概要
茶色とは、黄と赤と黒の中間の色である。色調タグの一つとして使われている。語源については、お茶を染料として使ったときの色、茶の実の色などの説がある。
褐色(かっしょく)、栗色(くりいろ)とも呼ばれる。黄色と赤色の中間色である橙色に黒みを足すと茶色になる。特に黒みの強い茶色は焦茶色とも言う。黄色が強くなると黄土色に、色が淡くなると肌色になる。
自然界に多い色であり、目立たない地味な色とされることが多い。
そのため、国内で景観条例が定められている地域では、景観を損なわない色の一つに指定されており、本来ならカラフルなはずのチェーン店やコンビニの看板が茶色と白色に変えられている現象が発生している。
デザインの世界で、茶色は、茶色という色が主体にされることは少なく、アースカラーやセピア調のように、全体に薄い茶色を上乗せする形で使われることが多い。
カフェオレ、ミルクティー、パン、チョコレート、キャラメル、ブラウンシュガーを連想させる色だが、これらは黒や橙色や黄色と形容されることもある。