インパルスガンダム
いんぱるすがんだむ
C.E.73年代にプラントがアーモリーワンで開発した試作モビルスーツ群「セカンドステージシリーズ」の1機。型式番号の「5」は換装型としての系統、「6」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す。
インパルスには「衝撃」という意味があるものの、厳密には航空自衛隊のブルーインパルスの意味合いの方が強いと思われる。
ZGMF-XシリーズのZGMF-X11A リジェネレイトやZGMF-X12A テスタメントで使用された技術を発展させ、YFX-M56 コアスプレンダーを中心とする合体システム等を始めとした多数の革新的な技術を惜しみなく盛り込んだ「インパルスシステム」を採用している上、本機が採用しているコンセプトは単機での高性能化を目指すというものである。実際、ZGMF-Xシリーズの中でも高い汎用性を誇るZGMF-X09A ジャスティス・ZGMF-X10A フリーダムと比較しても、前述の2機と遜色がない程の高性能機として完成している。
こういったガンダムタイプでは珍しく、コアスプレンダー以外の部位は(少数ながら)複数の機体が製造されている。ただし、性能を最大限に発揮するにはインパルスシステムを運用する母艦のLHM-BB01 ミネルバが必須になる上、構造が複雑で整備性が悪く、訓練面においてもパイロットに多大な負担を強いる機体となったため、前線に配備された機数は2桁にも満たない。
ユニウス条約締結後、兵器へのニュートロンジャマーキャンセラー搭載が禁止となり、MSに核エンジンが搭載できなくなったため、デュートリオンビーム送電システムなど複数の代替技術やインパルス専用の母艦であるミネルバまでも含めた運用によって、その性能を補完している。その反面、インパルス本体は非常にオーソドックスな機体であるが、ZGMF-Xシリーズから培われたデバイス面や、重力下においてもホバー飛行ができる多機能性を有している。
合体機構が採用された背景には、コアスプレンダーによるパイロットの生存率を上げるという目的も含まれている。
インパルスに採用された本機独自の機能、及び専用の母艦であるミネルバとの連携を前提とした、各種システムを総括した呼称。
主に、コアスプレンダーを中心とする分離・合体機構、シルエットシステムによる状況に応じた武装の換装、ミネルバからエネルギー供給を行うデュートリオンビーム送電システムが該当する。
詳細はリンク先参照。
本来、このシステムを軸に次世代のザフトMSが開発される計画があり、そのフラッグシップ機として(同期の他のMSと比べても)極めて重要な機体となっている。
正規パイロットはプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダル自らが選定し、候補の中でシン・アスカがこのシステムの活用に秀でていると判断、シンの戦果によって有用性を大きく示すこととなった。
しかし、武装の換装に伴う燃費や母艦との連携を前提とした運用、量産・普及への課題も散見される事になる。さらに、MS性能の高性能・高機動化による各パーツの強度不足もあり、開発当初の計画は頓挫。結局、そのポテンシャルが後継機へと活かされることは無かった。
また劇中の描写からすると、その複雑な運用体系からオペレーター側にもかなりの負担を強いるらしく、オペレーターの交代によってシステムの運用にもたつきが出るといった一面も見られた。
シルエットシステムによる装備換装については、前大戦時に活躍したGAT-X105 ストライクのストライカーパックシステムに酷似しており、本体もストライクを参考にしたと思わしき部分が散見されるが、実態は不明。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門装備されている機関砲。マイウス・ミリタリー・インダストリー社製。
本来はミサイル迎撃・牽制・対ソフトスキン用だが、至近距離では一般的なMSの装甲を貫通できる威力を持ち、実際に第18話でダガーLの装甲を貫通している。
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ
ストライクのアーマーシュナイダーに相当する折りたたみ式ナイフ。両腰に1本ずつ装備。
他の武装と異なり機体の電力を消費しないメリットがあるため、インパルス最後の武器となる。
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
マティウス・アーセナリー社製のビームライフル。
本装備の原型となったのは、核動力機のジャスティス・フリーダムに装備された「MA-M20 ルプス・ビームライフル」で、デュートリオンビームの対応仕様に改修されたセイバーの「MA-BAR70 高エネルギービームライフル」を経て、インパルス専用の本装備が開発された(資料によっては本装備からセイバーのビームライフルが開発されたものと記載されている)。ルプスと比べても(若干の小型化がなされているが)遜色のない威力を持つ。非使用時は腰にマウントする。
本装備をベースに、カオスの「MA-BAR721 高エネルギービームライフル」、ガイアの「MA-BAR71XE 高エネルギービームライフル」、デスティニーの「MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル」が開発されている。
MMI-RG59V 機動防盾
対ビームコーティングがなされたシールド。盾の伸縮機能を有しており、ソードインパルス・ブラストインパルスでは大振り装備の邪魔にならないよう、縮めたままでも使用される。また、チェストフライヤー時にはランディングギアの代わりとして上端と下端部分がせり出して接地面となるように設計されている。
ビームを屈折して防ぐ方式となっており、これによって1点への負荷を防いでいる。シンはこれを利用し、エンジェルダウン作戦でのフリーダム戦にて投擲したシールドに浅い角度でビームを撃つことで反跳させ敵機に当てる、という芸当を披露した。
『DESTINY』の物語時点では、本機は既にロールアウト済・専用運用艦であるミネルバに艦載されており、未完成だったセイバーと共にファントムペインによる強奪を免れている。
アーモリーワンでのカオス・アビス・ガイア強奪事件の際にはこれらの捕獲任務のためソードシルエットで出撃、アスラン・ザラとカガリ・ユラ・アスハが乗っていたザクウォーリアを救う形で戦場に現れる。
しかし、数的に不利だった事と3機のパイロットが連合の強化人間エクステンデッドだったために苦戦を強いられ、レイ・ザ・バレルのザクファントムとルナマリア・ホークのザクウォーリアの増援を受けて持ち直すも3機が脱出を優先し始めたため、本機はフォースシルエットへ換装、高い機動力を以て猛追するもコロニーからの脱出を許してしまう。宇宙に出てそれを追うものの、機体のバッテリー残量が危険域に達していたこともあり一旦断念。母艦であるミネルバへ帰投し、3機を収容したガーティ・ルーを追う。
やがてデブリ帯でこれらと会敵、ブラストシルエットで出撃。ルナマリアのザクウォーリアやゲイツR2機と共に奮戦するが、ゲイツRが撃破されたこととミネルバもダメージを負ったことから、プラント最高評議会議長であるギルバート・デュランダルは追撃作戦を断念、本機も帰投する。
ユニウスセブンが地球への落下軌道を辿っていた際、丁度近隣にいたためミネルバ隊総出(+アスランが借り受けたザク)で出撃、ジュール隊と共に破砕作業にあたる傍らサトー一派のジンハイマニューバ2型と交戦する。最新型なだけありジンの撃破は難なく行えたが、内1機に組みつかれ眼前で自爆され、シンは意識を失いかける。ギリギリ持ち直したところ、遂に大気圏に突入。サトーのジンに組みつかれていたアスランのザクの脚部を切断し、ジンを蹴り飛ばしてザクを救出。しかしMS同士のマニピュレーターでは大気圏突入の風圧に耐えられず、ザクの手を放す結果となってしまう。本機は一旦自機の姿勢制御を優先し、無事地球へ降下。同じく降下はできたが大気圏内では飛行できないザクを抱えてミネルバへ着艦した。
カガリを降ろすため一時的に寄港していたオーブ連合首長国を出港した直後、待ち伏せていた連合艦隊に対しフォースで出撃、ウィンダムやダガーLからなるMS部隊を次々と撃破していく。しかし、ここで新型モビルアーマーのザムザザーが出現。陽電子リフレクターによりミネルバのタンホイザーすらも弾かれてしまったため、本機がこれと交戦。その火力に翻弄されつつも奮戦するが、オーブ国防軍が領海線に護衛艦軍を配置しミネルバの再入国を認めない姿勢をとったことにシンが唖然としていた隙を突かれ、クローで右脚を引きちぎられてしまう。同時にインパルスのバッテリーが切れてしまい、海面へ向けて落下していく。しかし、オーブへの怒りと自らの力の無さから、シンはSEEDを発現。機体状況や戦況を正確に判断し、まずはデュートリオンビーム送電システムで本機のバッテリーを充電、ビームサーベルで突撃しザムザザーを撃破。次いで破損したレッグフライヤーを交換し、ソードシルエットへ換装。連合の空母2隻を含む戦艦6隻を叩き斬った。
インド洋海戦ではフォースシルエットで出撃、MS部隊を一掃するがネオ・ロアノークのウィンダムには苦戦を強いられる。更に割り込んできたガイアとも交戦するが、決着はつかぬまま撤退される。その後、連合が対カーペンタリア基地を建設していた場所で徴用していた民間人を虐殺する様を目の当たりにしたため、機関砲でそれを阻止。基地を破壊の上柵を引きちぎることで民間人達を救出した。ただし、これはFAITHであるアスランの制止を無視した命令違反であり、シンはその点を咎められている。
ガルナハン基地・ローエングリンゲート破壊作戦では、合体後のままでは通れない程に坑道の幅が狭かったため、シルエットなし、合体せずコアスプレンダー状態でチェスト・レッグフライヤーを随伴させて狭い坑道を潜り抜け、出た先でドッキングし奇襲をかける。本機の出現に際し連合側は急遽ゲートの閉鎖を開始するが、ギリギリで本機は対装甲ナイフを突き刺したダガーLを投げ込んで爆発させ、作戦を成功させた。
ダーダネルス海峡戦ではフォースシルエットでセイバーと共に前衛を担当、ウィンダムやオーブ派遣軍のムラサメなどを撃破しつつ水中のアビスにも応戦するが、ビームライフルでは有効打にならず苦戦する。だが、戦場にキラ・ヤマト駆るフリーダムが武力介入。その無差別な攻撃に困惑する中、本機もその対象となり、すれ違いざまに右腕をライフルごと斬り落とされ戦闘不能にされてしまった。
ロドニアラボ調査任務ではフォース装備でレイのザクと共に発進し、シンを降ろした後は待機していたが、突如、そこにガイアが急襲。合流していたセイバーと共にこれに応戦、アスランの「爆発させずに倒せ」という命令に従い、セイバーの作った隙を突いてサーベルでコックピット付近を斬りつけ戦闘不能にする。しかし、ガイアのパイロットがステラ・ルーシェであったことに気づいたシンは彼女を本機に乗せて無断でミネルバへ搬送した。
クレタ沖海戦ではブラストシルエットで出撃、アビスと交戦する。一進一退の攻防を繰り広げる中、またも戦場にフリーダムが出現。次いで現れたストライクルージュに乗るカガリの言葉にシンは憤慨し、4連装ミサイルランチャーで攻撃を加える。フリーダムに全弾落とされた上にサーベルによる突撃を受けるが、シンの怒りによりSEEDが発動、フリーダムの攻撃を回避。逆にビームジャベリンを振りかざしてフリーダムを後退させる。その後はセイバーがフリーダムの相手を請け負ったため、本機は改めてアビスと対峙。シルエットを攻撃されるがそれを即座に解除、爆発の中でビームジャベリンを投擲・突き刺すことでアビスを撃破する。フリーになった本機はフォースシルエットへの換装の後にデュートリオンビームで充電、ウィンダムやムラサメらを次々と撃破していく。大多数を撃破したところでシンは艦を叩くべきと判断しソードシルエットへ換装、連合・オーブ問わず多数の艦船を叩き斬る。この時、かつての恩師トダカの乗るタケミカズチをも轟沈させているが、シンがこれを知ることはなかった。
なお、この戦闘でセイバーとザク2機が大破しており、ミネルバの艦載機はしばらく本機のみとなる。
ステラがサンプルとしてプラント本国に送られる方針となっていることを知った際、シンはその方針に反発する。レイの協力の下、フォース形態の本機にステラを乗せて発進する。ガイアのコードを使用して連合軍に呼びかけ、ネオのウィンダム1機で来ることを返還条件とし、合流地点へ向かった。ステラを降ろした後はミネルバへ帰投しているが、シンは軍規違反で逮捕される(…が、デュランダルの計らいですぐに解かれた)。
ベルリンの戦場では、侵攻するデストロイを止めるべくフォースシルエットで出撃、先にデストロイと戦っていたフリーダムとは利害の一致により、事実上の共闘を開始する。デストロイからのビームの雨を潜り抜けサーベルでコックピット部を斬りつけることに成功するが、その直後にネオのウィンダムに組みつかれデストロイに乗っているのがステラだということを知らされる。シンが攻撃を躊躇う中、デストロイへ攻撃を再開したフリーダムを見てそれを妨害し、ステラの説得のため武装を切って接近する。シンの「守る」という言葉に呼応してステラが落ち着きを取り戻し一度は成功したかに思えたが、後ろで静観していたフリーダムを見たステラは再びデストロイを動かし攻撃を再開してしまう。なおもステラを救おうとするシンだったが、これ以上の被害の拡大を防ぐためにフリーダムがデストロイを撃破(本機はスーパースキュラのほぼ目の前にいたため、一応フリーダムに救われた形になる)。シンは急いでステラを回収したが、ステラは衰弱死してしまう。その後、本機は近隣の海へと出向き、彼女の水葬を見届けるのだった。これにより、シンは(ステラを討った)フリーダムへの強い憎悪を抱く。
エンジェルダウン作戦ではフォースシルエットで出撃、対フリーダムの戦闘シミュレーションを十分に行った万全の状態で相対する。フリーダムは当初アークエンジェルの護衛を第一に考えていたため+相に手にされていなかったが、本機がしつこく追い回したことで止む無く本機に応戦。本機はシールドを投擲、そこにライフルを撃ちビームを反射させるという奇策を用い、フリーダムの左ショルダーガードに当てるという神業を披露。更にフリーになった左手でサーベルを構えて攻撃するが、カウンターを食らい頭部と左腕を斬り飛ばされ戦闘不能にされる。だが、武装の無力化はシンにとっては想定内だった。まずは破損したチェストフライヤー部をフォースシルエットごと質量弾としてフリーダムにぶつけ、コアスプレンダーの機関砲でフリーダムの眼前で爆破させてバランスを崩させる。この間に新しいチェストフライヤー・フォースシルエットとドッキング、再度猛攻を仕掛ける。宙返りで避けられた際にはレッグフライヤーを分離して回避、隙だらけになった左翼を破壊する。再度ドッキングして猛追し、ビームライフルを撃ち落としたタイミングでソードシルエットを呼び出し、到着したシルエットを武装プラットフォームとして使用しフラッシュエッジを投げてシールドを傷つける。更にエクスカリバーを構えて突進し、ビームサーベルの突きを食らって頭部と左腕を破壊されつつもフリーダムの腹部を貫いて撃墜に成功する。爆発の余波により、本機もダメージを受けてフェイズシフトダウンし、さらにシルエットの翼は融解しかけていたが、飛行に問題はなかった為、そのまま帰投する。
ミネルバがジブラルタル基地に寄港した際、シンは新型機にして本機の後継機であるデスティニーを受領。席の空いた本機にはレイが乗る予定だったといわれているが、新型機レジェンドのパイロットとなるはずだったアスランが脱走した為、本機はルナマリアが使用することとなる。
ヘブンズベース攻防戦にてルナマリア搭乗機としての初陣を飾り、フォースシルエットでデスティニー・レジェンドと共にMS部隊を攻撃する。当初はルナマリアが本機の高い性能についていけるか不安があったためデスティニーのフォローを受ける場面もあったが、その後は次第に順応して活路を開いていった。その後は本機もデストロイへの攻撃に参加、エンジェルダウン作戦までインパルスに搭乗していたシンからの指示によってソードシルエットへ換装する。そして、装備していたエクスカリバーをレジェンドへ1本貸与し、共にデストロイを1機撃破。最後に残っていた1機も(デスティニーを含めた)3機のコンビネーションアタックで撃破した。
オーブ攻防戦では発進せずにミネルバ内で待機していたが、ロード・ジブリールの逃亡用のシャトルが見つかったため
タリア・グラディスの指示により緊急発進、フォース形態で加速しながらライフルでシャトルを狙うが、加速しながらシャトルを狙うのは非常に難しく、結局取り逃がしてしまった。
ダイダロス攻防戦ではブラストシルエットで先行、レクイエムのコントロールルームを破壊すべく、 陽動をデスティニー等に任せ、本機はレクイエムの防衛線に奇襲をかける。デスティニーのフォローを受けつつコントロールルームへ到達、ケルベロスとデリュージーの一斉射撃でこれを破壊した。
最終決戦となるメサイア攻防戦ではフォースシルエットで出撃、エターナルに接近する。が、エターナルに乗っていた妹のメイリン・ホークからの呼びかけに動じた隙にドムトルーパー3機の攻撃を受けて後退。特に大きな損傷はなかったようで、一旦ミネルバ近くへ戻りデュートリオンチャージを受け再度前線へ向かう。ムラサメなどを撃破していくが、アスランの乗るインフィニットジャスティスと遭遇。彼を攻撃することに多少の迷いを見せつつも、メイリンを危機にさらしたことへの怒りが勝ち、インフィニットジャスティスに猛攻を加える。…が、グリフォンビームブレイドの斬り蹴りを受けて右腕を喪失し、機関砲で食い下がるもシャイニングエッジで右脚も切断され、実質的に戦闘不能となった。直後にデスティニーがインフィニットジャスティスとの戦闘に入ったため本機は後退したが、2人を心配するルナマリアの意向でミネルバへ帰投することなく静観する。しかし、ルナマリアはアスランの言葉でこの戦いが間違っていることを確信、2機の間に入り込むことで戦闘を止めようとする。だが錯乱状態に陥っていたシンがデスティニーを止められる筈もなく、危うくパルマフィオキーナの直撃を受けそうになる。しかしインフィニットジャスティスが間一髪で食い止めた為に難を逃れる。その後は撃墜されたデスティニーを追って月面へ降下、着陸した。その直後に本体のバッテリーが切れて機能は停止した。その後、ルナマリアとシンはインフィニットジャスティスに回収され、本機は大破したデスティニーと共に月面に放棄されたのだった。
高機動型のフォースシルエットを装備した形態。
近接戦型のソードシルエットを装備した形態。
砲撃戦型のブラストシルエットを装備した形態。
万能型のデスティニーシルエットを装備した形態。
宇宙戦用のカオスシルエットを装備した形態。型式番号不明。データ上のみの存在。
水中戦用のアビスシルエットを装備した形態。型式番号不明。データ上のみの存在。
陸戦用のガイアシルエットを装備した形態。型式番号不明。データ上のみの存在。
『SEED』シリーズ
デスティニーインパルスを経て開発された本機の後継機。
月面から回収されたオリジナルの本機に改修を加えた機体。バッテリーが新型に換装されている。
デスティニーインパルスを基に民間企業が完成させた機体。ストライカーパックシステムに対応したマルチパックに換装している。下記のDIアダガ、インパルスガンダムブランシュもこちらの当該記事を参照。
DIアダガ
デスティニーインパルスRの無人機版。型式番号不明。ほぼ同型機である。
ZGMF-X56S/ι インパルスガンダムブランシュ
デスティニーインパルスRをエルザ・ヴァイス専用機に改修した機体。コズミック・イラで唯一の『ガンダム』の名を含めた改名が行われている。
改造ガンプラ
『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場。
使用者はサカシタ・ヨミ。
機体本体のベースはVガンダムだが、ここにミキシング改造でソードシルエットを装備している。
インパルスジム
『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』に登場。
使用者はサノ・ケイコ(wktkカスタム)、シグレ・マヒル(マヒル仕様)。
インパルスをベースに、名前の通りジムを思わせる頭部が装着されている。
各種で頭部形状、武装、バックパックの形状が異なっており、奥の手として2体の武装とバックパックを合体させた『ザ ノーザンポッド』を使用することが可能である。
『ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲』に登場。
使用者はニルス・ニールセン。
フォースインパルスをベースに、日本のニンジャをイメージソースとしたものを機能として取り入れている。
『ガンダムビルドダイバーズ』に登場。
使用者はエミリア。
下半身はほぼインパルスガンダムだが、上半身の意匠はAGE系(特にAGE-3とAGE-FX)に近いものとなっている。
『ガンダムビルドダイバーズ』に登場。
使用者はカルナ。
兄弟機のアルクと同様に下半身はほぼインパルスガンダム、上半身の意匠はAGE系に近い。
『ガンダムブレイカーモバイル』に登場。
使用者はクズノハ・リンドウ。
インパルスガンダムをベースに、ウイングガンダムの要素を組み込んでカスタムしている。
『ガンダムビルドダイバーズ Genius Head Line』に登場。
使用者はマンフレート・フォン・サカザキ。
フォースインパルスガンダムをベースに空戦での高機動戦闘に特化し、シルエットシステム「Exシルエット」によるアクロバティックな機動を可能としている。
番外
シンモード(produced by KENICHI SUZUMURA)
「月刊ニュータイプ」の創刊20周年を記念した2005年4月号付録として新たにデザインされた、シン役の鈴村健一氏によるデザイナーズカラー。
一部胴体とブーツがソードインパルスと同じ黒となっている他、本体がチョコレートのような茶色となっているが、これは鈴村氏が飼っていた愛犬「もも」(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)をイメージしたとのこと。アンテナも赤色となっており、これももう一匹の愛犬「アイビー」(ヨークシャーテリア)の首輪の色から来ている。それに合わせてか段ボールの簡易パッケージに書かれているシンのSDイラストにも犬耳が生えている。
ガンプラ
いずれもコレクションシリーズ以外は分離、合体ギミックが再現されている。
また分離ギミックが再現する為、どのキットも可動域(特に肩関節)は優秀である。
- コレクションシリーズ
3タイプすべて発売。各シルエットはそれぞれ付け替えが可能。
- HG SEED
フォースインパルス、ソードインパルスが発売された。ブラストインパルスは発売されていない。
ソードインパルスはフォースインパルスに次ぐ売上を記録した。
ただし、ソードインパルスにはシルエットフライヤーが付属せず、フォースインパルスから持ってくる必要がある。
- 1/100
フォースインパルス、ソードインパルスが発売された。HG SEED同様ブラストインパルスは発売されていない。コアスプレンダーの収納ギミックが再現されている他、フォールディングレイザー対装甲ナイフの展開や収納、機動防盾を差し替え無しで展開できる。
また、フォースインパルスにソードシルエットを同梱し、メッキ加工を施した
「1/100 フォースインパルスガンダム+ソードシルエット(エクストラフィニッシュバージョン)」なるものが発売された。
- 食玩
「ミニプラ変形合体インパルスガンダム」として全2種類が販売され、組み合わせることによりインパルスガンダムを再現可能。
劇中同様にチェストフライヤー、コアスプレンダー、レッグフライヤーの三つのパーツに分離・合体させることができる。コアスプレンダーは、劇中同様に変形することが可能。
シルエットとシルエットフライヤーは同梱しない代わりに、装備はビームライフルとシールド(展開状態2種)、フォールディングレイザーが同梱する。 ※現在、入手困難
- 1/60
フォースインパルスのみ発売。
色分けもほぼ完璧で、特に1/100でもシールでの再現だったフォースシルエットの主翼の色分けを再現していたりと、放送当時としてはハイクオリティな立体物であった。
一部パーツがクリアパーツとなっており、内部メカが見えるようになっている。
- MG
コアスプレンダーの収納ギミックが再現され、フォースインパルスとソードインパルスが発売。
更にソードインパルスから約10年越しに、プレミアムバンダイ限定でブラストインパルスも
発売された。
ちなみに、フォースにもエクスカリバーが付属する。
そして、フォースシルエットの主翼を(劇中と同様に)折りたためる唯一の立体物でもある。
- HGCE
フォースインパルスが一般発売されたほか、プレミアムバンダイ限定でソードインパルス、劇中での不遇さから長らくコレクションシリーズのみの発売であったブラストインパルスも発売された。
ただし、カスタマイズ性を上げるためかコアスプレンダー周りのギミックが簡略化されており
2本の3mm軸にコアスプレンダーを模したパーツを接続した上でシルエットを接続している。
- BB戦士シリーズ
フォースインパルスのみ発売。劇中で使用した装備が同梱されている他、組み換えであるがコアスプレンダーとインパルス本体との合体ギミックが再現されており、展示用台座も付属する。
- RG
後期主人公機のデスティニーから7年越しに発売され、こちらもMGと同じくコアスプレンダーの収納ギミック他、各種ギミックが再現されている。hgと同じくフォースシルエットの主翼は折り畳むことはできないが、パーツ分割による色分けはされており完成度は高い。
フォースインパルスが一般発売され、ソードインパルスとデスティニーインパルスはプレミアムバンダイ限定で発売された。ブラストインパルスは発売されていないが、specⅡ仕様がプレミアムバンダイで発売されており、発売される可能性は大いにある。
完成品フィギュア
- SDガンダムフルカラー
固形モデルで各シルエットが存在する。
フォースはビームライフルとシールドを構えたポーズ、
ソードは連結させたエクスカリバーを構えたポーズ、
ブラストはレールガン構えたポーズでそれぞれ立体化している。
フォースにはフォールディングレイザーが付属し、装備を付け替え可能。※現在、入手困難
- SDガンダムフルカラーカスタム
一部が可動し、装備の付け替えができる。
各シルエットが存在し、フォースにはビームライフル、ソードにはエクスカリバー、ブラストにはデファイアントビームジャベリンが付属する。
フォースインパルスには、スペシャルシルバーverが存在する。※現在、入手困難
- STYLING-S
固形モデルでフォースインパルスのみ発売されている。
エクスカリバーを構えたポーズで商品化されている。スタンドが付属する。※現在、入手困難
- MOBILE SUIT IN ACTION!!
各シルエットが発売されている。
インパルス本体は共通であり、コアスプレンダーは取り外し可能。接続方法は劇中とは異なるが
完全変形が可能である。
それ以外にもフォールディングレイザーの展開や収納が再現されてる他、
全てのシルエットにビームライフルとシールド、シルエットフライヤーが付属する。
- ROBOT魂
フォースインパルスとデスティニーインパルスが発売。
フォースには、エクスカリバーが付属しフリーダム戦を
再現する為のエフェクトパーツが付属する。
ブランド性質上、コアスプレンダーの分離ギミックやシールド、フォールディングレイザー、
フラッシュエッジなどは展開、収納ギミックなどがオミットされている。
コアスプレンダー自体も付属しない。
オリジナルギミックとして、ガナーザクウォーリアのバックパックを接続することができたり、
付属のパーツを使用することでストライカーパックを接続することができる。
- METAL ROBOT魂
フォースインパルスのみ発売。
かなりパースが効いたエクスカリバーが付属し、フリーダム戦を再現する為のエフェクトパーツが付属する。上記のROBOT魂と同じくシールドやフォールディングレイザーには展開、収納ギミックはオミットされており、コアスプレンダーも付属しない。
- モビルスーツアンサンブル
第24弾としてフォースインパルスが収録。
インパルス本体、フォースシルエットとシルエットフライヤー、MS武器セットにコアスプレンダーとエクスカリバーが分割で収録されている。
インパルス本体にはビームライフルとシールドが付属する。
- FW GUNDAM CONVERGE
プレミアムバンダイ限定でシルエットセットとして発売。
フォースインパルス、ソードインパルス、ブラストインパルスがセットとなっており、各種武装が付属する。
また、26弾でラインナップされるエクリプスガンダムに各種シルエットを装着することができる。
- 本機をチェストフライヤー・コアスプレンダー・レッグフライヤーを3機の飛行体に分散することに関して「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後に締結されたユニウス条約にある『保有数の制限』でMSにカウントさせなくするための脱法手段」という説もあったが、これは劇中の発言と矛盾している。
- 『DESTINY』本編の中では、デュランダルがカガリたちにインパルスを説明する際に「全く新しい効率の良いモビルスーツシステムなんだそうです」と明言しており、MSとして扱っている(PHASE-03「予兆の砲火」)。
- 保有制限の対策面は、ウィザードシステムやシルエットシステムなど換装機能の浸透で、作戦や環境ごとに別個の特殊機体を用意していた方針から、一機種を基礎に換装機能によって作戦や環境に対応する方針へ変えたと言う話である。
- 漫画『DESTINY ASTRAY』においても、開発に携わったコートニー・ヒエロニムスからジェス達に向けて「インパルスシステム実証のモビルスーツ」と言う回答もあり、一貫してインパルスはMSと言う認識で共通している。
- ガンダムシリーズでは初となる、「物語前半の(新たに登場した)主人公機をヒロインが受け継いだ」機体である。(ちなみに「前作の主人公機」という例を含めれば、機動戦士ガンダムZZでZガンダムに搭乗したルー・ルカが初となる)
所属(組織・分類)
関連機体
兄弟機(セカンドステージシリーズ)
- ZGMF-X23S セイバー
- ZGMF-X24S カオス
- ZGMF-X31S アビス
- ZGMF-X56S インパルス
- ZGMF-X88S ガイア
後継機・改修機
- ZGMF-X42S デスティニー:直系の後継機。
- ZGMF-56E2 インパルスSpecⅡ:劇場版に登場。機体の改修に伴い、新型バッテリーへの換装が行われている。
参考機
- GAT-X105 ストライク:コンセプトがあまりにも似通っているため、本機は「ザフト版ストライク」とまで言われるほどである。
- ZGMF-X11A リジェネレイト:コアスプレンダー等のインパルスシステムの原型。
- ZGMF-X12A テスタメント:シルエットシステムやウィザードシステムの原型。
- ZGMF-X101S ザクスプレンダー:本機に採用されているシステムの実験機。
その他
悟空インパルスガンダム:本機をモチーフにする『SDガンダムワールドヒーローズ』の主役。
インパルス(お笑いコンビ):DESTINY放送時にテレビによく出演していた芸人。SDガンダムフルカラー劇場で名前がネタにされていた。また、メンバーの板倉俊之氏の方はSEEDではないものの、「板倉小隊」というアーケードゲーム機『機動戦士ガンダム 戦場の絆』専門の番組を持っているなど、ガンダムとも深い縁を持つ。
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俺とにゅーろん★くりぃむそふと~日常編~.ep24
今回は、粒子能力の解説回 兼 私or相手の作者様へのフラグ立て回 兼 丁度いい強キャラの試験回です。 ジョルノ様。オリキャラをお借りします。5,995文字pixiv小説作品 - ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンルR イベント編
ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンR アナザーガンダム編
ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンRにアナザーライダーの上位種であるアナザーガンダムの設定を作りました!1,770文字pixiv小説作品 - ガンダムビルドファイターズ・ガールズウォー
ガンダムビルドファイターズ・ガールズウォー 第四話
ガンプラバトル・タッグリリィ・トーナメントが開催される。 参加を表明した十四校の少女たちが一堂に介し戦うこのバトルで、 トウエンジ・ミキとシノミヤ・カホの戦いが始まる……。24,528文字pixiv小説作品 種運命の出撃時台詞に対する一考察
データ元にしたのは2002年~のTV放映版なので、2012年~のリマスタ版とは話数が違ってくる場合があります。 抜けや説明不足な部分があったので、少し付け足しました。(2019/4/1 夜) 【レイの声優さんが演じた他ジャンルのキャラの中に、戦闘時に「いくぜいくぜいくぜ~」と言ってるキャラがいるけれど、レイ自身は絶対こういうことを言わないタイプだな。でも、チームリーダーとして「いくぞ!」とは言いそう。シンは、単機特攻で突っ込む性格なら「いくぜ!」と言いそうだけど……でも、出撃時の台詞は割と丁寧な「行きます!」だったな。……そういえば出撃時に他の人はどんな感じだったっけ?】 ……と、思ったことがきっかけで、このようなものを作ってみました。6,955文字pixiv小説作品