概要
その性質によって様々な呼び方が存在し、水分がなくなれば砂となり、逆に水分が多くなれば泥と呼ばれる。
また、高圧で押し固められ、硬さを持つ事で石もしくは岩となり、柔らかいが粘り気が強くまとまりやすい成分のものを粘土と呼ぶ。
しかし時折勘違いされているが、例えば砂に水を加えても決して土にはならない。濡れた砂になるだけなので、上述の単純化された関係を鵜呑みにしてはいけない。
我々が思う土(土壌)には鉱物(砂)と水以外にも、枯れ木や枯れ葉、生物の死骸やそれらを分解する微生物などの有機物が多く含まれており、100%有機物でも腐葉土のように土っぽいものになる。しかし有機物のみでは農業に適した土にはならず、砂や粘土など鉱物質も適量含まれていることが望ましいとされる。
土のあれこれ
属性としての『土』
四大元素や陰陽五行説など、古代の科学・哲学理論においても、世界を構築する重要な元素の一つに数えられている。
またユダヤ教・キリスト教においては、人間は神が土をこねて作ったものとしており、あらゆる生命を生みだし、はぐくむ源としての位置づけをしている。
そのほかにも、『故郷の土を踏む』といった一定の場所に踏みこむ事の慣用表現にも用いられる。
神話・魔法に代表されるようなファンタジーやオカルトの世界でも、土や大地を司る神の能力や権限は非常に強く、またゴーレムなどの生き人形と呼ばれる存在の多くも、土から生み出される事が多い。
『死した生命が還るところ』という大地からのイメージも想起されやすく、神聖な意義を持つ事もある。
土のイメージ
大地(地)とほぼ同意義で扱われ、そこから『命を産み育てる母』という温厚なイメージを起こす事ができる。
同時に、地震や火山の噴火といった巨大な天災を引き起こす事から力のイメージも持たれやすい。
温厚・強壮なイメージとは逆に『冷たい』『ジメジメする』という表現にも用いられやすく、特に先述した『死のイメージ』はこのパターンに該当する。
創作物において
もっぱら現在の漫画やゲームでは、先述した属性としての土のイメージにならい、キャラの魔法や必殺技などに属性として間接的に関わっている事が多い。
ゴーレムなどのモンスター、武器や装飾品などに付いていることもある。
『土属性』とも。
また、近年ではサンドボックス系のゲームの普及で、アイテムとしてお目にかかる機会が増えた。
関連イラスト
関連タグ
土からできているもの
土と関係が深いもの
伝承・創作で関連があるもの
テラリア…通常のブロックとして入手できる他、1.4.4.1アップデート『Labor of Love』で、なんとペットとして連れていけるようになった。