高さを活かして、主に「期間限定参戦」として実験的な参戦を押し出している。特にアイドルマスターXENOGLOSSIAクレヨンしんちゃんゴジラ恐竜戦隊ジュウレンジャーロックマンの参戦はユーザーに衝撃を与えた。


しかし、近年はそうした劇的な進化を遂げたスマートフォンの台頭によって携帯ゲーム機が脅かされ、純粋な携帯ゲーム機がニンテンドー3DSを最後に幕を下ろすことになってしまったことにより、これまでのように媒体ごとに幅広くシリーズを展開することができなくなってしまうことになる。

これにより基本的1~2年ごとに新作を出せていた開発サイクルが崩れて開発期間が2~3年に遅延してしまうという打撃を受けたばかりか、近年の作品を中心としたシナリオと新システム等の実験作にして新規ファンを取り込む窓口であった携帯機シリーズが終焉を迎えたことにより、従来からシリーズを追ってきた王道向けに開発リソースが偏ってしまったせいで下述のような古参ファンと新規ファンの断絶による売り上げや開発にも悪影響を受けるほどの痛手を負ってしまう。

さらには10年代以降は目玉と呼べるようなロボットアニメの作品に恵まれず(実際はあるにはあるのだが、ガンダムとマジンガーの兼ね合いが効かない独特の世界観や設定が多く、また中途でシリーズ化が頓挫して中小ヒットレベルに止まってしまった作品など参戦が困難だったりあるいは二の次されてしまう作品が大半だった)上述の問題のせいで開発陣やメイン購買層の高齢化に拍車がかかって活気も衰えつつあり、この苦境を打破しようと「α」、「Z」、携帯機シリーズといった歴代シリーズの特徴を集結させてアプリに落とし込んだ「DD」を発表することでスパクロからの世代交代を図るなど、古参ファンを繋ぎ止めつつ新規ファンが再び獲得できるよう試行錯誤がなされている。


そのかいあってかスタッフがギネスに申請したところ、なんと2021年ビデオゲームでの「IPライセンス最多数274作品」(他会社の著作物扱っている数の記録)でギネス世界記録に認定日本のゲームでは快挙といえる。

が、斜陽の危機を抜け出すにはまだまだ上記の開発陣及びプレイヤーの高齢化による問題を始めクリアしなければならない課題が多く、シリーズ30周年記念作品で初のDLC参戦に踏み込むなど試行錯誤の道は続いている。


実写作品

2016年に公開されたシン・ゴジラとのコラボレーションとしてスパクロへゴジラ対エヴァンゲリオンが参戦し、ゴジラという怪獣作品を参戦させる事に成功している。

翌年にはスーパー戦隊シリーズから恐竜戦隊ジュウレンジャーが参戦、これは元々「超合金魂」とスパクロの連動企画を模索していた所、同作の巨大ロボ「大獣神」が超合金魂にて発売されるタイミングが合致、そして同作のリメイク作品「パワーレンジャー」が話題になっている事もあり参戦が決定した。

ゴジラはあくまでもアニメとのコラボだがジュウレンジャーは完全に特撮単体で参戦している(後に海賊戦隊ゴーカイジャー機界戦隊ゼンカイジャーも参戦)


シリーズ一覧(版権もの)

王道シリーズ

秘密結社ディバイン・クルセイダーズ(DC)の武装蜂起を発端とした、最初の王道シリーズ。「旧作」と呼ばれる事もある。

前述の通り「魔装機神サイバスター」は本作時点で単体の作品群として構想されていた。

第4次スーパーロボット大戦にて、初めて「オリジナルの主人公」が登場。


タイトル機種部隊名オリジナルの敵特徴
第2次スーパーロボット大戦FCPSホワイトベースディバイン・クルセイダーズ魔装機神初登場。
第3次スーパーロボット大戦SFC、PSロンド・ベルインスペクター機体改造システム導入。御三家以外の作品が初参戦。
スーパーロボット大戦EXSFC、PSラングランの魔装機神操者シュテドニアス軍、破壊神ヴォルクルス舞台は異世界ラ・ギアス
第4次スーパーロボット大戦SFC、PSロンド・ベルゲスト真ゲッターロボ初登場。カラオケモード導入。
第2次スーパーロボット大戦GGBリガ・ミリティアディバイン・クルセイダーズ『第2次』のリメイク。VガンダムGガンダムが追加参戦。
スーパーロボット大戦F/F完結編SS、PSロンド・ベル隊ゲスト『第4次』のパラレルストーリー。参戦作一部入れ替え、オリジナル主人公デザイン変更に加え、シナリオが大幅に長くなっている。エヴァンゲリオンが参戦。
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALSFCラングランの魔装機神操者シュテドニアス軍、破壊神ヴォルクルス

このほか第2次、第3次、EXをPSにリメイク移植し一つのソフトにまとめた『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』も発売された。


DC戦争シリーズに代わる第2の王道シリーズ。

本作よりロボットのアニメーション表現が劇的に進化した他、ストーリー性や原作再現、クロスオーバーも旧シリーズ以上に強化された。

2019年現在、最も売れたスパロボ(αが70万本)であり完結して10年以上経た今でも評価が高い。

オリジナルキャラの一部はスーパーヒーロー作戦からの続投。


タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦αPSSDFゼ・バルマリィ帝国後に「バルマー戦役」と呼ばれる。マクロスが参戦。
スーパーロボット大戦α for DreamcastDCSDFゼ・バルマリィ帝国PS版のバランスが調整され、機甲世紀Gブレイカーの参戦、合体攻撃、α外伝に繋がらない独自展開が加えられた。
スーパーロボット大戦α外伝PSプリベンターアンセスター舞台は荒廃した未来世界。オリジナル主人公が登場しない。
第2次スーパーロボット大戦αPS2αナンバーズクストース後に「封印戦争」と呼ばれる。小隊システム初登場。勇者シリーズが参戦。
第3次スーパーロボット大戦αPS2αナンバーズゼ・バルマリィ帝国舞台は外宇宙まで広がる。銀河規模の超大型勢力がいくつも登場するなど、物語のスケールが非常に大きい。

超時空世紀オーガス』の設定をベースに、様々なパラレルワールドが入り混じった「多元世界」が舞台の第3の王道シリーズ。他のスパロボではなかなか出しづらい特異な世界観を持った作品が多い。

一方、前述の通りシリーズ展開が長期化してしまっており、作品ごとにプラットホームがバラバラになってしまっている。(そうなってしまった背景にはZの発売時期がPS2の末期だったことなのと続く第2次Zの時期では後継機のPS3が当時スタートダッシュに失敗して躓いてしまっていたことで参入に二の足を踏まされてしまったことが原因の一つと思われる。)

このことに関しては批判も多く、開発スタッフ達も反省点の一つとしてあげており、以後の王道シリーズ作品では前作とのつながりがない単独作品、かつマルチプラットフォームに一貫して発売している。


タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦ZPS2ZEUTHカイメラトライバトル(3人組小隊)初登場。
スーパーロボット大戦Z SPDPS2ZEUTH、013特命部隊エグゼクターなど
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇PSPZEXIS、ZEUTH次元獣、聖インサラウム王国第2の多元世界に舞台が移る。破界篇ではサブオーダーシステム初登場兼唯一パッケージに完全な敵機体が描かれた。
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇/天獄篇PS3PSVitaZ-BLUEジェミニス、星間連合サイデリアル〈新地球皇国〉時獄篇では版権系としては初のマルチプラットフォーム。

  • 王道単発シリーズ

Zシリーズのスタッフが贈る最新かつ継続中の第4の王道シリーズ。

海外展開もされており、世界観が違う単発作品として仕上がっている。

また、ファンの間で「戦艦枠」と呼ばれる「ロボットアニメではない戦艦・艦船がテーマになっているSF作品」が参戦している。


VXT三部作

タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦VPS4、PSVita、Switch、Steam地球艦隊・天駆超文明ガーディム生誕25周年記念作品第2弾。宇宙戦艦ヤマトが参戦し、戦艦枠という作品ジャンルが誕生。
スーパーロボット大戦XPS4、PSVita、Switch、Steamエクスクロス魔従教団異世界「アル・ワース」が舞台。ふしぎの海のナディアが参戦。
スーパーロボット大戦TPS4、SwitchT3UNDわが青春のアルカディア 無限軌道SSXカウボーイビバップ楽園追放魔法騎士レイアースが参戦。

・スーパーロボット大戦30以降

タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦30PS4、Switch、SteamドライクロイツクエスターズDLC参戦あり。SSSS.GRIDMANナイツ&マジック勇者警察ジェイデッカー覇界王~ガオガイガー対ベターマン~が参戦。

任天堂携帯機シリーズ

任天堂から発売されている携帯ゲーム機でリリースされていた単発シリーズ群。作品ごとに様々な試みが多数投入されている。


タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦AGBAロンド・ベル隊シャドウミラー平行世界をキーワードにした最初のスパロボ。
スーパーロボット大戦RGBAラウンドナイツデュミナス舞台は未来世界から過去の世界へ移動する。途中セーブなど遊びやすさが改善。
スーパーロボット大戦DGBAブルー・スウェアルイーナ前述の通り世界観がこれまでのスパロボとは大きく異なる。ネオ・ジオン総帥としてのシャアらが味方という、本来ありえない展開が特徴。
スーパーロボット大戦JGBA特務分艦隊フューリー恋愛SLGの要素あり。宇宙世紀ガンダムとゲッター未参戦。初の非ロボット作品としてテッカマンブレードが参戦。
スーパーロボット大戦WDSヴェルターノイ・ヴェルターザ・データベースシナリオ2部構成。それと関連して「前作の数年後」設定の作品が多い。非ロボットの作品が複数参戦
スーパーロボット大戦KDSイディクスパートナーバトルシステム初導入。マジンガーZダンガイオー以外すべて2000年代のロボットアニメ。ゾイドが参戦。
スーパーロボット大戦LDSLOTUSGreAT強化パーツの廃止、代わる強化としてパートナー能力システムを導入。
スーパーロボット大戦UX3DSアンノウン・エクストライカーズ人類軍特務機動中隊シナリオ3部構成。兜甲児が未登場。SDガンダムシリーズからSDガンダム三国伝が参戦。携帯機シリ-ズで初めてキャラボイスが付いた。
スーパーロボット大戦BX3DSブライティクスデストルークインスパイアシステム導入。パッケージに初めて戦艦が描かれた。騎士ガンダムが参戦。

その他

  • COMPACTシリーズ

バンダイの携帯ゲーム機「ワンダースワン」で発売されたシリーズ。


タイトル機種オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦COMPACTWSドン・ザウサーオリジナルキャラ・ユニットが登場しない。
スーパーロボット大戦COMPACT2WSアインスト全3部作。
スーパーロボット大戦IMPACTPS2アインスト『COMPACT2』3作品を1本にまとめたリメイク版。そのため話がとても長い。参戦作品・オリジナルキャラ追加。
スーパーロボット大戦COMPACT3WS修羅異世界絡みのシナリオが多く、宇宙ステージが無い。シリーズの中では超初心者向けだが流通個数が少なく貴重なソフト。スパロボ史上最悪の経験値泥棒が存在

  • 単発作品(SLG)・・・上述したシリーズに当て嵌まらない完全な単発シリーズ群。任天堂ハードで発売された64、GC、NEOは、偶然にも任天堂携帯機シリーズと同じく独自性が強い。シミュレーションRPGでないものは別途記載。

タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦GBギルギルガン闘神ゴッド・ノア(HD版追加ボス)シリーズ第1作。意思を持ったロボットが活躍。
新スーパーロボット大戦PSバルマー帝国ロボットがリアル頭身。SRXチームとバルマー帝国が初登場。
スーパーロボット大戦64N64マーチウィンドアル=イー=クイス異星人制圧下の地球が舞台。合体攻撃初登場。『リンクバトラー』と連動。ズール皇帝こそが正義だ!はあまりにも有名。
スーパーロボット大戦MXPS2PSPマグネイト・テンメディウス・ロクス(エルデ・ミッテ)エヴァラーゼフォンが世界観の中心。オリジナルの敵が組織ではなく個人という初のスパロボ。難度はかなり低い。
スーパーロボット大戦GCGCホワイトベースガディソード一年戦争が舞台。戦闘はポリゴン。エルドランシリーズ参戦。ファイナルダンクーガ初登場。
スーパーロボット大戦XOXBOXホワイトベース隊ガディソード『GC』の移植版。ネット対戦モードが付属。
スーパーロボット大戦NEOWiiエルンスト機関舞台は異世界アースティアドキドキスペース)。子供が主役の原作が多く、半数以上が新規参戦作。ガンダムが同シリーズでも異色中の異色である「Gガンダム」しかおらず、敵対勢力に軍事組織が無いため、人間同士の戦争という展開が一切存在しない

  • ダウンロード限定

パッケージ版が発売されなかった作品で、いずれも続編無し。『DD』以外は全て配信終了している。


タイトル機種主役部隊名オリジナルの敵特徴
スーパーロボット大戦モバイル携帯アプリクロスオーバーが一切無い。
スーパーロボット大戦CardChronicleAndroid、iOSカイルスクレディオ(並行世界的な意味での)ダブルマジンガーとダブルゲッターが実現する等、今までのスバロボでは有り得ないクロスオーバーが多数展開。
スーパーロボット大戦OEPSPコネクト・フォースミューカス地球と様々な異世界がワープゲートでつながっている設定。ケロロ軍曹が参戦
スーパーロボット大戦X-ΩAndroid、iOSH.I.A.W.Dオルブロ通称スパクロ。開発にセガが関わる。ほぼ予想出来ないような作品が参戦する事で話題。アイテム課金制。
スーパーロボット大戦DDAndroid、iOSディバイン・ドゥアーズネピリアン、ディスコード・ディフューザーデビルマンが参戦。アイテム課金制。

シリーズ一覧(版権作品無し)

OGシリーズ

超機大戦SRX』の世界観をベースにした、歴代オリジナルキャラクターで構成される。全てストーリーがつながっている、2019年現在全シリーズ中最長期間に渡って展開されているシリーズ。


タイトル機種備考
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONGBA
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2GBA
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONSPS2OG、OG2のリメイク版で、OVAのシナリオも収録している。OGSと略する。以後の作品はOGSとOG外伝をベースにしているため、OG1・OG2と以後の作品で若干設定が異なる。
スーパーロボット大戦OG外伝PS2OGSのOVA関連シナリオのリメイク+追加エピソード。
第2次スーパーロボット大戦OGPS3自軍部隊名が鋼龍戦隊に正式命名される。
スーパーロボット大戦OGダークプリズンPS3ダウンロード専売。『EX シュウの章』のOG版ストーリー。
スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズPS3、PS4生誕25周年記念作品第1弾


魔装機神

地球の空洞に存在する異世界ラ・ギアスが舞台のオリジナル作品。

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALを原典とし、真・魔装機神及びアニメを除きベース世界観をOGシリーズと共有するよう設定が一部変更されている。

正式名称は各リンク参照。


タイトル機種備考
魔装機神DSリメイク元とストーリーは同じだが「OGシリーズの外伝」という設定になっている。
魔装機神ⅡPSP約10年越しの続編。
魔装機神ⅢPS3PSVitaシリーズ全体を通しては初のマルチプラットフォーム。
魔装機神FPS3シリーズ完結編。
真・魔装機神PSおそらく最も入手困難。別の異世界「ア・ゼルス」を舞台にした作品。


シミュレーション以外

タイトル機種ジャンル備考
スーパーロボットスピリッツPS格闘ゲーム
スーパーロボット大戦リンクバトラーGBCデータ戦闘SLG64』と連動。
スーパーロボットピンボールGBCピンボール
スーパーロボット大戦Scramble CommanderPS2リアルタイムSLG
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2ndPS2リアルタイムSLG
スーパーロボット大戦OGサーガ 無限のフロンティアDSRPGOGシリーズと世界観を共有しており、一部登場人物はOGシリーズのキャラクターと直接的な関わりが存在する。
スーパーロボット大戦OGサーガ 無限のフロンティアEXCEEDDSRPG上記の続編。スパロボオリジナルからもキャラが参戦している。
スパロボ学園DSカードバトル
スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLEPS3アクション

関連作品

タイトル機種特徴
コンパチヒーローシリーズウルトラマン・仮面ライダー・ガンダムのキャラクターが活躍する。スパロボの源流。
ヒーロー戦記SFCコンパチヒーローの一作。ギリアムとゲシュペンストの初出タイトル。魔装機神のマサキとシュウも登場している。
スーパーヒーロー作戦PSコンパチヒーローの一作。イングラム、ヴィレッタ、ユーゼス、α主人公の初出タイトル。
SDガンダムバンダイの商品シリーズ。コンパチヒーローの頃からSDガンダム外伝が何度か参戦しており、スパロボにおいてはUXで三国伝、BXでSDガンダム外伝が新規参戦した。
GジェネレーションSDガンダムのゲームシリーズ。『クロスボーン』や『閃光のハサウェイ』など非映像化作品の戦闘演出・BGMに本シリーズの物が採り入れられている。『ASTRAY』の扱いもこれに近い。一方、一部タイトルでは精神コマンドのシステムを輸入している。
聖霊機ライブレードPS、DC内容が魔装機神に似ているウィンキーソフトのゲーム。魔装機神Fの攻霊機レイブレードの名前の元ネタ。
リアルロボットレジメントPS2スパロボをアクションゲーム化したような内容。『第2次OG』に本作初出のキャラクターとロボットが登場した。
Another Century's Episodeシリーズスパロボ製作陣がフロムソフトウェアと共同開発。本家に引けを取らない濃厚なクロスオーバーが魅力。
namco×CAPCOMPS2COMPACTシリーズの森住惣一郎氏が関わったタイトル。今作のオリジナルキャラクターが無限のフロンティアに参戦した。
プロジェクトクロスゾーン3DSnamco×CAPCOM無限のフロンティアの世界観を継承したタイトル。ゼンガー、ハーケン、楠舞神夜などが参戦した。
スーパー特撮大戦2001PSスパロボのシステムがベース。名前通り特撮作品のみで構成されている。ただしゴジラはいない。
バトルロボット烈伝SFCウィンキーソフト開発。富野由悠季作品だけのシミュレーションゲーム。魔装機神のような「向き」の概念が存在する。
リアルロボット戦線PSウィンキーソフト開発。バトルロボット烈伝の関連タイトル。一部にスパロボと同じシステムを採用している。R-1リュウセイ・ダテが登場している。
サンライズ英雄譚シリーズサンライズインタラクティブのゲーム。ゲームオリジナルの架空の作品として「機甲世紀Gブレイカー」があり、DC版「α」に参戦した。また「GC/XO」ではGブレイカーをオマージュしたキャラやロボが登場した。
ヒーローズファンタジアPSPシステムは似ても似つかないが、参戦作品が一つのレーベルにこだわらない様はまさにスパロボ。
超ヒロイン戦記PS3、PSVどうみても美少女アニメ版スパロボ。物議を醸した参戦作品とは裏腹にストーリーは秀逸。

バンプレストオリジナルキャラクター及び機体

バンプレストオリジナルキャラについてははバンプレストオリジナルキャラクターを参照。

バンプレストオリジナルの機体についてはバンプレストオリジナル機体・戦艦一覧を参照。


関連タグ


スパロボ(女性向)BL作品の棲み分け

火消しのスラスターモジュール(イラスト無し)

一応仲間になるくらいの認識でいいキャラ… スパロボ攻略本による解説である

混ぜるな自然 違和感仕事しろシチュエーションがたびたびこう呼ばれる


ダイナミックプロ:このシリーズに一番感謝しているのは多分ココ。


各種リンク

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