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マークデスティニー

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ふぁふなーまーくですてぃにー

アニメ『蒼穹のファフナー』に登場する人型ロボットのことである。ここではパイロットの飛鳥真(あすか・しん)についても解説する。

概要

マークデスティニー

正式名称は『ファフナー・シックザールモデル・マークデスティニー』

当時の人類軍代表デュランダルによって解発された人類軍モデルのファフナー『ファフナー・マークインパルス』のデータをベースに

竜宮島で造られた新型ファフナーである。

飛行するフェストゥムに対抗するための飛行能力、貫通性に優れコア破壊に有効なビーム兵器、攻撃面積の広い照射型ビーム、直接接触による同化を防ぎ物理攻撃に対する防御にもなるヴァリアブル・フェイズシフト(VPS)装甲、読心対策として搭載された多数の近距離兵装など、シックザールモデルが持つ機能を全て積み込んだハイエンド機。

真の操縦技術も相まって、非常に高い戦闘力を誇った。

なおフェストゥム対策として有効に見えるVPS装甲が竜宮島のファフナーに採用されなかった理由は、

実戦においてVPS装甲が持つ空間歪曲(ワーム・スフィアー)への耐性は通常の装甲と同程度であることが判明し、

直接接触による同化への耐性を差し引いても起動に大量のエネルギーが必要であることに見合っていなかったためである。

これは核動力を搭載しているマークデスティニーにおいては大した問題ではなかったが、

ゼロファフナーの事故を経験した竜宮島司令部の間ではファフナーに核動力を搭載することに反対する意見も多く、

仮に核動力無しでVPS装甲を運用するとファフナーの稼働時間に大きな制限が課されることが予想された。

飛鳥真

真はアーカディアン・プロジェクトの一環として竜宮島に先行して建造された芳府島出身の少年であった。

家族と平凡だが幸せな日々を送っていたが、フェストゥムの突然の襲撃により彼の運命は大きく変転する。

フェストゥムに撃墜されたノルンの破片が彼の家を直撃して両親を、更にフェストゥムの攻撃に巻き込まれて妹までもを目の前で失ってしまったことのトラウマと「芳府島司令部の大人たちが真実を教えてくれていれば家族を失わずに済んだのではないか?」との疑念から壊滅状態となった芳府島を脱走、人類軍に身を寄せることになる。

そこで当時の人類軍代表デュランダルによって非常に高いシナジェティック・コード形成率を見出だされ、人類軍モデルの新型ファフナーであるシックザール・モデルのプロトタイプ『ファフナー・マークインパルス』を与えられた。

マークインパルスに搭乗した当初は大切なものを護れるだけの力を得たと増長していたが、

生まれた時からファフナーのパイロットとなるべく育てられ、そして死を迎えていく子供たちを大勢見ていくなかで、次第に迷いを抱くようになる。

その中でも思いを寄せていた同僚のステラ(『ファフナー・マークガイア』のパイロット)が眼の前で結晶化して砕け散ったこと、更に自身にもそうなる前兆が現れたことから絶望に囚われ、

デュランダルの「生まれた時から運命を受け入れることが幸福」という哲学と、「人類すべてに遺伝子診断を行い、先天的に非常に高いシナジェティック・コード形成率をもつ人間を強制的にファフナーパイロットにする」という計画を受け入れてしまう。

しかし、自分と同じく同化現象に苦しんでいるはずの上官アスラン

「決して諦めるな!」と諭されたこと、かつての島の代表である明日葉篝から謝罪されたことで迷いを振り切り、彼女らと共に行動するようになった。

その後は彼女たちの属するキラ将軍の派閥や、協力関係にあるナレイン将軍の派閥といった人類軍穏健派の一員として同化現象に苦しみつつも自身の意志で命を守る戦いを続けていく。

だが同化現象の悪化が深刻な域に達した真は島の防衛と療養を兼ね、秘密裏に篝と共に竜宮島へと赴く事となる。ヘヴンズドア作戦を前に強硬派が人類軍の主権を握りつつある現状を打開したい穏健派と主戦派ながらも強硬派の姿勢には懐疑的な皆城公蔵の利害が一致したためでもあった。

しかし己の死期をすでに悟っていた真はまだファフナーに慣れていない真壁一騎をフォローするため、『ファフナー・マークデスティニー』で出撃。同化現象の進行により半ば自我を失いつつも数十体のグレンデル型を瞬殺したが、スフィンクスA型の攻撃から一騎を庇い、ようやく大切な親友を護れたことに満足しながら散っていった……。

最期に彼の脳裏に浮かんだのは、今はなき芳府島と彼の家、そしてその前で手をふる大切な家族とステラの姿だった。家、故郷、家族、大切な人……全てを喪失した真は自身と同じ悲劇を繰り返さないため、自らの運命よりも明日を生きる戦いを次の世代へ受け継がせることを選んだのだった。

ちなみにスタッフインタビューによると、

名前には「実に向かって」「過去を乗り越え明日む」という2つの意味が込められているとのことである。

その生き様は一騎ら竜宮島のファフナーパイロットに多大な影響を与えていただけに、スーパーロボット大戦UXでは無条件で生存することに歓喜したファンも多いのではないだろうか。

関連タグ

蒼穹のファフナー

上記の内容はまったくのデタラメです。

真の概要

スパロボUXにて、機動戦士ガンダムSEEDDESTINYの主人公シン・アスカが、蒼穹のファフナーのキャラクター達と完全に同化していることから生まれたネタである。

具体的にどれくらい同化しているかについては、この動画をみればご理解いただけるだろう。

プロローグの時点ですでに結晶化しそうなほど馴染んでいるが、これ以外にも「大切なものを失ってきた自分と同じ思いはさせたくない」という気持ちから、よき先輩としてファフナーのパイロット達(特に真壁一騎)を導いたり、インパルスガンダムからデスティニーガンダムへの乗り換えルナマリアとの合体攻撃の御披露目などの重要イベントは全て竜宮島でやることになっていたりする。

またゲームシステム的にもこちらのバリアを貫通するうえ気力低下と条件付き即死の追加効果があるフェストゥムの近接攻撃をVPS装甲で弾けたり、SEED系機体で唯一高速回避(分身)を実装していたり、接近戦主体のためフェストゥムの読心(こちらの遠距離攻撃の命中率が低下)の影響を受けにくかったりとカガリの「MSはフェストゥムへの対抗手段(要約)」という発言を裏付けてしまっている。

プロローグで大破したデスティニーガンダムの修復には竜宮島が全面協力しているため、ひょっとすると半分ぐらいはファフナーの部品が流用されているのかもしれない。

以上のことからキャラデザイナーが両作品同じこともあって、もう飛鳥真とかいう名前の蒼穹のファフナーの登場人物にしか見えなくなってくる。ある意味先輩以上に違和感がない。

竜宮島のファフナーパイロット達は遺伝子操作を受けているという設定があったり、軍代表が強硬派ぞろいだったりと、元々ガンダムSEEDの世界観とは相性がよかったのだが、そんなものを完全無視し、「一騎らの先輩ポジション」というだけでここまで大胆なクロスオーバーをすると誰が予想できただろうか。

「もしもファフナー前日談において祐未が生存できたら…」という可能性を

シンとルナマリアに置き換えて現実のものにしたと言えるかもしれない。

……まあ今回のファフナーには海と大地の狭間の世界に飛翔した人もいるのでまったく問題ありません!(なおそのルートにシンはいかない)

なお第3次スーパーロボット大戦Zにおいてはバナージの保護者になった模様、

ユニコーンガンダム初登場時にチームを組んだり、会話でも何かと一緒に登場することが多かったりする。

また、最近その境遇に同情してくれそうな人が現れた。中の人同じだし。まあ、あちらは想いとくっつくことはできなかったが

公式が同化

しかしながら続編EXODUSでは

  • スフィンクス型の問いかけに「見りゃわかんだろ!」と返す広登
  • 「君の運命は、君自身で選ぶんだ。想いと力で」と言われたと思ったら本当に運命を選ぶ力を手に入れてしまったカノン
  • 理想を打ち砕かれメンタルに霧がかかってきている暉

など、偶然か意図したかは不明ながらスパロボプレイヤーならどきりとされる台詞・演出が盛り込まれている。最後に関しては多分大丈夫だと思いたい。

それだけでなく、第五話と第七話においてはファフナー各機がいわゆるスパロボにおける「トドメ演出」を意識したような戦闘を繰り広げていた。

なお、裏設定が膨大なのは事実であり、物によっては冲方氏のライトノベル書き方本が初出と言うものもある。なお、そこで公開されているのは世に出たものとは別物の初期プロットであり、その大半はボツ設定であることに留意されたし。区別はつけましょう。

また、条件付きながら「見りゃわかんだろ!」は間違いというわけでもないらしい。

公式がマークデスティニー

ガンダムSEEDの劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」においてなんと敵が読心・精神干渉能力を使ってくるのに対してデスティニーガンダムSpecⅡで対抗する、という展開が発生。さらにこれに対して「SEED覚醒によって何も考えず本能で戦う」「逆に精神干渉した側を混乱させる精神の闇を見せる」という芸当で読心能力を突破するという事までやってのけた。変性意識やジークフリードシステムってレベルじゃねーぞ!

このため、結果論とはいえUXにおいて自前で読心能力に対抗できる(実際、UXプロローグでも読心されていると分かった途端にシンはSEED覚醒で対抗している)シンとデスティニーを竜宮島に派遣するというのは、カガリが取れる最適解だった事に。

さらにはSpecⅡの強化かシンの技量かは不明だが、ミラージュコロイドを使った分身まで強化され、まるでデスティニーが複数機同時に違う相手と戦ってるような演出まである。まるでマークドライに発現した増殖のSDPを自機に使ったような状態であった。

なおこのシーのコンテ制作にあたって福田監督は分身シーンの提案を受けた上で「ズレた時間流の中の別存在がそれぞれ残像をもってる感じ」というイメージで考えた、とXでコメントを明かしている。あくまで映像イメージの表現であって設定そのものではないが、そりゃSPDさながらのファンタジーの領域に踏み込んだ演出になるのも納得である。

しかし、げに恐ろしきはシンとデスティニーが盛られれば盛られるほど、「SEEDを発動させたシンがその読心能力を攻略できなかった(イベント仕様とはいえ命中回避+80%という異常過ぎる補正を与える読心Lv4はSEEDを発動して集中を使ったシンでも命中回避が100%に至らない)」「デスティニーが被弾したどころか、大破した」という戦果からその強大さが盛られていくプロローグのスフィンクス型のような気もする。

余談

ファンの間で「UXのシンは20代なのでは?」という意見が見られる。

それは仮に共演したガンダム00の時間経過が原作通りかつ、ガンダムSEED DESTINYとガンダム00ファーストシーズンの出来事が同時期で起きていることを仮定すると、シンは刹那とは一つ年下の22歳になるのである。(ガンダムSEED DESTINYの最終回ではシンはまだ16歳である為)

尤も、00ファーストシーズン→2年後にSEED→さらに2年後に00セカンドシーズン&SEED DESTINYでも矛盾はなく(この順番ならデュランダルリボンズがしっくりライバル関係になれるというのも推しやすい点)、実際のところどうなのかはプレイヤーの解釈によって分かれる。

GジェネレーションシリーズでシンをELSクアンタに乗せ、BGMをカスタムサントラでShangri-La(ファフナーの主題歌)にすると、「どう見てもマークデスティニー(この場合はマーククアンタか?)じゃねーか!」というコメントも見て取れる

後述タグの聖戦士ショウ=コハ=ザマのルートへ行くためには、プロローグでフラグを立てる必要性があるのだが、その立て方がスパロボ熟練者であればあるほど孔明の罠にはまるという仕様になっている。詳細は、リンク先にて。

関連タグ

シン・アスカ 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY スパロボ補正

将陵僚 - シン・アスカとデザインが似ているファフナーパイロット(CV:宮野真守)

ニコニコ大百科-マークデスティニー - 同ネタ記事だが内容違い

テオドール・エーベルバッハ-中の人が同じでシン・アスカと境遇が似ている同業者

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