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地球連合軍(ガンダムSEED)
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地球連合軍(ガンダムSEED)

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ちきゅうれんごうぐん

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する架空の軍隊。地球各国により構成された集団安全保障機構である「地球連合」が有する常備軍である。

概要

地球連合」が実力行使のため常備する軍隊。

英語表記は、O.M.N.I.Enforcer (Oppose Militancy & Neutralize Invasion Enforcer) 。

地球連合の軍事力という立場もあり、連合と同様にプラントに対して強硬な立場をとっている。

ただ軍事面での規格こそ統一されているものの、組織としては決して一枚岩ではない。宇宙要塞アルテミスの連合宇宙軍はユーラシア連邦のみの軍編成となっているため、各国家のブロックや方面軍編成によって独立した指揮系統を有していると思われる。連合宇宙軍の主力を務める月艦隊に関しては各国軍が混成されながらも艦隊ごとに指揮系統を付与する事で一定の統一指揮を確立している模様。


ファーストで言う地球連邦軍ポジションの為、無印序盤では味方戦力という事になっているが、設立経緯が地球上な大国群による反コーディネイター連合という呉越同舟な態勢からアークエンジェル乗員以外は事実上友軍としての描写は少ない。数少ない例外としてはハルバートン提督とその部下達であるコープマン大佐などの第8艦隊、アラスカ攻防戦で共に上層部に見放されて必死の防衛戦に参加したアラスカ守備軍ぐらいだった。これは作中の関係上アークエンジェルがヘリオポリスを脱出してアラスカ本部到達までにユーラシア軍のアルテミスと第八艦隊としかなかったという事情もある。


無印・DESTINY共にアークエンジェル乗員以外に歌姫の騎士団に加入するネームドキャラも基本いない。例外とするならば記憶を失ったムウであったネオ・ロアノークは記憶を完全に取り戻す前より加入したため、地球連合軍からの参加と言えるかもしれない。

最終決戦ではザフトより先に大損害を被ってしまう展開が多く、他勢力と連携してザフト軍に抵抗するというパターンとなる。

モビルスーツもダガー系の様な正統派もいるもののゲテモノじみたガンダムタイプモビルアーマーも量産している。

「一部の狂ってしまった上層部に部下が不本意ながら付き合わされている」ザフトに対し此方は「組織全体でカルト宗教のごとく危険な思想を掲げて暴れ回っている」という印象を受けやすく、実際にザフト軍と比較しても組織内部の良識派による描写が少ない。

SEEDではウィリアム・サザーランドの様な軍の纏め役を担うネームドキャラも存在したが、DESTINYではそういうキャラが一切登場せず、ファントムペインネオ隊のメンバーが全員組織を離脱・戦死した後は見事にモブキャラだらけの大群と化し、まるでロード・ジブリールが地球連合軍の長であるかの様に成ってしまっていた。

もっとも、地球連合軍でネームドキャラが出る場合は決まって生体CPU=必ず劇中で死亡する事が運命づけられている人物ばかりな為、歌姫の騎士団側に光落ちさせ辛いという設定上の都合もある。

その為なのか、外伝の「機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER」ではブレイク・ザ・ワールドで各地の災害救助を行うという軍隊の責務を果たす場面、他の外伝でも東アジア戦線では精神を薬物で焼き切られるはずだったソキウスに親身になり、処置を黙殺した将校もいるなど良識的な人物がいるシーンが描かれている。


SEED、DESTINY共に終盤ではブルーコスモス共々大被害を受けているが、その後の作品でも組織は維持されている。地球側の一大勢力という立ち位置は残されている。


制服

ザフト同様階級で色分けされた様子が無く(そもそもザフトはC.E.73年までは階級すら無いが)、色は年齢で決められている節がある。

生体CPUファントムペインの様に、少なくとも尉官クラスからは制服改造は許される模様。

  • 青服

恐らくは20歳未満の男子用。主人公のキラもなし崩しで連合所属時この制服だった。

  • ピンク服

恐らくは20歳未満の女子用。ザフトと違い改造しなくてもミニスカニーソ仕様である。

  • 白服

20歳以上は階級関係無くもれなくこの制服。専用の軍帽もある。服の肩峰付近の色は階級によって違いがあり、将官は「肩が黒で、肩峰が深緑」、佐官は「肩が黒で、肩峰が赤と黄」、尉官は「肩が黒で、肩峰が黄」、下士官以下は「肩全体が灰色」となっている。なお、マリュー・ラミアスは「肩が赤で、肩峰が黄」、ガーティ・ルー艦長のイアン・リーは「肩が灰色で、肩峰が赤と黄」という配色であり、彼ら以外には着用は確認されていない。

  • 黒服

ネオのみが着ていた制服。基準は不明。肩峰は佐官同一の赤と黄。


最高司令部

SEED劇中では、当初アラスカ基地に置かれている「ジョシュア(JOSH-AJoint Supreme Headquarters-Alaska=アラスカ統合最高司令部))」が地球連合軍の統合最高司令部として機能していた。その後、中盤においてザフトが強襲作戦「オペレーション・スピットブレイク」を実施し、アラスカ基地は大規模攻撃を受けるが、この情報を掴んでいた地球連合軍は軍上層部とアラスカ基地の兵員の大半を退避させた後、サイクロプスによってザフト侵攻部隊・アラスカ基地防衛隊諸共自爆させられ喪失している。(この作戦で何も知らず囮にされ捨て駒にされかけたアークエンジェル隊はこの件で地球連合軍への不信感が決定的となり、連合軍を離反している)。

以降はグリーンランドに最高司令部が置かれ、SEEDの2年後を描いたDESTINYでは、アイスランドに設けられた「ヘブンズベース」が最高司令部となっている。


組織成立からファウンデーションの事件までの動向

「コペルニクスの悲劇」と呼ばれるテロ事件を決起に、従来の国連を発展的に解消した新組織として地球連合が成立し、加盟国の軍事力を結集した軍事組織として「地球連合軍」が組織化される。


第1次連合・プラント大戦の動向

開戦直後に地球連合軍はプラント侵攻を開始。プラント周辺宙域で大規模な戦闘となるが、地球軍のアガメムノン級宇宙母艦ルーズベルトにブルーコスモスの将校の手で核ミサイルが搬入されていた。そして地球連合軍の手でプラント型コロニー「ユニウス・セブン」に撃ち込まれてしまう。この「血のバレンタイン事件」により地球連合とザフトの戦争は一気に本格化する。

当初は戦力規模が圧倒的な地球軍が勝利するとの予測が支配的だったが、ザフトのモビルスーツとNジャマーの投入により地球軍は予想外の苦戦を強いられる事になる。月面のグリマリディ戦線では敗退しながらもエンデュミオン基地でサイクロプスを暴走させることでプトレマイオス基地を死守したが、宇宙ステーション「世界樹」の崩壊、資源衛星「新星」攻防戦での敗退・奪取されるなど、ザフト軍に押されてしまう。地上では第一次ビクトリア攻防戦には勝利したが、直後のエイプリルフールクライシスにより連合加盟・非加盟を問わないNジャマー発生装置の大量散布により地球のエネルギー生産と無線通信網が大被害を被り、以降の地上戦線でも半ば膠着しつつもカオシュン宇宙港、ビクトリア宇宙港が次々に陥落し、敗退が進んでしまう。


地球連合軍が優勢を取り戻すターニングポイントは最高司令部所在地のアラスカ攻防戦で、大西洋連邦軍は南米のパナマ防衛をバーターし大西洋連邦部隊の大半を脱出させ、ユーラシア連邦軍を主力としたアラスカ防衛部隊を本部に残している。これは連合内の対抗勢力であるユーラシア連邦の戦力を削ぎつつザフトに打撃を与える大西洋連邦の策謀も多分にあり、結果的にユーラシア連邦軍やアークエンジェルの様な捨て駒とされた部隊をエサにしてサイクロプスを発動させ、ザフトに大打撃を与える事に成功。

その後のパナマ攻防戦ではザフト軍の電磁兵器グングニールにより全兵器を使用不能に追い込まれるという戦術で敗退を喫するが、同時に投入された地球軍初の量産モビルスーツ「ストライクダガー」はザフト軍の既存モビルスーツを相手に優勢に戦えるだけの成果を残す。以後の各戦線で地球連合軍のモビルスーツ投入が本格化し、地球戦線は一気に連合有利に推移していく。第三次ビクトリア攻防戦で地球連合軍はビクトリア宇宙港を奪還し、ザフト軍の「オペレーション・ウロボロス」を完全頓挫に追い込むことに成功。ザフト地上軍の掃討を進めつつ大兵力を徐々に月へ集結させ始める。

他、大西洋連邦はニュートロンジャマーキャンセラーを入手し、核武装とエネルギー外交を背景に地球連合内で主導的な立ち位置を手に入れる。


その後、ムルタ・アズラエルの強い意向もあり、地球連合軍はプラントへの核攻撃を決断し、総攻撃を行うも、歌姫の騎士団の介入やザフトのジェネシスによる攻撃により、艦隊の半数と月面プトレマイオス基地を失う大損害を被る。ザフトのジェネシスの自爆により、戦闘は終結し、連合とプラントはユニウス条約を締結したが、次の戦争に向けた準備は各陣営で始まっていた。


第1次連合・プラント大戦終結後の動向

戦後には大西洋連邦を主軸とする地球連合軍は分離独立を宣言した南アメリカ合衆国に侵攻し、パナマ基地にあるマスドライバーの継続使用と南アメリカ合衆国の独立阻止の紛争が発生。地球連合軍のトップエースであるエドワード・ハレルソンが地球軍を脱走し、南アメリカ軍に合流した事で注目を集めた。

南アフリカ戦争末期にはザフト軍も戦場に介入したが、紛争中に地球連合とプラント政府との間で終戦協定である「ユニウス条約」が発効。地球各国への関税優遇権やカーペンタリア、ジブラルタル両基地以外の地上拠点放棄等の連合有利の条約を多数残しつつも地球連合はプラント政府を独立主権国家として承認。

条約には国境線をC.E.70年2月10日以前に回帰する事が盛り込まれたため、南アメリカ合衆国や地球連合占領下にあったオーブ連合首長国は正式に独立が回復される。ただし、南アメリカ合衆国は独立の条件として「地球連合加盟」と「パナマ基地とマスドライバー施設の管理権を大西洋連邦に譲渡」が盛り込まれており、南アメリカ合衆国政府も受け入れている。その後、大西洋連邦の圧力により南アメリカ合衆国は連合に再加盟している。


他にも、ユーラシア連邦では一部地域で反連合機運が高まっていたが、プラント政府との終戦が正式に成立した事もあり、不満を残しつつもこの時には火種が発火する事はなかった。


第2次連合・プラント大戦の動向

ザフトのザラ派残党が起こしたユニウス・セブン落下テロ事件「ブレイク・ザ・ワールド」により、地球は連合・非連合問わず大被害を被る。地球連合とプラントの緊張は高まり、地球連合軍はテロ事件の首謀者の引き渡しとプラントの武装解除を要求(ザフト側としては「首謀者は全員戦死した」と事実を返答をしたのだが、地球連合は事実上の無条件降伏に近い条件をプラント政府に突きつけたため、再び戦争が始まってしまう。

実際には大西洋連邦政府や大統領ジョゼフ・コープランドはプラント政府からの調査報告を了承するなど強い開戦の意志は無かったが、コーディネイター殲滅を目論むジブリールの横槍とブルーコスモスが全地球規模で反コーディネイター運動をロゴス支援で盛り上げた結果、強引に開戦させられてしまった。

この青き清浄なる世界に!

コーディネイターの居場所など無いと言う事を!

今度こそ思い知らせてやるのだ!!


月面アルザッヘル基地から主力艦隊を発進させるが、この艦隊は『デコイ』としてザフトの艦隊を引き付ける役目で、本命はプラント本国の極軌道に忍ばせたMk5核弾頭ミサイル部隊「クルセイダーズ」によるプラント本国への核攻撃作戦「フォックストロット・ノーベンバー」を目論んでいた。更に連合は『新型ストライカーパック対応型量産機ウィンダム』と『たった1機だけで二発のMk5核弾頭ミサイルをストック出来るストライカーパックマルチランチャー』を開発しボアズ破壊時の倍以上の核攻撃を出来る体制を整えるなど用意周到であった。


しかし、核攻撃による報復を予測していたザフトは新兵器「ニュートロンスタンピーダー」を起動しクルセイダーズは壊滅。

主力艦隊はアルザッヘル基地への撤退を余儀無くされた他、地球上では核攻撃成功と同時にザフトのジブラルタル基地とカーペンタリア基地に攻め込むはずの主力艦隊が足止めを余儀なくされる等、対プラントの戦略は破綻。「世界安全保障条約機構」を宣言し、オーブ連合首長国、赤道連合、スカンジナビア王国といった中立国を宇宙も月軌道を中心とした小競り合いに終始するなど以後、地球連合は迷走を余儀無くされる。

また、前述のブレイク・ザ・ワールドで一時は地球連合を支持する声が高まったものの、一方では地球全土が大被害を受けている状態での強引な開戦により反戦を望む人々も決して少なくない。特にユーラシア連邦内では西側地域での分離・独立を望む武力闘争が本格化。連合軍も武力鎮圧で応じたため、地球連合を嫌うナチュラルも少なくなかった。


その後、プラントのギルバート・デュランダル議長によるロゴス討伐宣言によって地球連合内部の不満分子が呼応し、地球連合軍から離脱してザフトに協力する部隊や、連合からの脱退を宣言する国が出る事態となった。ザフトと連合離脱組を中心とする反ロゴス同盟軍は、地球連合軍の最高司令部が置かれていたヘブンズベースを総攻撃し、陥落させることに成功。反ロゴスの世論の動向もあり、地球連合は窮地に陥る。


ロゴスメンバーの中で唯一、逃走に成功していたロード・ジブリールは、月面ダイダロス基地に赴き、連合の対プラント戦の切り札である「レクイエム」を発射し、プラント本国への攻撃を成功。プラント六基を破壊させるも、首都であるアプリリウス市を撃ち損じる。その後、ミネルバ隊を始めとするザフトからの総攻撃を受けてダイダロス基地は陥落し、アルザッヘル基地へ逃走をしようとしたジブリールは乗艦のガーティ・ルーごと討たれて戦死している。


プラントのデュランダル議長が突如として発表した「デスティニー・プラン」に対して、いち早く拒絶の意思を示したオーブ連合首長国の動きに呼応した月面アルザッヘル基地の地球連合軍は、プラントをけん制する為に主力艦隊を発進させるも、ザフト改修して再使用を可能にしていたダイダロス基地のレクイエムによる攻撃により、アルザッヘル基地が壊滅し、主力艦隊にも甚大な被害を出す等、大打撃を被った。その後、地球連合軍アルザッヘル基地の残存艦隊はオーブ艦隊やクライン派と合流し、ザフト占領下のダイダロス基地とザフトの宇宙要塞「メサイア」に侵攻し、レクイエムを完全破壊し、メサイアを陥落させた。


その後、地球連合加盟国であるオーブ連合首長国代表のカガリ・ユラ・アスハの主導により、和平が締結されている。


第2次連合・プラント大戦終結後の動向

軍事力や経済力に多くの被害を出し、政治的にも窮地に立たされた地球連合であったが戦後も存続し、『SEED DESTINY』終了後のC.E.が舞台である『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』では、連合からウィンスレット・ワールド・コンツェルン社の経営権を取り戻したラス・ウィンスレットを暗殺する為にウィンダムダガーによるMS部隊を派遣したり、ユーラシア連邦レアメタルを確保する事を目的にアメノミハシラに軍事侵攻する等、連合は一定の軍事力を回復に成功。かつての損害から立ち直りつつある模様。


C.E.75時の動向

地球連合主要国の一つであるユーラシア連邦が弱体化し、各地で独立運動やブルーコスモスに属する元連合兵士達のテロ行為が社会問題化している。

しかし、対処しようにも第2次大戦の大被害で地球連合軍はボロボロの状態であり、復興や再建を優先せざるを得ない状況にある。そのため、大西洋連邦はオーブやプラントと共に世界平和監視機構コンパスの出資や設立に関与して紛争に対処している。しかし、上記の独立紛争を口実にした軍事介入を警戒するユーラシア連邦はコンパスを承認していないため、連合内部でも意見が対立している状態となっている。

プラントとの対立関係も残されているが、両陣営の厭戦気分の蔓延と連合軍内部でブルーコスモスが公的な力を失った事により、反コーディネイター感情は以前より沈静化している。元々連合の政府機関にはブルーコスモスの関係者は少なく、ロゴス壊滅以降は穏健派が主流となっている模様。ただし、作中のブルーコスモス派閥はそんな穏健派に見切りをつけて、テロリスト化したものと思われる。

地球連合軍の新たな月面基地建設や主力宇宙艦艇の改修が行われているため、ロゴスとグローバルカンパニー崩壊後も連合は軍事力再建の余力を残している。小説版では世界情勢が徐々にナチュラル(地球連合)有利に回帰しており、ハリ・ジャガンナートのザフト軍クーデターの一因になっている。

ファウンデーション王国がユーラシア連邦の首都モスクワレクイエムで焼き払う虐殺を行ったことに対し、レクイエムを止めるために軍事拠点として再建された月面エンデュミオン基地から連合軍の宇宙艦隊が出動したが、向けられたレクイエムの前に壊滅する。

ミレニアムオーブ国防軍によるファウンデーションへの作戦の際、連合軍の艦船が多数確認できたことから残存艦隊が合流し、合同作戦を行なっている。本作の地球連合軍は脱走組であるブルーコスモス残党を除けば、基本的に味方ポジションに収まっている。また、本作では地球連合加盟国を一つの勢力をして視点をクローズアップしている関係もあり、地球連合の組織そのものが言及される事は少ない。

ユーラシア連邦以外の加盟国は国土に被害を受けてはおらず、出撃した月艦隊も大被害を受けたが、月面基地は無傷で残されたため、今までの大戦と比べれば被害はまだ少なく済んでいる。

しかし、小説版ではファウンデーション王国の暴挙による反発からブルーコスモス勢力の盛り返しが確認できるため、地球連合加盟国や軍部内での支持者が再び台頭する恐れがあるかもしれない。



関連キャラクター

主人公側

キラ・ヤマト

サイ・アーガイル

カズイ・バスカーク

ミリアリア・ハウ

フレイ・アルスター

トール・ケーニヒ

ムウ・ラ・フラガ

マリュー・ラミアス

ナタル・バジルール

アーノルド・ノイマン

コジロー・マードック

ダリラ・ローラハ・チャンドラ2世

ジャッキー・トノムラ

ロメロ・バル

デュエイン・ハルバートン


反コーディネイター

イアン・リー

ジョゼフ・コープランド

ジョージ・アルスター

ブルーコスモス/ロゴス

ムルタ・アズラエル

ロード・ジブリール

ウィリアム・サザーランド

生体CPU

オルガ・サブナック

クロト・ブエル

シャニ・アンドラス

スティング・オークレー

アウル・ニーダ

ステラ・ルーシェ

ユーラシア連邦

ジェラード・ガルシア


外伝に登場する連合軍キャラ


レナ・イメリア

エドワード・ハレルソン

ジェーン・ヒューストン

ジャン・キャリー

マティス

イルド・ジョラール

エドモンド・デュクロ

レイエス

ルカス・オドネル(元ザフト所属)

ジスト・エルウェス

傭兵

叢雲劾(初期の頃は連合軍の傭兵だった。)

ダンテ・ゴルディジャーニ

エルザ・ヴァイス

ファントムペイン

スウェン・カル・バヤン

ミューディー・ホルクロフト

シャムス・コーザ

エミリオ・ブロデリック

ダナ・スニップ

ユーラシア連邦

カナード・パルス

メリオル・ピスティス

バルサム・アーレンド


所属MS・MA・艦船

詳細は地球連合製のMS・MA・戦艦を参照。


大西洋連邦が開発したMS

第1期GAT-Xシリーズ


第2期GAT-Xシリーズ

(GAT-X133-01 ソードカラミティ初号機)

(GAT-X133-02 ソードカラミティ2号機)

(GAT-X133-03 ソードカラミティ3号機)


GATシリーズ


アクタイオン・プロジェクト


ユーラシア連邦が開発したMS

X計画

(CAT1-X1/3 ハイペリオン1号機)

(CAT1-X2/3 ハイペリオン2号機)

(CAT1-X3/3 ハイペリオン3号機)

(CAT1-XG1/3 ハイペリオンG1号機)

(CAT1-XG2/3 ハイペリオンG2号機)

(CAT1-VGR ハイペリオンGR)

(CAT1-VGL ハイペリオンGL)

      • 量産型ハイペリオン(地上用・宇宙用)

東アジア共和国が開発したMS


鹵獲機


MA・大型MS・大型MA・戦闘機


艦船


ゲーム作品において

スーパーロボット大戦やギャザービート系列のGジェネでは、そのオマージュ性から宇宙世紀シリーズの地球連邦軍と統合されることが多い。


関連項目

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY


地球連邦宇宙世紀における地球の連邦政府。字面は似ているがこちらは正式な国家形態かつ政府であり、SEEDの連合のような軍事同盟ではない。

概要

地球連合」が実力行使のため常備する軍隊。

英語表記は、O.M.N.I.Enforcer (Oppose Militancy & Neutralize Invasion Enforcer) 。

地球連合の軍事力という立場もあり、連合と同様にプラントに対して強硬な立場をとっている。

ただ軍事面での規格こそ統一されているものの、組織としては決して一枚岩ではない。宇宙要塞アルテミスの連合宇宙軍はユーラシア連邦のみの軍編成となっているため、各国家のブロックや方面軍編成によって独立した指揮系統を有していると思われる。連合宇宙軍の主力を務める月艦隊に関しては各国軍が混成されながらも艦隊ごとに指揮系統を付与する事で一定の統一指揮を確立している模様。


ファーストで言う地球連邦軍ポジションの為、無印序盤では味方戦力という事になっているが、設立経緯が地球上な大国群による反コーディネイター連合という呉越同舟な態勢からアークエンジェル乗員以外は事実上友軍としての描写は少ない。数少ない例外としてはハルバートン提督とその部下達であるコープマン大佐などの第8艦隊、アラスカ攻防戦で共に上層部に見放されて必死の防衛戦に参加したアラスカ守備軍ぐらいだった。これは作中の関係上アークエンジェルがヘリオポリスを脱出してアラスカ本部到達までにユーラシア軍のアルテミスと第八艦隊としかなかったという事情もある。


無印・DESTINY共にアークエンジェル乗員以外に歌姫の騎士団に加入するネームドキャラも基本いない。例外とするならば記憶を失ったムウであったネオ・ロアノークは記憶を完全に取り戻す前より加入したため、地球連合軍からの参加と言えるかもしれない。

最終決戦ではザフトより先に大損害を被ってしまう展開が多く、他勢力と連携してザフト軍に抵抗するというパターンとなる。

モビルスーツもダガー系の様な正統派もいるもののゲテモノじみたガンダムタイプモビルアーマーも量産している。

「一部の狂ってしまった上層部に部下が不本意ながら付き合わされている」ザフトに対し此方は「組織全体でカルト宗教のごとく危険な思想を掲げて暴れ回っている」という印象を受けやすく、実際にザフト軍と比較しても組織内部の良識派による描写が少ない。

SEEDではウィリアム・サザーランドの様な軍の纏め役を担うネームドキャラも存在したが、DESTINYではそういうキャラが一切登場せず、ファントムペインネオ隊のメンバーが全員組織を離脱・戦死した後は見事にモブキャラだらけの大群と化し、まるでロード・ジブリールが地球連合軍の長であるかの様に成ってしまっていた。

もっとも、地球連合軍でネームドキャラが出る場合は決まって生体CPU=必ず劇中で死亡する事が運命づけられている人物ばかりな為、歌姫の騎士団側に光落ちさせ辛いという設定上の都合もある。

その為なのか、外伝の「機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER」ではブレイク・ザ・ワールドで各地の災害救助を行うという軍隊の責務を果たす場面、他の外伝でも東アジア戦線では精神を薬物で焼き切られるはずだったソキウスに親身になり、処置を黙殺した将校もいるなど良識的な人物がいるシーンが描かれている。


SEED、DESTINY共に終盤ではブルーコスモス共々大被害を受けているが、その後の作品でも組織は維持されている。地球側の一大勢力という立ち位置は残されている。


制服

ザフト同様階級で色分けされた様子が無く(そもそもザフトはC.E.73年までは階級すら無いが)、色は年齢で決められている節がある。

生体CPUファントムペインの様に、少なくとも尉官クラスからは制服改造は許される模様。

  • 青服

恐らくは20歳未満の男子用。主人公のキラもなし崩しで連合所属時この制服だった。

  • ピンク服

恐らくは20歳未満の女子用。ザフトと違い改造しなくてもミニスカニーソ仕様である。

  • 白服

20歳以上は階級関係無くもれなくこの制服。専用の軍帽もある。服の肩峰付近の色は階級によって違いがあり、将官は「肩が黒で、肩峰が深緑」、佐官は「肩が黒で、肩峰が赤と黄」、尉官は「肩が黒で、肩峰が黄」、下士官以下は「肩全体が灰色」となっている。なお、マリュー・ラミアスは「肩が赤で、肩峰が黄」、ガーティ・ルー艦長のイアン・リーは「肩が灰色で、肩峰が赤と黄」という配色であり、彼ら以外には着用は確認されていない。

  • 黒服

ネオのみが着ていた制服。基準は不明。肩峰は佐官同一の赤と黄。


最高司令部

SEED劇中では、当初アラスカ基地に置かれている「ジョシュア(JOSH-AJoint Supreme Headquarters-Alaska=アラスカ統合最高司令部))」が地球連合軍の統合最高司令部として機能していた。その後、中盤においてザフトが強襲作戦「オペレーション・スピットブレイク」を実施し、アラスカ基地は大規模攻撃を受けるが、この情報を掴んでいた地球連合軍は軍上層部とアラスカ基地の兵員の大半を退避させた後、サイクロプスによってザフト侵攻部隊・アラスカ基地防衛隊諸共自爆させられ喪失している。(この作戦で何も知らず囮にされ捨て駒にされかけたアークエンジェル隊はこの件で地球連合軍への不信感が決定的となり、連合軍を離反している)。

以降はグリーンランドに最高司令部が置かれ、SEEDの2年後を描いたDESTINYでは、アイスランドに設けられた「ヘブンズベース」が最高司令部となっている。


組織成立からファウンデーションの事件までの動向

「コペルニクスの悲劇」と呼ばれるテロ事件を決起に、従来の国連を発展的に解消した新組織として地球連合が成立し、加盟国の軍事力を結集した軍事組織として「地球連合軍」が組織化される。


第1次連合・プラント大戦の動向

開戦直後に地球連合軍はプラント侵攻を開始。プラント周辺宙域で大規模な戦闘となるが、地球軍のアガメムノン級宇宙母艦ルーズベルトにブルーコスモスの将校の手で核ミサイルが搬入されていた。そして地球連合軍の手でプラント型コロニー「ユニウス・セブン」に撃ち込まれてしまう。この「血のバレンタイン事件」により地球連合とザフトの戦争は一気に本格化する。

当初は戦力規模が圧倒的な地球軍が勝利するとの予測が支配的だったが、ザフトのモビルスーツとNジャマーの投入により地球軍は予想外の苦戦を強いられる事になる。月面のグリマリディ戦線では敗退しながらもエンデュミオン基地でサイクロプスを暴走させることでプトレマイオス基地を死守したが、宇宙ステーション「世界樹」の崩壊、資源衛星「新星」攻防戦での敗退・奪取されるなど、ザフト軍に押されてしまう。地上では第一次ビクトリア攻防戦には勝利したが、直後のエイプリルフールクライシスにより連合加盟・非加盟を問わないNジャマー発生装置の大量散布により地球のエネルギー生産と無線通信網が大被害を被り、以降の地上戦線でも半ば膠着しつつもカオシュン宇宙港、ビクトリア宇宙港が次々に陥落し、敗退が進んでしまう。


地球連合軍が優勢を取り戻すターニングポイントは最高司令部所在地のアラスカ攻防戦で、大西洋連邦軍は南米のパナマ防衛をバーターし大西洋連邦部隊の大半を脱出させ、ユーラシア連邦軍を主力としたアラスカ防衛部隊を本部に残している。これは連合内の対抗勢力であるユーラシア連邦の戦力を削ぎつつザフトに打撃を与える大西洋連邦の策謀も多分にあり、結果的にユーラシア連邦軍やアークエンジェルの様な捨て駒とされた部隊をエサにしてサイクロプスを発動させ、ザフトに大打撃を与える事に成功。

その後のパナマ攻防戦ではザフト軍の電磁兵器グングニールにより全兵器を使用不能に追い込まれるという戦術で敗退を喫するが、同時に投入された地球軍初の量産モビルスーツ「ストライクダガー」はザフト軍の既存モビルスーツを相手に優勢に戦えるだけの成果を残す。以後の各戦線で地球連合軍のモビルスーツ投入が本格化し、地球戦線は一気に連合有利に推移していく。第三次ビクトリア攻防戦で地球連合軍はビクトリア宇宙港を奪還し、ザフト軍の「オペレーション・ウロボロス」を完全頓挫に追い込むことに成功。ザフト地上軍の掃討を進めつつ大兵力を徐々に月へ集結させ始める。

他、大西洋連邦はニュートロンジャマーキャンセラーを入手し、核武装とエネルギー外交を背景に地球連合内で主導的な立ち位置を手に入れる。


その後、ムルタ・アズラエルの強い意向もあり、地球連合軍はプラントへの核攻撃を決断し、総攻撃を行うも、歌姫の騎士団の介入やザフトのジェネシスによる攻撃により、艦隊の半数と月面プトレマイオス基地を失う大損害を被る。ザフトのジェネシスの自爆により、戦闘は終結し、連合とプラントはユニウス条約を締結したが、次の戦争に向けた準備は各陣営で始まっていた。


第1次連合・プラント大戦終結後の動向

戦後には大西洋連邦を主軸とする地球連合軍は分離独立を宣言した南アメリカ合衆国に侵攻し、パナマ基地にあるマスドライバーの継続使用と南アメリカ合衆国の独立阻止の紛争が発生。地球連合軍のトップエースであるエドワード・ハレルソンが地球軍を脱走し、南アメリカ軍に合流した事で注目を集めた。

南アフリカ戦争末期にはザフト軍も戦場に介入したが、紛争中に地球連合とプラント政府との間で終戦協定である「ユニウス条約」が発効。地球各国への関税優遇権やカーペンタリア、ジブラルタル両基地以外の地上拠点放棄等の連合有利の条約を多数残しつつも地球連合はプラント政府を独立主権国家として承認。

条約には国境線をC.E.70年2月10日以前に回帰する事が盛り込まれたため、南アメリカ合衆国や地球連合占領下にあったオーブ連合首長国は正式に独立が回復される。ただし、南アメリカ合衆国は独立の条件として「地球連合加盟」と「パナマ基地とマスドライバー施設の管理権を大西洋連邦に譲渡」が盛り込まれており、南アメリカ合衆国政府も受け入れている。その後、大西洋連邦の圧力により南アメリカ合衆国は連合に再加盟している。


他にも、ユーラシア連邦では一部地域で反連合機運が高まっていたが、プラント政府との終戦が正式に成立した事もあり、不満を残しつつもこの時には火種が発火する事はなかった。


第2次連合・プラント大戦の動向

ザフトのザラ派残党が起こしたユニウス・セブン落下テロ事件「ブレイク・ザ・ワールド」により、地球は連合・非連合問わず大被害を被る。地球連合とプラントの緊張は高まり、地球連合軍はテロ事件の首謀者の引き渡しとプラントの武装解除を要求(ザフト側としては「首謀者は全員戦死した」と事実を返答をしたのだが、地球連合は事実上の無条件降伏に近い条件をプラント政府に突きつけたため、再び戦争が始まってしまう。

実際には大西洋連邦政府や大統領ジョゼフ・コープランドはプラント政府からの調査報告を了承するなど強い開戦の意志は無かったが、コーディネイター殲滅を目論むジブリールの横槍とブルーコスモスが全地球規模で反コーディネイター運動をロゴス支援で盛り上げた結果、強引に開戦させられてしまった。

この青き清浄なる世界に!

コーディネイターの居場所など無いと言う事を!

今度こそ思い知らせてやるのだ!!


月面アルザッヘル基地から主力艦隊を発進させるが、この艦隊は『デコイ』としてザフトの艦隊を引き付ける役目で、本命はプラント本国の極軌道に忍ばせたMk5核弾頭ミサイル部隊「クルセイダーズ」によるプラント本国への核攻撃作戦「フォックストロット・ノーベンバー」を目論んでいた。更に連合は『新型ストライカーパック対応型量産機ウィンダム』と『たった1機だけで二発のMk5核弾頭ミサイルをストック出来るストライカーパックマルチランチャー』を開発しボアズ破壊時の倍以上の核攻撃を出来る体制を整えるなど用意周到であった。


しかし、核攻撃による報復を予測していたザフトは新兵器「ニュートロンスタンピーダー」を起動しクルセイダーズは壊滅。

主力艦隊はアルザッヘル基地への撤退を余儀無くされた他、地球上では核攻撃成功と同時にザフトのジブラルタル基地とカーペンタリア基地に攻め込むはずの主力艦隊が足止めを余儀なくされる等、対プラントの戦略は破綻。「世界安全保障条約機構」を宣言し、オーブ連合首長国、赤道連合、スカンジナビア王国といった中立国を宇宙も月軌道を中心とした小競り合いに終始するなど以後、地球連合は迷走を余儀無くされる。

また、前述のブレイク・ザ・ワールドで一時は地球連合を支持する声が高まったものの、一方では地球全土が大被害を受けている状態での強引な開戦により反戦を望む人々も決して少なくない。特にユーラシア連邦内では西側地域での分離・独立を望む武力闘争が本格化。連合軍も武力鎮圧で応じたため、地球連合を嫌うナチュラルも少なくなかった。


その後、プラントのギルバート・デュランダル議長によるロゴス討伐宣言によって地球連合内部の不満分子が呼応し、地球連合軍から離脱してザフトに協力する部隊や、連合からの脱退を宣言する国が出る事態となった。ザフトと連合離脱組を中心とする反ロゴス同盟軍は、地球連合軍の最高司令部が置かれていたヘブンズベースを総攻撃し、陥落させることに成功。反ロゴスの世論の動向もあり、地球連合は窮地に陥る。


ロゴスメンバーの中で唯一、逃走に成功していたロード・ジブリールは、月面ダイダロス基地に赴き、連合の対プラント戦の切り札である「レクイエム」を発射し、プラント本国への攻撃を成功。プラント六基を破壊させるも、首都であるアプリリウス市を撃ち損じる。その後、ミネルバ隊を始めとするザフトからの総攻撃を受けてダイダロス基地は陥落し、アルザッヘル基地へ逃走をしようとしたジブリールは乗艦のガーティ・ルーごと討たれて戦死している。


プラントのデュランダル議長が突如として発表した「デスティニー・プラン」に対して、いち早く拒絶の意思を示したオーブ連合首長国の動きに呼応した月面アルザッヘル基地の地球連合軍は、プラントをけん制する為に主力艦隊を発進させるも、ザフト改修して再使用を可能にしていたダイダロス基地のレクイエムによる攻撃により、アルザッヘル基地が壊滅し、主力艦隊にも甚大な被害を出す等、大打撃を被った。その後、地球連合軍アルザッヘル基地の残存艦隊はオーブ艦隊やクライン派と合流し、ザフト占領下のダイダロス基地とザフトの宇宙要塞「メサイア」に侵攻し、レクイエムを完全破壊し、メサイアを陥落させた。


その後、地球連合加盟国であるオーブ連合首長国代表のカガリ・ユラ・アスハの主導により、和平が締結されている。


第2次連合・プラント大戦終結後の動向

軍事力や経済力に多くの被害を出し、政治的にも窮地に立たされた地球連合であったが戦後も存続し、『SEED DESTINY』終了後のC.E.が舞台である『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』では、連合からウィンスレット・ワールド・コンツェルン社の経営権を取り戻したラス・ウィンスレットを暗殺する為にウィンダムダガーによるMS部隊を派遣したり、ユーラシア連邦レアメタルを確保する事を目的にアメノミハシラに軍事侵攻する等、連合は一定の軍事力を回復に成功。かつての損害から立ち直りつつある模様。


C.E.75時の動向

地球連合主要国の一つであるユーラシア連邦が弱体化し、各地で独立運動やブルーコスモスに属する元連合兵士達のテロ行為が社会問題化している。

しかし、対処しようにも第2次大戦の大被害で地球連合軍はボロボロの状態であり、復興や再建を優先せざるを得ない状況にある。そのため、大西洋連邦はオーブやプラントと共に世界平和監視機構コンパスの出資や設立に関与して紛争に対処している。しかし、上記の独立紛争を口実にした軍事介入を警戒するユーラシア連邦はコンパスを承認していないため、連合内部でも意見が対立している状態となっている。

プラントとの対立関係も残されているが、両陣営の厭戦気分の蔓延と連合軍内部でブルーコスモスが公的な力を失った事により、反コーディネイター感情は以前より沈静化している。元々連合の政府機関にはブルーコスモスの関係者は少なく、ロゴス壊滅以降は穏健派が主流となっている模様。ただし、作中のブルーコスモス派閥はそんな穏健派に見切りをつけて、テロリスト化したものと思われる。

地球連合軍の新たな月面基地建設や主力宇宙艦艇の改修が行われているため、ロゴスとグローバルカンパニー崩壊後も連合は軍事力再建の余力を残している。小説版では世界情勢が徐々にナチュラル(地球連合)有利に回帰しており、ハリ・ジャガンナートのザフト軍クーデターの一因になっている。

ファウンデーション王国がユーラシア連邦の首都モスクワレクイエムで焼き払う虐殺を行ったことに対し、レクイエムを止めるために軍事拠点として再建された月面エンデュミオン基地から連合軍の宇宙艦隊が出動したが、向けられたレクイエムの前に壊滅する。

ミレニアムオーブ国防軍によるファウンデーションへの作戦の際、連合軍の艦船が多数確認できたことから残存艦隊が合流し、合同作戦を行なっている。本作の地球連合軍は脱走組であるブルーコスモス残党を除けば、基本的に味方ポジションに収まっている。また、本作では地球連合加盟国を一つの勢力をして視点をクローズアップしている関係もあり、地球連合の組織そのものが言及される事は少ない。

ユーラシア連邦以外の加盟国は国土に被害を受けてはおらず、出撃した月艦隊も大被害を受けたが、月面基地は無傷で残されたため、今までの大戦と比べれば被害はまだ少なく済んでいる。

しかし、小説版ではファウンデーション王国の暴挙による反発からブルーコスモス勢力の盛り返しが確認できるため、地球連合加盟国や軍部内での支持者が再び台頭する恐れがあるかもしれない。



関連キャラクター

所属MS・MA・艦船

詳細は地球連合製のMS・MA・戦艦を参照。


大西洋連邦が開発したMS

第1期GAT-Xシリーズ


第2期GAT-Xシリーズ

(GAT-X133-01 ソードカラミティ初号機)

(GAT-X133-02 ソードカラミティ2号機)

(GAT-X133-03 ソードカラミティ3号機)


GATシリーズ


アクタイオン・プロジェクト


ユーラシア連邦が開発したMS

X計画

(CAT1-X1/3 ハイペリオン1号機)

(CAT1-X2/3 ハイペリオン2号機)

(CAT1-X3/3 ハイペリオン3号機)

(CAT1-XG1/3 ハイペリオンG1号機)

(CAT1-XG2/3 ハイペリオンG2号機)

(CAT1-VGR ハイペリオンGR)

(CAT1-VGL ハイペリオンGL)

      • 量産型ハイペリオン(地上用・宇宙用)

東アジア共和国が開発したMS


ゲーム作品において

スーパーロボット大戦やギャザービート系列のGジェネでは、そのオマージュ性から宇宙世紀シリーズの地球連邦軍と統合されることが多い。


関連項目

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY


地球連邦宇宙世紀における地球の連邦政府。字面は似ているがこちらは正式な国家形態かつ政府であり、SEEDの連合のような軍事同盟ではない。

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