概要
解説
初年兵は二年兵になれば全員が自動的に一等兵に進級するが、そのなかでも「上等兵候補者特別教育」を受け、選抜されて適任と認められた者だけが上等兵に進級することができた。
上等兵の部隊運営の最末端としての役割は、
内務班の初年兵掛として初年兵の指導を行ったり、
算盤のできる者や学歴のある者は事務室の助手として事務に従事したり、
腕に覚えのある者は教練の助手として教官(少尉、中尉、見習士官、准士官)や助教(下士官)の手足となって初年兵を教育したり、
防災、防犯、風紀の取締まりを行ったり、人員の確認をしたりなど、
様々な役割が命ぜられていた。
市井の扱い
上等兵経験者は満期除隊後も模範青年として町や村で特別扱いを受け、地域の顔役から仕事や嫁取りなどの世話を受けることもあった。
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