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概要編集

本名は野田智で名前の由来も本名から。

2020年2月の週刊ヤングジャンプにて「出産で休載」の旨が記載され女性疑惑が出たが男性である。これは休載の理由づけを連載作品のストーリー展開から取る方針にしているためで、件の出産休載告知も、『ゴールデンカムイ』で妊娠中のインカラマッのお産が始まろうとしていたからである。どのような理由付けになるかは野田は関与しておらず、担当編集に一任しているとのこと。

北海道北広島市出身でスピナマラダ!ゴールデンカムイなど出身地である北海道が舞台の作品が多い。実は左利き


「作品と作者は切り離して考えるべき」という方針から詳しい経歴などは非公表としている。

また、『ゴールデンカムイ』の主人公である杉元佐一の名前は、屯田兵で日露戦争にも従軍した作者の曽祖父の名前からとられていることで知られている。

作者の自画像では、主に辺見和雄が用いられることが多い。


経歴編集

2000年代初頭、高校卒業の頃に漫画家を志す。

2003年、『恭子さんの凶という今日』で漫画家デビュー。

2006年、『ゴーリーは前しか向かない』で別冊ヤングマガジンに掲載。

2006年、『ゴーリーは前しか向かない』にて第54回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞。

2000年代、具体的な年は不明ながら受賞にともなって上京(当時23歳)。

2011年〜2012年、『スピナマラダ!』を週刊ヤングジャンプにて連載。

2013年、『World Wide Wild』週刊ヤングジャンプ掲載。

2013年、『巨神兵ちゃんの恋-スピナマラダ!外伝』アオハル0.99号掲載。

2014年から『ゴールデンカムイ』を週刊ヤングジャンプ連載中。

2016年に『ゴールデンカムイ』マンガ大賞を受賞

2018年に『ゴールデンカムイ』第22回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。


また、インタビューによると『スピナマラダ!』連載前に久保ミツロウ氏の元でその後転々として最終的に国友やすゆき氏の元で合計10年近くアシスタント経験をしていたという。


作風編集

漫画の作風としては過激でバイオレンスな描写やシリアスな場面がありつつも時折下品なギャグが入り混じるような物語が二転三転するようなスピード感がある展開が特徴。(ゴールデンカムイも当初は、ギャグを封印して真面目に描くつもりだったが、「今では悪ふざけが過ぎる作品になってしまった」とのことなので元々ギャグテイストで描くほうが好きらしい)それでいて、物語における各キャラの設定が綿密に考えられており、前述の通り「作者の漫画に対するとことん拘る姿勢」もあいまり、非常に濃厚でスピード感のある仕上がりになっている。(ゴールデンカムイにおいても執筆前に構想だけで1年ほど要しており本編に描かれていない裏設定も多くあるという)作者の趣味もあって登場人物に変人が多い。


座右の銘「本物に会いに行く」と挙げるほど、漫画のクオリティーのためにとことん拘る実証主義者として知られており、取材と題して資料採集や狩猟などのために休載することもしばしばあり、谷垣源次郎の胸毛に1本でも気になると修正するなど非常に細部まで意識した上で執筆している。


また、作中において西などパロディ要素が多いのも特徴。




主な作品編集


余談編集

インタビューによると、サザエさんを2006年頃から欠かさず録画しておりカツオをモチーフにして白石由竹を作ったとも語っている。



外部リンク及びインタビュー記事編集

作者のtwitter(作品の裏設定や小話のツイートも多い)

作者のブログ(刺激の強い描写があるので閲覧注意)

朝日新聞によるインタビュー記事

町山智浩と野田サトルのコミックナタリーに記載された対談記事

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