概要
温泉は、薬用成分を含んで地中から湧き出る温水または水蒸気のこと。日本の法律上は摂氏25度以上が「温泉」とされるが、それ以下の温度でも、含まれている成分によっては温泉と定義される。
ちなみに温かくもなく、成分も法的基準に達さないものは「冷泉(れいせん)」という。
多くの日本人は「温泉」というとお風呂として浸かるものを想像すると思われる。温泉の薬用成分による健康増進や疲労回復を期待して、古くから湯治の文化が育ってきた。また日本では温泉入浴がレジャーとして楽しまれることも多い。室内風呂と露天風呂があり、檜風呂と岩風呂が使われていることが多い。
しばしば「湯の花」と呼ばれるぶよぶよした茶色ないし白色の浮遊物がある。これは汚れではなく温泉のお湯に含まれる薬用成分である。
日本の温泉地は全国に約3000か所あるといい(特に北海道と長野県が群を抜いて多い)、各地に「温泉街」があるが、これは日本が火山国であることと地下水の豊富な国である事を意味している。
温泉を利用するのは人間ばかりでなく、野生動物や競走馬のリハビリ等にも使われる。
日本と同じく温泉に恵まれている国にイタリア、トルコ、ハンガリー、アイスランドなどがある。南半球ではニュージーランドが温泉大国として知られている。
活火山の無い朝鮮半島やフランス、ドイツなどにも温泉が散在し、温泉文化が根付いているが、「温泉を飲用する」「蒸し風呂(サウナ)として利用する」「温泉プールとして水泳を楽しむ」「裸で入らない」「医師に処方箋を書いてもらう」など、日本のそれとは様相を異にしていることが多い。
イラストにおいての温泉
イラストにおける温泉には様々なシチュエーションがある。
- 露天風呂を覗きに来る男共→女子たちにフルボッコ→たんこぶを作りながら内湯で涙(もしくは後で怒られる)。
- 湯けむりで何故かちょうどよく隠れる胸や秘所。
- 風呂上りに腰に手を当てビン牛乳を一気飲み。 ※銭湯でもよくあるシチュ。
- ケロリン桶や馬油を出して、あるあるネタで笑う。
- 猿軍団が乱入。
などなど大抵は女性メインで描かれる事が多い。
むしろ温泉などに関して男性キャラは物語進行のネタの一つにすぎない事が多い。
……と思われていたが、最近は腐向けなどが増えたことにより、上記のパターン以外にもシチュエーションが増えている。皆、エロ以外も描こうぜ!
当然だが、覗きはれっきとした性犯罪であり、仮に犯した場合は上述のオチでは済まされない。
最近、各地で混浴風呂が廃止されているのは、ゲフンゲフンな理由からだとか(夫婦や家族で入れる貸切風呂はある)。
またピクシブで投稿されたイラストではその特性上R-18であるものも多い。
余談だが、銭湯・温泉等の公衆浴場において湯船へのタオルの持ち入れはマナー違反である。
昨今のアニメでも意図的にタオルを持たせないパターンが多くなった。
なお、よくある「バスタオルを巻いて湯につかる美女」の構図は、映像倫理上の問題を回避するために採られた苦肉の策であり、特にドラマや旅番組で頻繁に温泉が取り上げられたことによる影響が大きい。
そのため、最近の旅番組ではその旨を伝えるテロップが差し込まれるようになった。
なお海外での温泉は、プール台の浴槽に水着を着用して入るのが一般的である。
ネットスラング
「オンライン専門」の略で、同人誌即売会、オフ会などに行かず、個人サイト、SNSのみで創作活動・同人活動する人間の事も指す。