概要
札幌市、江別市、恵庭市、南幌町、長沼町と隣接しており、札幌市のベッドタウンとして発展している。
北広島市は道庁所在地の札幌市と新千歳空港のある千歳市との間にあり、両市を行き来する際は大抵北広島市を通ることになる。
元々は「広島村」という自治体で、これはかつて広島県からの集団移住者が本格的な開拓を開始したことに由来する。1968年に町政施行し「広島町」となる。1996年には市政施行するが、そのままの名称では「広島市」となり、広島県の広島市と紛らわしい事から、同年9月1日に市政施行・即日改称で「北広島市」となった。
…という経緯もあって、市の木としてカエデを指定していたり(広島県の県の木がモミジであることに関連)、広島県東広島市と姉妹都市の関係であったりと繋がりがある。
2023年に「北海道ボールバークFビレッジ」が開業(これに先立ち、同年1月1日に施設敷地内の町名を「共栄」から「Fビレッジ」に改称した)。同年3月14日には同施設内に屋内型野球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が完成し、同年シーズンからプロ野球・北海道日本ハムファイターズの一軍本拠地として使用されている。なお、Fビレッジの敷地内には2028年頃に北海道医療大学(石狩郡当別町)が移転する予定。
交通
- 主要な道路としては、国道36号や道央自動車道などが挙げられる。
- 市内にある鉄道駅はJR北海道千歳線の北広島駅のみであるが、快速系列車「エアポート」も停車する。ちなみにこの駅は広島村時代の開業当初から「北広島駅」を名乗っていたが、これは既に開業していた国鉄山陽本線の広島駅との混同を避けるためだったとされる。
- なお、上記Fビレッジのアクセスの悪さが問題となっており、施設付近に新駅を設置する計画がある。
その他
- ゴルフ場がかなり多い。さほど広くない市域に8つもゴルフ場がある。
- 実は札幌農学校(現在の北海道大学)の初代教頭であったクラーク博士ゆかりの地のひとつでもある。彼が教え子と別れるときに「Boys, be ambitious.」という有名な言葉を残したのは、北広島市にある旧島松駅逓所での出来事である。
- 2010年代。市長の上野正三や市議会議員の島崎圭介、企画財政部の川村裕樹(いずれも当時)など、市の関係者は元々アマチュア野球との関わりが深く、運動公園や野球練習場建設の件を日本ハム球団に持ち掛けたところ、「一軍本拠地の札幌ドームからの移転」の話を受け誘致に漕ぎつけた。