階級

かいきゅう

グレードや等級といった意味。この項では主に軍事関係の職階をまとめる。

目次 [非表示]

1 曖昧さ回避

2 職階としての階級

2.1 軍人の階級

2.2 警察官の階級

2.3 消防士の階級

2.4 船員の階級

2.5 沿岸警備隊隊員の階級

3 フィクションでの階級

3.1 その他フィクション上の階級

3.1.1 『ゴジラ』

3.1.2 『宇宙戦艦ヤマト2199』

4 関連タグ

曖昧さ回避

社会階級 - 身分・職業・財産などにより形成される社会集団。上流階級、労働者階級など。カーストも参照。
職階 - 地位・官職・俸給など特定の組織内のランク。本項目で詳述。
体重別階級 - スポーツで体重によるハンデキャップを解消するために設けられるもの。ボクシングの階級など。

職階としての階級

組織内でのランク付けの為の名称。役職とは異なる。

軍人の階級

日本軍の階級は大日本帝国陸軍および大日本帝国海軍を参照。詳細な呼称は各国の軍隊で異なるが、ここでは一般的な階級をまとめている。

			大元帥	元帥
士官	将官		上級大将	大将	中将	少将	准将
〃	佐官	代将	上級大佐	大佐	中佐	少佐	准佐
〃	尉官		上級大尉	大尉	中尉	少尉
准士官				准尉	特務曹長	兵曹長
下士官			上級曹長	曹長	軍曹	伍長
兵				兵長	上等兵	一等兵	二等兵

※「准〜」と呼ばれる階級は本来、階級同士の権限が大きく違う場合に、間を補う階級として存在している。しかし「准佐」という階級は尉官と佐官の（大尉と少佐の）権限の隔たりがあまりないため、現実の軍事組織で運用された例は極めて稀である(多分ない)。また「上級〜」とする階級は、四階級制によるものを、三階級制に当てはめた表示であるが、本来三階級制の軍隊で用いる場合、准階級として用いられる事もある。(ただしフィクション的表現に近い。)

基本的には通常昇進と呼ばれる各種成績や評価、在籍日数等を点数化して規定点数となったら昇進となる事が多いが、昇進試験に合格しての昇進、司令官が持つ裁量により部下を昇進させる権限を用いた昇進もある。

士官以上は大卒相当の学歴等を必要とするなど、軍務以外の成績を必要とすることが多い。

警察官の階級

「警察官」の記事を参照。

なお、アメリカの地方警察では軍隊（陸軍）の階級名を流用している場合が有る。例えばニューヨーク市警の「Captain」であれば、軍隊に喩えるなら大尉相当と見做され、分署長の役職に任じられるには、最低でも、この階級以上でなければならない。

消防士の階級

厳密には「消防士」は職階の一つであって、消防職員のうち、消火・救急・救助・査察などの業務を行う者は「消防吏員」という。消防総監は東京消防庁のみの階級。以下は日本での職階であって、他国では大幅に異なる。

上級幹部	消防総監
〃	消防司監
〃	消防正監
〃	消防監
中級幹部	消防司令長
〃	消防司令
〃	消防司令補
初級幹部	消防士長
幹部候補	消防副士長
	消防士

船員の階級

船によって多少異なる。一般的な貨物船や貨客船では司厨部と事務部を区別しない。近年は無線部を持たない船も多い。

甲板部	船長	一等航海士	二等航海士	三等航海士	甲板長（ボースン）	甲板手（ストアキーパー/クォーターマスター）	甲板員（セーラー）
機関部	機関長	一等機関士	二等機関士	三等機関士	操機長（ナンバン）	操機手（オイラー）	操機員（ファイヤーマン）
無線部	通信長		二等通信士
司厨部	司厨長					司厨手
事務部	事務長						事務員