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北海道

ほっかいどう

日本の都道府県のひとつ。日本列島を構成する主要な島のうち、2番目に大きい島自体も北海道と呼ばれる。明治2年に設置された北海道(令制)についても本項目で説明する。
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概要

北海道は、日本都道府県の一つ。日本の最北に位置し、面積は2位の岩手県に圧倒的な差をつけて最大の都道府県。唯一の「道」でもある。
道庁所在地は札幌市

陸続きで接する都道府県はなく、海峡を挟んだ青森県が事実上の隣接県。

また、日本列島を構成するとしては本州に次ぐ大きさを持つ島自体も北海道(北海道島)と呼ばれる。一応、島自体を指す呼称としては「十州島」という名前があるのだが、北海道ですらこの呼称を使う者は皆無に近いのが現状である。

地理

北海道の面積は、九州地方の2倍弱あり、東北地方各県や中部地方各県を合わせたより広い。例えば函館根室の間は、東京から岡山、東京から函館に匹敵する距離がある。当然ながら同じ北海道とは言っても地域ごとに異なる歴史があり、さまざまな文化が育ってきた。

北海道はその全域(北方領土も含む)を14の「総合振興局」もしくは「振興局」と呼ばれる地域(2010年までは支庁という呼称)に区分して各地域の行政を管轄している(以下の記事では、呼び分けの必要のない限り、「振興局」と「総合振興局」をまとめて「振興局」と呼ぶ)。
同様のシステムをとっている都府県はほかにもあるが、多くは県庁所在地から距離がある地域にのみ支庁を設けており、北海道のように全ての市町村がいずれかの支庁に属している例は珍しい(ほかには山形県などが同様の例として挙げられる)。

ただしもとより面積の広大な北海道のこと、14に分割したからといってそうそう小さくなるものではない。振興局のうち最大面積の十勝総合振興局は10,000平方キロメートルを上回り、岐阜県よりも広い。最小の檜山振興局でも佐賀県の面積を上回る。振興局は気象庁による気象情報や道内の各マスコミでも標準的に用いられるため、道内ではかなり重要な区分である。また一般道民や地場企業による住所区分にも普通に用いられている。

振興局以外の地域区分も当然ながらある。

そもそも「北海道」という地名自体が律令制に基づく「五畿七道」に追加して置かれた「北海道(令制)」に起源を持ち(北海道を含め「五畿八道」と言われる)、「北海道(令制)」のもとに11の令制国が設置されたが、これらの名称は駅名や地名として現在も名残をとどめている。

明治15年(1882年)に、明治初期に開拓のための臨時の地方行政機関として置かれていた北海道開拓使はその役割を終え道外同様の府県制が布かれ函館県・札幌県・根室県の3県が設置され、三県の開拓推進のため農商務省直轄の北海道事業管理局が設置された(三県一局時代)が、「函館県以外はまだ人口が少なすぎるので県に分かれたままだと開拓が進まない」との理由で明治19年(1886年)に内務省直轄の北海道庁に統合。函館県と根室県はそれぞれ支庁として引き継がれたが、本庁と函館支庁・根室支庁の2支庁では管轄範囲が広大過ぎるため1890年には19の支庁が設定された。その後支庁は明治後半から大正時代にかけて14支庁に再編され、戦後の昭和22年(1947年)に北海道庁は都府県と同格の「北海道」とされて現在に至る。

ちなみにこの「三県一局時代」の県名は、令制国名と異なり、現在では全く用いられていない。

北海道の地域区分の一覧

支庁から振興局に変更する際に区域が少しだけ変更されている。

振興局(旧支庁)

石狩振興局 札幌市を中心とする地域。都市化が進んでおり北海道の人口の約半分が集中するが、北海道らしい大自然もまた残っている。
空知総合振興局 石狩の東隣の内陸の地域。広大な水田が広がる北海道随一の穀倉地帯で、畑作・酪農も盛ん。かつては炭鉱で栄え、豊富な資源を生かした工業地帯でもあったが、ことごとく閉山・事業縮小・閉鎖してしまい、今では農村地域と化している。
後志総合振興局 石狩の西隣、渡島・檜山の北。最大都市の小樽市は東端のため中央部の倶知安町に振興局が置かれている。
渡島総合振興局 函館を中心とする南端の地域だが、松前から長万部まで非常に長細い。旧熊石町を合併したため日本海にも面している。渡島南部は東北地方に最も近い地域で、街並みや植生も北海道の他の地方とはいささか異なっており、本州の面影を感じさせる。
檜山振興局 渡島の西隣で、日本海沿いの地域。市町村合併により二つに分断されている。「道南」として渡島とセットにされることが多い。檜山南部は渡島と並び江戸時代以前からの和人文化の伝統を有する地域で、中世以来の歴史遺産に恵まれている。
胆振総合振興局 石狩の南隣で、室蘭・苫小牧を中心とする地域。火山温泉が多く、工業が盛ん。
日高振興局 胆振の東隣。競走馬の育成で有名。大きな都市がなく「日胆」として胆振とセットにされることが多い。
上川総合振興局 旭川を中心とする地域。北の中川・音威子府から南の占冠・南富良野まで南北に非常に長い。幌加内町は空知支庁からこちらに移った。
留萌振興局 空知の北西に位置する。酪農と漁業が主産業で、かつては石炭の積み出し港としても栄えたが、現在ではその全てが衰退しており過疎化が著しい。
宗谷総合振興局 稚内市を中心とする北端の地域。地理的に道内の主要都市から遠く離れており高速道路も開通しておらず、交通の便に恵まれない。幌延町は留萌支庁からこちらに移った。
オホーツク総合振興局 かつて網走支庁という名前だった。振興局は最大都市の北見市ではなく網走市にある。
十勝総合振興局 帯広を中心とする地域。広大な十勝平野が広がり畑作農業が盛んで、全国に冠たる農業王国である。
釧路総合振興局 釧路を中心とする地域。産業は漁業と酪農が中心だが、釧路港は工業・物流も盛んで、北極海経由でヨーロッパと結ぶ「氷上のシルクロード」のアジア側拠点として注目を集めている。
根室振興局 釧路の東隣で、ここも漁業・酪農地帯。「根釧」として釧路とよくセットにされる。日本有数の地震多発地帯でもある。北方領土はここに含まれる。
 

北海道(令制)

渡島国 / 後志国 / 胆振国 / 日高国 / 石狩国 / 天塩国 / 北見国 / 十勝国 / 釧路国 / 根室国 / 千島国
このうち千島国は千島列島色丹島で、十州島(北海道本島)にはまたがっていない。ちなみにこの「十州島」という名前も、北海道本島に千島国以外の10の国があったことからそう呼ばれるようになったものである。

その他

道北 / 道東 / 道央 / 道南
「どの地域(市町村ないし振興局)が道北・道東・道央・道南のどれに該当するか」という明確な区分はない。
北海道では行政上、
・宗谷・留萌・上川を道北に
・オホーツク(網走)・根室・釧路・十勝を道東に
・石狩・空知・後志・胆振・日高を道央に
・渡島・檜山を道南に
と区分しているが、日高や胆振地方を道南に組み入れている例や、オホーツク地方を道北に組み入れる例も少なくない。

北海道は他府県に比べ広大過ぎるため、4県(旭川県・釧路県・札幌県・函館県(県名はいずれも仮称))に分割する案も存在するが、この場合はオホーツク地方は旭川県に組み入れる案が提示されている。

この行政上の区分をしてもなお、ひとつの支庁の面積がひとつの府県に匹敵するほど巨大である。それが北海道。

北海道に存在する主な都市


気候

北方にあるので、は寒くが多く、は涼しいというイメージがあるが、実のところ北海道と言っても広大なので、地域により気候風土にかなり差がある。

渡島から胆振・日高の津軽海峡・太平洋沿岸(函館・室蘭など)は、夏涼しく冬は暖かく雪も少なめ(道内比)だが、道央の内陸部や日本海沿いは大量の雪が降り、さらに道北に向かうにつれ冬の冷え込みは厳しくなる。道東の内陸平野部(帯広など)は夏暑い上に冬は連日のようにマイナス20度以下になるが、山沿いの一部を除いて雪はあまり積もらない。最東部の根室・千島地方は夏でもに閉ざされ、湿度が高く肌寒い日々が続く。道北は降雪量の多さに加えて風が強く、特に日本海側の地域では強烈な地吹雪で交通が寸断されることも。

北海道の気候の厳しさを表現して試される大地などと言われたりするが、正直言ってこれだけ多種多様な気候の地域を一緒くたに語るのは大間違いである

道南太平洋側(伊達など)のように、親潮から吹き抜けるやませの影響で一年を通じてそれなりに快適な気候(冬は-10℃を下回る事は少なく夏は30℃を超える事は少ない)の地域もあれば、オホーツク海沿岸の内陸部(野付牛〔現:北見市の中心部〕など)のように、夏はフェーン現象で暑く、冬は流氷で閉ざされたオホーツク海からの風で猛烈に寒い(冬は-25℃ まで冷え込むが夏季には35℃を超える事もある)、過酷な気候の地域もある。

住宅の防寒性能が高いので、家の中に限れば日本の大半より暖かい生活ができる。そのかわり冷房普及率が低かったが、近年は真夏日の増加に伴いエアコンを導入する家も増えてきた。

産業・交通など

  • 日本の食糧基地と自称するほど第1次産業が栄えており、生乳やジャガイモの生産量は日本一。他にも、テンサイ、小豆大豆小麦玉ねぎなどの生産が盛ん。
  • 水産業も盛んで、全国の水揚げ量のおよそ4分の1を占めている。ホタテカニウニ昆布がよく獲れ、江戸時代から北前船で全国に運ばれていた。寿司鍋物など、和食の食材が豊富。
  • 工業は製紙業や鉄鋼業、石油産業など素材工業の比率が多め。農業が盛んなため、製造業においても食料品生産の割合が高い。
  • ニセコはスキーヤーやスノーボーダーの聖地とされており、オーストラリア人に非常に人気がある。
  • 自然が豊かで、著名な観光地を多く有していることから観光業も盛ん。火山温泉も多い。
  • 北海道はアジアの観光客に人気があり、とりわけ台湾人や中国人韓国人には北海道への憧れが強い。近年、日本では海外旅行が身近になったことから北海道の魅力が相対的に薄れてきており、近年の北海道の観光業は外国人観光客の招致に力を入れている。
  • 札幌市ではパソコン黎明期からIT産業が栄えてきたが、ハドソンやウェルネットなど成功した企業が拠点を首都圏に移してしまうのが悩み。
  • 近年は札幌から苫小牧にかけての地域を除く北海道全体での過疎化が進み、結果的に札幌都市圏への一極集中となっている。
  • 北海道には貨物専用線を除いて私鉄が存在しない。国鉄分割民営化により、気候条件の厳しいJR北海道は経営が極めて苦しくなることが予測され、1980年代に多くの道内ローカル線が特定地方交通線に指定されて廃止された。特定地方交通線の廃止後は支線を除けば1995年に深名線が廃止されただけであったが、JR北海道の経営悪化が深刻になってきたことで2010年代以降、再びローカル線廃止の流れが加速しており、2014年には江差線の一部区間が廃止、更に留萌本線日高本線などについても一部区間の廃止が行われたほか、存続する路線でも駅や列車本数の大規模な削減が進められているなど、北海道の鉄道は危機に晒されている。
  • その一方で、2016年3月26日には北海道新幹線新函館北斗駅まで開業し、東京から北海道まで新幹線の線路が繋がった。だが、札幌市への延伸はまだまだ先の2030年頃になると言われており、東京~新函館北斗間も所要時間が4時間を超えることから、経済効果は限定的である。
  • 特に元々の人口密度が低い道北や道東は人口減少が目立っており、旭川市帯広市北見市などごく一部の都市を除いて殆どの市町村が過疎地域に認定されている。近年では北海道第4の都市である釧路市が新たに過疎地域に指定されるなど、都市部でも過疎化が問題となっている。
  • 比較的人口密度が高い道央や道南でも、北海道第3の都市である函館市、北海道第7の都市である小樽市の衰退傾向は長く続いており、両市は過疎地域に認定された。とりわけ、かつて主力であった鉱業が1980年代に急速に衰退したことで、夕張や三笠、歌志内などのかつての鉱業都市の財政状況は厳しく、夕張市は2006年に財政破綻した。
  • LED信号普及率は全国最下位であり未だに電球式信号機が多い。これは北海道の雪が非常に激しく、熱を出す量が少ないLEDでは雪が溶けにくいなどの問題が起きる為である。尚、雪が強く降る土地柄故か厚型のアルミ分割型灯器は原則不採用となっており、一体型になって本格的にアルミ灯器を採用し始めた。ちなみに電球がバンドミラー(70W)なのもソフトホワイト(60W)より熱量が多く、京三製作所に至ってはアルミ灯器移行後もレモンレンズが主流なのはブツブツレンズよりレモンレンズの方が雪国の視認性では良い事も影響している。


北海道出身の主な人物(札幌市除く)

札幌市出身者は札幌の項を参照。

小説家

漫画家・イラストレーター

歌手・ミュージシャン・音楽家

俳優・タレント

声優

その他


北海道出身(もしくは出身と思われる)の架空のキャラクター


北海道を舞台とした作品


北海道を舞台にした楽曲


北海道の民謡など

ソーラン節 江差追分 松前神楽 北海盆唄 ユーカラ

北海道を拠点とするスポーツチーム

北海道日本ハムファイターズ(野球) コンサドーレ札幌(サッカー) レバンガ北海道(バスケットボール)

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