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「わきまえろよ‼ 僕たちは鶴見中尉殿の「駒」なんだぞ」

概要

CV:松岡禎丞
大日本帝国陸軍 第七師団鶴見中尉の部下。階級は上等兵。
本名は宇佐美時重(うさみ ときしげ)

鶴見中尉とは同郷。両頬に対称的にホクロがある。
子供のころから鶴見に心酔しており、鶴見軍団の初期メンバーのひとり。
尾形より年上で、共に日露戦争へ従軍している。

網走監獄に新人看守として潜入していたが、門倉にばれて脱出。
報告の際に鶴見にホクロを頭に見立てた棒人間を描かれたが、それを喜び消えぬよう入れ墨にしている

人物像

第七師団でも特筆して鶴見への忠愛が強い。その様相はまさに忠犬そのもの。
戦闘力と情報集力と言う両面において能力はかなり高く、作中において様々な場面で鶴見中尉の手足として活躍する。

一方で、常に敬語で会話するが、丁寧さこそあれど遠慮は足りておらず、常に微笑を貼り付けたような不気味な印象の表情で過ごしている。
また、割と突飛な言動が多く、場の雰囲気も全く察する気配がないため、好んで宇佐美に接近するのは第7師団でも鶴見を含めてかなり限定されている。
劇中ではモロに「こいつ絶対友達おらんだろ」「(尾形含め)うちの上等兵はどうなってんだ」などなど、散々な言われようだが、当人は一切気にしていない。

基本的には空気を読まず人を食ったような言動を繰り返す一方、他人の心理に対する洞察力は異常なまでに鋭い。
札幌での連続娼婦殺人事件の捜査では、その洞察力を遺憾なく発揮し、犯人をあと一歩のところまで追いつめた。

・・・捜査方法?なんのことですか?

人格

後述する彼の過去の前置きとして、杉元一行がアイヌ犬について語る場面が挟まっており、主人がの世話に入れ込み、数日家を留守にし隙に鶏を噛み殺すというその嫉妬深いまでの忠義心の強さが語られた。
この特性こそが宇佐美時重という男の正鵠を射たものといえる。

しかし、宇佐美という人間を構成する感性はかなり複雑なものがあり、嫉妬深い忠誠心と言う要素に加えて、様々な「負の感情」が彼を構成しているように見える。
特に農民出身であることに対する劣等感は、嫉妬深い忠誠心と並んでかなり強い核となっているようで、尾形百之助にそのことを指摘された際には、何時もの飄々とした態度を失って瞬間的に尾形を殺そうとしたほど。
また、この嫉妬深さと劣等感は、鶴見中尉に対する強い忠誠心を生み出している反面、後に尾形に鶴見中尉に対する造反理由を作り出し、鯉登少尉に鶴見中尉に対する疑念を抱かせたりするなど、良くも悪くもかなり暴走する傾向があり、盲目的な忠誠心とは別方面での問題が多くある。

また、鶴見の部下は自分を含めて、皆平等に彼の駒であるという思想を持つ反面、自分こそがその駒の中でも優れているという自負心は強く、鶴見中尉以外の人間は平等に見下している節がある。
一方で、その思想から鶴見中尉の行動を俯瞰的かつ客観的に見ることのできる冷静さもあり、鶴見中尉の月島軍曹との接し方において、その裏にある意図を指摘するなど、これまた別角度から鶴見中尉の行動の本心を見抜いている。

総じて言えば、極めて理性的なサイコパスである。殺人に対してもなんら抵抗感が無く、闘うこと自体を楽しんでいる戦闘狂でもあり、鶴見中尉からは「生まれついての兵士」と太鼓判を押されている。

過去

新潟県新発田の出身で、明治28年時点で14歳。
父母、姉、弟妹の6人家族の農家の嫡男で、地元の柔道場に通っており、鶴見とは柔道場の同門で、軍人としての彼に強い憧憬をこの頃から傾けていた。家族は至って普通の人たちであり、和気藹々とした明るい家庭で仲良く暮らしていた。
また当時はまだ道場の同門生の親友という、高木智春という少年と過ごすことが多かったらしい。

智春は春から進学のために上京することが決まっていた。
智春は時重との思い出と門出に一勝をもぎ取りたいと、道場の裏庭で最後の「乱取り」(技の使用を解禁した互角稽古)に誘い、一戦交えることになる。
だが、幾度となく這い上がってくる智春に、時重は今まで鶴見中尉も智春も一度も見たことがないほど激昂した形相を見せつけ、仰向けの智春の首を満身の力で踏みつけて死なせてしまう。

「篤四郎さんが僕を一番(いっちゃん)らと!!認めてくれていたことらけが!!」
「僕のすべてらったてがんにッ」

親友を殺した最大の理由は、鶴見が智春に対して「時重よりも強くなる」と言ったこと。
元々、宇佐美は自身が農民出身であることに対して、強い劣等感を抱いている節があり、今まで親友として接してきた智春についても、かなり鬱屈した感情を抱いていた。
そんな中、自身を真っすぐに認めてくれる鶴見中尉と言う人間は、宇佐美にとっては様々な意味において特別な、「敬愛する人物」であった。
そんな敬愛する人物に目を掛けられ、最後の一線とも言える鶴見が認めてくれた柔道の実力さえも、智春は越えようとしていることに対して、凄まじい怒りと憎しみを暴発させた。
その後、智春は鶴見と時重によって暴れたによって蹴り殺されたことにされ、真相は隠蔽された。
鶴見自身、時重の「才能」については素直に評価しており、のちに陸軍に迎え入れることになる。

関連タグ

宇佐美(曖昧さ回避) ゴールデンカムイ 第七師団(ゴールデンカムイ)

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